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艦用ガスタービンの技術的解説に低圧圧縮ファンと高圧圧縮ファンとの間に中間冷却器を装備して圧縮過程でのエネルギー損失を減らし、さらにアニュラー式燃焼器に送られる圧縮空気を排気ガスとの熱交換器を通して排熱利用する案がありましたが、実現可能なのでしょうか?
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- (専門的な知識は持っていないですが)いづれも既存の技術の組合わせによる艦船用ガスタービンの効率向上案の様に見えます。以下は一般論ですが、実現は構造が複雑になる分の重量や容積、製造コストの増加分と、それに対して得られる効率との損得勘定だと思いますが。
- ICRガスタービンですね。米海軍で実用化に向けて開発が進行中ですから十分可能だと思います。原理的には難しいところはないと思いますが,熱交換器など全体をいかに小型化できるか辺りが問題だと思います。航空転用型ガスタービンの燃料消費率が250g/PS h(熱効率24%)前後に対し,180g/PS h(同33%)位まで向上します。ちなみに舶用のターボチャージャー+インタークーラー+スーパーチャージャー付ディーゼルは120g/PS h(同50%)前後です。軍艦には珍しく「地球に優しい」技術なので私も応援(?)しています。
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