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いつも楽しく拝見しております。米海軍のF2Aバッファローについて質問しま す。太平洋戦争初期に主役艦戦の座をF4Fへ譲り渡したF2Aですが、複数の書物 や、幾つかのサイトで見受けられる評価は「零戦や隼の圧倒的な優勢」「日本 機にまったく歯が立たなかった」というものです。個人的にはF2Aが性能に劣 るとは言え、状況次第で零戦なり隼なりを撃墜したケースは僅かでもあるので はないかと思うのですが、対日戦において、F2Aが一瞬でも輝けたケースは存 在したのでしょうか?宜しくお願いします。 ベルデモント |
- 蘭印軍に配属されたF2Aのパイロットで零戦を撃墜している方がいました。
Van Helsdingen大尉:九七戦、零戦、1式戦を各1機撃墜
Deibel中尉:九七戦2機、1式戦1機撃墜
Bruggink軍曹:九七戦、零戦を各1機撃墜
書物で言われるほど一方的に撃墜されていたわけではなかったんじゃないか?
と思いました。もっと調べてみます。すみません。
ベルデモント
- 『大空のサムライ』などがいいと思います。
海坊主
- 大空のサムライ読むよか
南方侵攻航空戦(大日本絵画)でも読んだ方がマシでしょう(^^;;
連合軍の視点から書いてるのでF2Aの活躍なども当然読めます。
P-kun
- >海坊主さん
有難うございます。実は『大空のサムライ』の「バッファロとの戦い」の
下りは読んでみたのですが、4機のF2Aが12機の(しかも坂井三郎を初めと
する)零戦によって血祭りに上げられて行く様が(;;)克明に書かれて
おりました。F2Aは確かに見栄えも悪いし、運動性も悪いかも知れないん
ですが、速度は初期の隼にも負けておらず、機体はむしろ頑丈そうで、先に
高空から発見し、先制したケースがあれば、零戦や隼にも圧倒した瞬間は
あったんじゃないか?と思ったわけなのです。それにしても、坂井三郎氏の
撃墜方法が「落ち穂拾い戦法」と笑いのネタにされていたのが意外です^^;。
>P-kunさん
有難うござういます。『南方侵攻航空戦1941−1942』でよいのでしょうか。
F2Aが活躍しているのですか?書籍のサイトで見てみたんですが、お値段の
ほうも、なかなか立派な(^^;;)気がしますが、頑張ってみます。やはり、
各国の評価などを見るためには、かなりの出費は覚悟せねばならないんです
ね・・・零戦や隼を蹴散らす、凄い内容だったら、どうしよう。
ベルデモント
- 英語が読めるなら、Buffaloes Over Singapore(Brian Cull他著:Grub Street)」をお読みになるのも手かと。何せこれは「B-339バッファローのマレー・シンガポール、及び蘭領インドネシア上空での活動記録」”だけ”で一冊の本にしてしまった上に、英軍バッファローの機番毎の最終状況一覧や、英蘭軍のバッファローが挙げたとされる戦果一覧まで載っているという凄まじい本ですから。
大塚好古
- >大塚好古さん
有難うございます。バッファローの戦果一覧表まであるのですか。調べてみま
したが、これも値段が立派な‥(^^;;)。しかし、紹介文だけでもかなり興味
をそそる内容です。12.7oを2挺降ろしたり、無駄を省いて重量軽減させた
スペシャルB339が他機より1,000ポンド軽く、速度で30マイルは速かった。
その結果、パフォーマンスにおいてゼロ戦にもひけを取らないものとなった、
これは期待できそうです。と思ったら、「油漏れでフロントガラスが覆われ
た。隙間から敵機を見て350ヤードで射撃した。1連射で3挺の機銃が止まり、
続く2連射の後、残る機銃も止まった」というトホホな話もあり面白そうです
。
どこの航空部隊も、何だか似たような問題を抱えていたんでしょうか。
英語は読めるほどではありませんので、それなりの覚悟も必要ですが、軍事
的な記述の英文なら努力して何とかなるかも知れないので、手に入れたら
頑張ってみます。(翻訳ソフトだと、4挺の0.5インチの銃を、4.5インチの銃
と誤訳したりするんですね。)有難うございます。
ベルデモント
- ゴミですいません。
バッファローならやはりフィンランド空軍じゃないでしょうか。ゴミのようなバッファローが、フィンランド上空では鍵十時
の識別マークを付けてソビエト機をバッタバッタとなぎ倒して痛快そのものです。
む
- >む さん
初めまして、ゴミとはとんでもないです。フィンランド空軍のパイロットに
よれば、太平洋でのバッファローの苦戦は「使い方が悪かったんだろ」との
一言らしいんですが^^;、向こうの状況もまた色々なものがあると思います
から、私も対日戦の書物を読んでからきちんと調べてみようかなぁ、と
思っています。(2冊ほど買ってしまって、懐が寂しいんです)
フィンランド空軍は他国が見捨てた機体の、まさに吹き溜まり状態だったよう
ですね。
ベルデモント