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グッドイヤー社がF4Uのライセンス機FG-Aで、水滴型風防への変更を 強く提案したのに却下されたのは、どんな理由からでしょうか?F8FやF2Gでは採用してるのに.... まさのり |
- 元記事が出てこなかったのですが、グラマンテストパイロットだったコーキー・メイヤー氏の手記で、グラマン社で F6F の水滴風防型を作ってテストしたところ方向安定性不良や急降下時に風防が吹き飛ぶ事故などが発生し、しかし戦時増産に拍車がかかっている最中に詳細な原因調査や対策検討をやっている時間はなく、グラマンにおける水滴風防の採用は F8F まで延期されたという記事を読んだことがあります。F4U/FG の場合も似たような事情(戦時増産による圧力)があったのではないでしょうか。
ささき
- 方向安定性と言えば、マスタングやサンダーボルトはドーサルフィンで対処してますが、ゼロ戦や隼等の機体では、方向安定性の問題は起きなかったのでしょうか?
まさのり
- マスタング・サンダーボルトのドーサルフィンは、
水滴型風防への設計変更に伴う胴体側面積の減少を補う意味で付けられています。
零戦や隼の風防は設計変更の結果ああいった形状になった訳ではないので、
生産途中から垂直尾翼や胴体側面積の不足が生じる事はなかったはずです。
(このあたりはより詳しい方のフォローが必要かもしれません)
ネコ丸