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以前、最初の郵便飛行に出発するサルムソン2の写真について教えていただきましたが、サン・テグジュペリやメルモーズ関連の本を読むと、ラテコエール社はもっぱらブレゲー14をつかっていたようで、サルムソン2はこの2人中心にみた場合は一度もでてきたことがありません。登場時期が同じで、素人目にはサルムソン2のほうが全体的に形がスマートで、パイロットの真正面に排気管があるブレゲー14よりいいような気がしますし、1936まで会社も存在しています。 ブレゲー14がかくも使われた理由とはなんでしょう? 私は、作られた数が多かったから払い下げ値段も安かった、くらいの理由しか思いつきません。 この差はどこからきたのか、なにかお教えくだされば幸いです。 まるき |
- ブレゲー14は元々爆撃機で主翼がかなり大きく、強力な300馬力のルノーV12エンジンの恩恵もあり、重量物運搬に向いており、金属骨組みなので頑丈だったあたりが愛用された理由ではないかと思われます。
サルムソンも優れた傑作機ですが、液冷星型のエンジンは水漏れ等の面倒がありそうですし、230馬力とやや非力ですから、フリートの主力にはブレゲーに比べると不足でしょう。逆にやや高速で航続力もあるので、便や航路を選んで用いるというような使い方になったのではないかと思われます。
SUDO
- ラテコエールの運送部門(Lignes Aeriennes Latecoere)が使っていたBr14は払い下げ品ではなく、戦後製造の新品の輸送機型Br14T bisのようです。
これをどーんと100機購入しています。
対するサルムソン2は戦後に製造した分も軍用偵察機として作られています。専用輸送機型はなく、払い下げ品の改造機しかありません。
要するにブレゲーは戦後の民間航空需要に素早く且つ柔軟に対応し、そしてラテコエールは機材への投資を惜しまなかった、またかなり本気で事業を立ち上げたということかと思われます。
また、一時サルムソン改造機をフリートの主力としていた会社もフランス・ルーマニア航空(Franco-Roumaine airline)などいくつかあるようですが、使用期間は1920年代初めの数年にとどまるようです。
こちらはまず安い機材で事業を軌道に乗せ、いったん資金確保してから新型を導入しようというつもりだったのでしょう。
まなかじ
- おふたりともありがとうございます。
で、僣越ながらまなかじさま…どこからそのような資料をご入手されておられるですか? 唖然としました。よろしければお教えくださいませ。
まるき
- 恥ずかしながらぐぐってるだけです(ぉ
まなかじ
- >4
ぐぐるのは、まず私もやりますが、ここまでクリティカルな結果がでません。なにか航空機・軍事をぐぐるのに、特別なコツでもあるのでしょうか?
まるき
- 今回ので言えば、「Latecoere Breguet 14」から入って「Lignes Aeriennes Latecoere Breguet 14」で絞っています。英文でないサイトで中った記事はWorld Lingoで訳してアタリをつけてます。
サルムソンは「Salmson transport」から入って流し、「Salmson 2A2 1920」で多少の裏取りを試みただけです。こちらは英文だけで済んでます。
まなかじ