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空自のF−1が引退するそうですが、F−1の装備しているロケット弾というのは、攻撃対象は航空機?艦船?車両?ちょっと考えてしまいました。 ご教授よろしくお願いいたします。 こい |
- 航空自衛隊・F1の性能緒元
http://www.jda.go.jp/jasdf/refs/f1panph/shogen.htm
ここからみると、F1のロケット弾は70ミリというのが判ります。空自のページに70ミリ・ロケットの解説が見当たりませんが、DOD101 から米軍の2.75インチ/70ミリ・ハイドラ・ロケットの解説を引くことができます。
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/missile/hydra-70.htm
発煙弾や照明弾など実に多種の弾頭バリエーションがありますが、基本的には歩兵や軽装甲目標に対する近接支援攻撃に用いられる兵器だということがわかります。
ささき
- あれは、MK40系列FFARとMK66ASR系列の2系統ですが
空はどっちだったかな〜前進速度があるので高大気速での直進安定性が良い
Mk40系列の気がしますが。
Mk66系列は、ブースターロケットノズルが自旋式なので、バックブラストによる機体の損傷があるので使い難いはずですが。
(要は旧軍のロケット弾のように斜め横方向に噴射ガスを集中させて回転を付ける方式)
因みにAH−1Sも同じ物が使えますがMk40はフィン安定式の為加速中に受ける
ダウンウッシュの影響によりMk66よりホバリング射撃での命中精度がかなり悪くなります。
その為Mk40は使えるけど在庫を使い切った時点で使用停止。
ただし、わざわざクラスター爆弾積める筈なのにほぼ同じMk66用対軽装甲子弾のJM261多目的親子弾なんぞ搭載する意味がない。子玉の数も1桁しか内蔵してませんから。
Mk40なら10ポンド榴弾が多いはずです。一応着発信管とVT信管付きますので。
・・・・
- ささき様、・・・・様、ご回答ありがとうございました。
F−1は対艦攻撃機という認識でしたが、対空・対地も重要な任務だったんですね。
こい
- >3. 空自のページに「支援戦闘機とは」の解説がありますよ。
http://www.jda.go.jp/jasdf/refs/f1panph/index.htm
装備等→ギャラリー→装備品パンフレット→F−1という順に辿らなければならないので、少々見つけにくいかも知れませんが。
>対空戦闘
F1は要撃任務も考慮されていますが、その時は空対空ミサイル(サイドワインダー)4発を装備するようです。もともと2.75インチ・FFARロケットは米軍において対重爆用の迎撃兵器として開発された過去があり、またベトナムでは出会い頭に斉射したロケットでMiGを撃墜した事例もあったかと思いますが、現在では有効な空対空兵器だとは考えられていないでしょう。
ささき