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18 日本海軍は空母用のカタパルトを持っていなかったのに、どうして天山などの重い機体を飛ばせられたの?

  1. それなりの速度が出でて大きな空母であればなんとか飛ばすことができたようです。ただし、20ノット強の速度じゃだめしょう。


  2. 小型空母では、離陸促進用ロケットを使用しました(使い捨て固体ロケット・ブースターで、離艦後に切り離します)


  3. 航空戦艦に改装された伊勢、日向では攻撃機として彗星33型(?)改造機を水上機用カタパルトで発進させる計画があったそうです。特殊な架台に脚を引っ込めた状態で飛ばすようです。


  4. 何の文献かは忘れましたが、マリアナ沖海戦の時飛鷹級は艦攻や艦爆に天山や彗星の搭載機数は一個中隊の6〜8機程度で、残りは零戦改造の戦闘爆撃機や九九艦爆であったそうです。つまり滑走距離の短い戦闘爆撃機や九九艦爆が先に発進し、その後重い天山や彗星が飛行甲板を目一杯使って発艦したようです。飛鷹級は最大戦速でも26ノットのため発艦時の合成風力が足りずこのような状態になったものと思われます。ちなみに離艦促進用のロケットブースターは、大戦末期の彗星43型などの写真に見られますが、母艦作戦では使用されていないと思われます。



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