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どうも、MSNと申します。 ふと疑問に思ったので質問しますが、太平洋戦争当時のレシプロ戦闘機用の燃料を現代のジェット戦闘機もしくはヘリコプターに入れた場合、ちゃんと飛んだりするのでしょうか? MSN |
- http://www.jal.co.jp/jalcargo/shipping/mame/392.html
ふと疑問に思ったらここに書き込まれる前に検索されてはいかがですか?
ご覧の通り、燃料系統そのものが違います。
極僅かな例外(レシプロエンジンの旧式ヘリコプターとか、異様にタフなエンジンとか)以外はまともにつかえません。
居眠り将軍
- 航空3204が参考になると思います
わんける
- 話を要約すると二次大戦時の高性能レシプロエンジンの燃料は
ハイオクタンガソリン。
現在のジェット機は基本的には灯油です。
軍用機の場合はちょっと違って米軍機でいえば海軍がJP−5で灯油系(ケロシン)。空軍系がJP−4でケロシンとガソリンの混合物であるので
ガソリン系ジェット燃料と言う言い方をされています。
また上記の航空3204にある湾岸戦争時に統一で使われた
と言われるJP−8はJP−5に近いケロシン系(純灯油に近い)
の燃料で今後はこの系統に統一される方向にあるとのことです。
海軍がJP−5を使うのはもちろん空母上での運用にあたっての
耐火性ですね。ガソリンよりも灯油の方が発火点が高いので。
空軍がJP−4を使うのは充分な支援施設のない前線での始動性の良さ
か?
もともとJP−5仕様のものに同系列のJP−8を使うのは問題ならないと思いますがJP−4仕様にJP−8を使うにあたっては何かの添加物を混合させてかつ短時間の運用だと思われます。二次大戦時はレシプロエンジンよりも劣質燃料で回るタービンエンジンは日本でもドイツでもより許容範囲が広く歓迎されていたようですが現在のジェットエンジンはより高性能を要求される為よりデリケートです。
したがって現代のジェットエンジン(純ジェットとターボファンでも違うと思うが)緊急時にハイオクガソリンを灯油とうまく混合させて添加物
を加えれば使える可能性はあるがトラブル続出でまともには使えないと言うのが結論でしょう。
航空用ハイオクエンジンは有鉛ガソリンなのでその面も有害ですね。
ちなみに航空自衛隊ではF−4・F−15ともにJP−4を使用しています。
ROCKS
- 私の探し方が悪かったせいか、気付きませんでした。お手数をおかけしました。
NSN
- 航空2713にもジェット燃料の話のっていますね。
ROCKS
- すみません。便乗質問ですが、空自の基地で見かけるF15用の燃料補給車には、JP4Aと書いてあります。
F4用の燃料補給車には、JP4とありました。
JP4とJP4Aの違いはなんなのか、教えていただけませんでしょうか。お願いします。
コバンザメ