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Me262は、機体断面が、おにぎり型(三角形)になっていますが、どういう理由からでしょうか?下方視界が悪くなるデメリットしかないような気がします。他にこのような機体はセンチュリー・シリーズ位しか思い当たりません。 ねのひ |
- 主翼の付け根にフィレットが着けられる理由と同じです。自分で調べてみましょう。
kazz
- 「Me262のおにぎり型の機体断面には下方視界が良くなるメリットも在る」と本などには書かれておりわたしもそう思っていたのですが、ねのひ様はどのような理由で質問の様に思われるのか、興味あります
にも。
- 主翼が薄いです。
車輪はどこに引き込めましょう?
http://www.zootoyz.net/media/61087-6.jpg
下方視界が遮られるのは、紫電のように風防直下で胴体が丸くなっている場合です。キャノピー内からの見通し線上に胴体が張り出していると、下が見えません。
片
- 質問者です。
1< kazzさん、ちょっと調べてみましたが、ジェット機でもフィレットが付くのはP-80頃までで、それ以降はなくなっているように見えます。
それとも、ブレンデッド・ウィングボディのさきがけだったとか?
2< にも。さん、Me262の平面図を見ると、胴体(の底辺)がキャノピー幅の倍近くあって、下方視界が悪くなるとしか思えないのです。
胴体は、エンジン又はキャノピー幅ギリギリまで切り詰めて、視界を確保するのが常道ではないでょうか?
MK108を4門搭載すると、切り詰めてもおにぎり形になってしまうのでしょうか?ミーティアでも機体断面は楕円形に近いです。
ねのひ
- 3< 片さん、ありがとうございました。
ただ、ますます主翼が薄いはず、の超音速機群は、車輪収納の問題をどうしていたのでしょうね?
あと、追加質問ですみませんが、Me262の翼型はそれほど特異な(薄い)ものだったのでしょうか。
ねのひ
- 1、亜音速や超音速では空力が変化しますので、それ以下の速度域の機体とはフィレットの必要性や形状が異なってきます。
2、もちろん、キャノピー幅に胴体を収めれればベストですが、タンクや武装、その他を収納するために太くせざるを得ないとしたら、円断面より三角断面のほうが下方視界は良くなることは分かると思います。
ハ140
- >5.
>超音速機群は、車輪収納の問題をどうしていたのでしょうね?
いろいろ苦労していますが、中翼・肩翼機では胴体内引き込みの機体が多いです。
低翼機ではノースロップ F-5 の主脚処理が Me262 に近いかもしれません。デルタ低翼のミラージュや F-102/106 も主輪格納部を胴体に食い込ませて容積を確保していますし、 中翼機では MiG-21 が類似の方法を取っています。
胴体容積を借りずに主翼内引き込みを行う例としては F-4 ファントムや A-4 スカイホーク(90度ひねって前方引き込み)があります。
ささき
- >5
ちなみに、http://www.afwing.com/intro/me262/new/1.htmにあるP.1065というのが計画初期案ですが、車輪を翼内に収容できなくて様々な工夫が凝らされています。
Me109でも後期型は車輪収容部の翼上面に巨大なバルジが必要となっておりますよね。
片
- 4<胴体は、エンジン又はキャノピー幅ギリギリまで切り詰めて、視界を確保するのが常道ではないでょうか?
Me262の燃料タンクは900Lが2個、補助として170Lと600L。合計2,570Lという大量の燃料を胴体内に積むんです。(世界の傑作機より)
ちなみに零戦は500L前後(翼内タンク込みで)。全長、全幅で1.5mしか違わない機体のそれも胴体だけに5倍の燃料を積んだのが、Me262です。
キャノピー幅が零戦と大差なければ、そんな幅の胴体にコレだけの容量はまず入りますまい。
ちなみに、ねのひさんが言う胴体下部の狭いMe262というと、日本の橘花が近いかと思いますが、燃料搭載量は700Lとか(他にも理由はありますでしょうが)。
モデラン
- 視界に関していえば、主翼付け根あたりの視界は、Bf109やFw190と較べてもそれほど悪いようには思えません。(プラモデルで比較しただけですが)むしろエンジンナセルの前端が大きな障害になります。これは操縦席を前方に移す以外解決できません。丸型胴体の下に主翼をつけて大きなフィレットをつけるか、中翼配置フィレットなしにして、二つのエンジンの間に胴体を割り込ませるか、実現したように、おむすび型にするかを選べば、おむすび型がベストのように思えます。
Mit
- 皆さん、ご回答ありがとうございました。
側面形は文句なしにかっこいいMe262ですが、上から見ると、どうにもデブに見えるので気になっていました。
ねのひ