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日本海軍の艦砲で3連装というと、最上級の15.5サンチぐらいしか思い浮かびませんが、何故でしょうか?
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- 大和もそうですが、多分に技術的な問題でしょう。
- 3連装砲は左右の砲身に挟まれている真ん中の砲身の砲尾の開閉機構やら揚弾庫からの給弾機構にそれなにりノウハウがいるらしいです。それから一斉射時の砲弾間の干渉も発砲遅延の様な工夫をしないと散布界に影響します。
- 便乗質問ですが、日本海軍が使っていた発砲遅延装置と同様の物は、他海軍でも使われていたのでしょうか?
- ↑以前、こことは別のMLで質問した事があるのですが、「やってる」「やってない」と意見バラバラでした。「世界の艦船」とか調べても書いてないですね(どうなんでしょう?)
- 連装砲塔の散布界の問題については米海軍では条約型巡洋艦の3連装8インチで問題になりました。対策としては、砲弾の弾長を短くする(4.5口径→3.5口径)、発砲遅延回路(Deley Coils)の装備も検討されましたが、前者は射程や貫徹力の低下、後者は発射速度の低下が嫌われて採用されませんでした。実際に米海軍が取った対策は、従来の同一砲鞍方式を止めて各砲身を独立砲鞍方式にして各砲身が各個に弾薬装填を可能にする事と各砲の間隔を広げる事で、Mk.12ウイチタ級重巡より採用されました。
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