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現代のプロペラ軽攻撃機、スーパーツカノに興味があります。 最高速度、馬力、重量などの諸元を教えてください。 またこの機体は対ゲリラ戦闘用と聞きましたが、小銃や機関銃などで 銃撃された場合に速度がジェット機と比べて遅いため 弾があたりやすいのではないかと思います。 たとえば攻撃目標である地上で静止している12.7mm機関銃座があり、その周りに20人のゲリラが7.62mm小銃を構えているとします。 ここへスーパーツカノが機銃掃射を加えようと突っ込んで、ゲリラはそれに対して 機関銃から20丁の小銃を一斉にスーパーツカノへ向けて連射した場合 どうなるのでしょうか? よろしくお願いします。 F6F |
- 性能仕様とかはこちら。Google で EMB-312 を引いてトップで出た項目。
http://www.combataircraft.com/aircraft/temb312.aspx
7.62mm 弾は地上で静止目標を狙っても 1Km 程度の有効射程しかありません。低速とはいっても 300Km/h 以上で飛ぶ移動目標、しかも地上数百〜千メートル高度を飛ぶ飛行機に対し、20 挺そこらの自動小銃を撃ってもまぐれ当たりしか期待できないでしょう。
一方、飛行機のほうは機銃だけでなく爆弾やロケット弾も持っています。もしかすると生身の兵隊には最も恐ろしい武器、破片クラスター爆弾を抱えているかも知れません。そして 7.62mm であっても火器の発射火炎は上空からたいへん良く見え、「私たちはここですよ、よく狙ってください」と言っているようなものです。突っ込んでくる敵機に対し歩兵銃での火力応射を指示するゲリラ指揮官は勇猛かも知れませんが、自らの部隊に全滅のリスクを負わせる愚を犯していると言えるのではないでしょうか。
もっとも、ツカノくらいの軽攻撃機は小口径弾の「まぐれ当たり」でも深刻な損傷を負う可能性があることも確かです。なので対空火力が懸念されるような作戦には投入しないことが建前ですし、機銃掃射よりも高い高度から有効な攻撃が行える爆弾かロケット弾を使うことが推奨されるでしょう。明らかにこちらを視認している対空銃座に対し、自らも機銃掃射で対峙しようというパイロットも、これまた愚かなほど勇猛ですね(笑)。
ささき
- >1
ささきさん、スーパーツカノはEMB-314でっせ。
http://www.airforce-technology.com/projects/super_tucano/
このページにあるように、コクピット等にはケブラーの防弾も施してあるので、軽火器程度では致命傷を負わすのは大変でしょう(つまり、まぐれ当たり程度では深刻な損傷は避けられます)
またスーパーツカノは赤外線とレーザーによる監視照準装置を備えています(FLIRですね)当然ですが最新の戦術コンピュータとつながっておりHUDに状況が表示されます。
ご質問のような状況では、対空銃座の射程外(上空から速度の上乗せまでされる飛行機搭載機銃は地上のそれよりも当然ですが射程は長いです)から、コンピュータとレーザーの支援を受けて正確な照準に基づく銃撃を送り込んで一方的な虐殺をすることになるだけですね。まぐれで被弾しても操縦士はまず無事ですから、落ち着いて始末することが出来るでしょう。
もちろん爆弾やロケット弾等を用いても、より一方的な殺戮が可能です。
少なくともゲリラ側としては対空機銃を囮にして携帯SAMを隠し持って待ち構えるとか、敵地上部隊に近づいて空襲を封じる等の工夫をする必要が生じるでしょう。
SUDO
- ささきさん、SUDOさん、ありがとうございました。
現代でもプロペラ攻撃機の需要があるなんて夢がありますね。
ゲリラ側もセスナに機関銃積み込んでWWさながらの空中戦!!!なんて事には
ならないですね。
スーパーツカノ対ジャット戦闘機のドッグファイトとか見てみたいですね。
AAMとかは機敏な旋回で全部交わして後は機銃同士のドッグファイトとか。
やっぱりならないでしょうね。
いやしかしスーパーツカノの諸元を見ているとWWIIのレシプロ機がプロペラレシプロ機として完成の域にあった事がわかりますね。
スーパーツカノのファンになってしまいました。
ありがとうございました。
F6F