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戦記を読んでいると、第2次世界大戦中のドイツ空軍では、戦闘機で不時着陸した際に「航空時計等を機体からはずして(携帯)その場から逃げた」との記述を見かけますが、その理由はどのようなものでしょうか。精密な機械で高価、秘密性のあるもの、簡単に取り外せるものを持ち帰ったと考えてよいのでしょうか。どなたか、ご教授お願いします。 参考図書”203の勝利”リッペルド著P163「私は機内の時計をはずし、無線電信装置を取り出しパラシュートを小脇に抱え込む。蓄電池は残念ながら携行できぬ・・・」 つっち |
- 無線機の部品の中で、水晶が高価だったと聞いたことがあります。
ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%99%B6%E6%8C%AF%E5%8B%95%E5%AD%90
霞ヶ浦の住人
- 日本軍の話ですが、無線機に使われる水晶で無線の周波数が知られてしまうので、不時着の際は完全に処分するか死守する事が厳命されていたようです。
ですから、無線電信装置を取り外すのは機密保持の為と思われます。
あっ・・でも「蓄電池は残念ながら携行できぬ・・・」とありますから、連絡用に取り外したのかもしれません。
航空時計は普通に時間確認用に取り外したと思われます。
ご参考に。
にぽぽ兵曹長
- ウィキペディアなんて2ちゃんのまとめサイト程度のしんぴょうせいですよ。
さむらい
- http://www.yokohamaradiomuseum.com/index.html
こちらにドイツ軍の機上無線機も展示されていますが、これを外して持ち出すのはかなりな手間が必要に見えます。また片手でちょっと持って歩けるようなものでもなさそうな・・・・敵地での不時着なら、飛行機ごと燃やした方が早い気がしますねぇ。
>1
水晶が高価である、というのは個人の貧乏素人無線家には確かにそうでしたが、軍用としてそれほど高価であるとは思いません。それよりも、確実に発振する水晶片を失いたくない動機のほうが大きいと思われます。
>2
機密保持はありそうですが、往時の送信機はそうそうたくさんの周波数を持てたわけじゃありませんので、周波数隠匿することにどれだけの意味があったのかは疑問がありますねぇ・・・不時着後の規定行動としてならわかりますが。
それと、無線機持ち出しても、ちょいと簡単に交信するってわけにゃまいりません。まず、アンテナ(導線が必要です。それもかなり長い。)作らにゃいけませんし、それの整合とってから、やっと送信できます。バッテリー持ち出しても、それだけではだめで、電源装置(直流変圧器などと呼ばれる、モーターが付いたもの)も一緒に持ち出さないといけません。
真空管時代の話ですから、今と違って相当に厄介なんですよ、無線交信ってのは。
elebras
- 「3>さむらい」様への回答。
その他、質問1077 回答8 「富士見町」様の書き込みを、お読みください。
http://www.warbirds.jp/ansqn/ansq09.cgi
霞ヶ浦の住人
- >5.
私が言っているのは、「少なくとも科学分野に関しては十分信頼にたると検証されている」ことですよ。
霞ヶ浦の住人さんが1.で参照しているのは「水晶発信子」ですが、参照されたページにはかつて値段が高価だったとは一言も書いてありません。自分の発言をサポートする内容がウィキペディアに記載されているかのような書き方はいかがなものかと思いますが。
その他の1077に関しても、ウィキペディアが米軍陰謀説を支持しているかのように思わせる書き方をしていることに対する注意のつもりなんですけどね。
富士見町
- そもそも「少なくとも科学分野に関しては十分信頼にたると検証されている」のは英語版の話では?
日本語版が信頼するに足りるかは別問題です。
スダコフツ
- そういや英語版のWikiでミリタリー系の物を見てみると、
モノによってはやたら詳細な解説がされてるものがありますね。
名無しさん
- 大変参考になりました。
みなさん、どうもありがとうございました。
つっち