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890 何かと"最強レシプロ戦闘機"の肩書をひっさげて、さまざまな本の紙面に登場するTa152ですが、これは、どういった基準で言われていることなのですか? 又、好みを除き、他の飛行機と各性能を見て公平に判断しても、その"肩書"に値する機体と思いますか?(すいません。個人的に非常に好きなもので、あまり客観的に見れませんので)

  1. 高度1万メートルで最大速度700〜750km/hの快速であることと、タンク博士がP-51に追尾された時、パワーブースト使用で振り切ったという有名なエピソードのなせる技といったところでしょうか。


  2. あくまでも、国情を無視しての話しでの『単体での高性能』でしょう。個人的にも世界最強だと思います。貢献度とか含めればまた別の話しですが。


  3. 世界最強かもしれないけど、世界最良ではないでしょう。航続距離短いし。


  4. Ta152Hは翼を見れば一目瞭然ですが、高々度飛行用の高アスペクト比の細長い主翼では中高度以下の戦闘は相当苦しい機体だったことでしょう。Ta152Cも基本的にはFw190Dなわけですから多少高速であってもFw190Dと同じく鈍重で搭乗員からはあまり評価されない機体だったのではないでしょうか。


  5. 実際の重量は、P−51DよりTa152H−1の方が0.4tくらい軽くなかったですか?


  6. 操縦性等なんか含めればP-51より劣ってたのでは?戦闘機は「生産性」とか「貢献度」「性能」「整備性」等をもって最強の評価にあたいするのだと思います。Ta152は、あくまでも単機の性能ですので試作機で高性能を出したのと、たいしたちがいは無いと思いますが。


  7. どちらもよく似たFW190D−15あたりとTa152はほぼ同時に開発、生産されていますがTa152っていったいどういう位置づけの機体だったのでしょう?


  8. Ta152は高高度用と思ったのですが、C型のことを考えるとそうもいかないですね。Fw190Dのさらなる性能向上型といったところでどうでしょう?D-15はA-8の頭と尻尾をTa152Cと共通化したとのことですから、単なる間に合わせでは?


  9. A−8の頭と尻尾をTa−152Cにして、更に主翼を少し延長するとそれはTa152Cじゃないでしょうか?


  10. ドイツ空軍としては最初から高々度戦闘機が造りたかったわけですが、高々度性能の良いエンジンが中々できなかったので、とりあえずA型よりは中高度以上の性能が向上したD型を量産することにしたのでした。


  11. (続き)ですから、本命はTa152Hなわけです。でTa152Hですが、1.旋回性能はFw190シリーズ中最高 2.横転性能は低下したとはいえ元のFw190Aが世界最高の横転性能を持った機体だったので、それでも並み以上で、スピットファイアなんかよりは上だったと思われます。


  12. (さらに続き)結論から言うとP−51と戦闘しても、パイロットの腕が互角なら優位に戦えたと思います。ただし、最高速度という点で言えばヨーロッパで実戦に投入されたレシプロ戦闘機の中では「P−47M」のほうがほんのわずかながら上ですね。


  13. 翼幅14mのTa152Hは横転性能はちょっと疑問でしょう。またH型がTa152の本命とも思えません。Ta152C、あるいは層流翼のTa153が本命なのではないでしょうか?


  14. Fw190Aシリーズの液冷化の開発目的がBMWエンジンの欠点だった中高度以上での性能ガタ落ちを改善する為で、その点、D9は期待の高高度性能の向上は僅かだけど全般的に性能が向上したんでまず採用され、本来の高高度戦闘機の本命としてTa152Hが作られた訳ですから、あくまで本命はH型の筈です、C型はあくまでその派生型の筈。ただしTa152Hが完成した時点でドイツ空軍の中心はジェットに移行していてMe262の離着陸援護機として低空で使われたのは、この機体にとって不本意だったでしょう(ついでにB-29が対日戦にまわされたのも)(T-SATO)


  15. (↑誤解されない様に)大戦末期のドイツ空軍がジェット主体になったのは“数の上"では無く、あくまで計画としてです(大戦末期のドイツ空軍では、もうレシプロ機が活躍する余地などなかった)。Ta152Hも1945年以降は本来の「高高度戦闘機」から「援護戦闘機」に仕様書の名目が変わったそうです。(T-SATO)


  16. Ta153は、Ta152の性能があまりに良かったのでボツになったと、何かで読みました。



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