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紫電の翼下のバカでかいガンポットを取り外したにもかかわらず、紫電改の最高速がほとんど向上していまいのはなぜでしょう?
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- 日本機のカタログ性能ってあんまあてにならんがや、、、。一応、規定どうりの弾と燃料を積んで計るそうだけど、エンジンの質とか紫電と紫電改で違いそうだし、、、、試作で紫電改は630km/hrは出たとか
- そもそも、強風の火星から500馬力UPの誉に換装したのに最高速の向上がたった100km/h程度というのが納得いきません。紫電は火星のままでよかったのでは??
- 誉の実際の出力が排気量相応の1600馬力程度だったと考えれば600キロの速度にも納得がいきますよね。ということは、火星の後期型あたりで1800馬力を発揮させていれば、とか、私も考えてしまいます。もともと紫電は立派に火星が積めるんですからね。
- 紫電改のリファインは軍用機としての実用性を重視していて最高速度の向上の方には向いていない様に思えるのですが、空力に詳しい方、如何でしょうか。
- 強風/紫電/紫電改は高速機向けに層流翼を採用していますけど、あれは工作が荒いと逆効果なんで、紫電改の頃にはかなり生産能力が下がっているから量産機では機体の工作不良が誉の不調と併せて性能低下になった可能性も(紫電改の写真を見ても表面が凸凹なんですけど^^;)
- 500馬力向上っていっても武装増大やらエンジン重量、防弾なんかで機体重量があがれば高速時のCL/CD比が低いのでモロに速度低下に効くとおもふぞ、、、
- モデルアート臨時増刊No.304によると、機体再設計の結果自重で197Kg、全備重量で250Kg増加しているそうです。これも原因の1つでは?
- ううん・・。紫電改の試作機(データを計測した機体)ってかなり早い時期に完成してるんですよね。だから紫電に較べて「仕上げが粗い」ことはないんじゃないか、と。やっぱり高速を狙う点から考えると、紫電の中翼の方が理論的には有利な気もします。紫電は改より、あのまま18気筒版の火星、ハー42で2300馬力/700キロを狙った「超」紫電を造って欲しかったなあ。名機にはなれそうにないけれど・・・。
- 中翼配置で胴体真円で前方ななめ視界最悪、油圧伸長式脚で足折れ多発、あのレイアウトは駄目です。VDMプロペラとあわせて誉も最悪、いいとこなしですな>紫電
- 日本人ってカタログデータが好きですね?最大速度とかより上昇力とか、急降下性能の方が重要では?
- 電装品と燃料をアメリカ製に変えるとF6Fがついてこれなかったらしい。
- 下記補足 紫電改はオクタン価92のものを使用して計画速度648km/hとなっていたが実際戦争後期でオクタン価88ぐらいがやっとだったそうです。(米軍は当時オクタン価120だったそうです)
- 紫電改が背面降下で急降下制限速度を計測したさい850km/hrを超えても大丈夫だったそうです
- ↑でも量産に入ってから急降下中に空中分解事故を起こしているでしょう?(原因不明のまま終戦です)。飛燕や疾風など急降下での空中分解事故など聞かないし空力的になんか欠陥があった様に思うのだけど。
- 戦争末期には退避降下時に方向舵を強度規定以上に操作して急激な横滑りで回避する機動が現場でおこなわれて,ときおり原因不明の空中分解が目撃されたといいます。垂直尾翼の強度を強化する改修がおこなわれたのでは?(Navy)
- さて、零戦と隼のどっちが名機かはよく議論されてますが、紫電改と疾風はどっちが名機なんでしょう?
- 天山も初期には急激な横滑り時で尾翼が壊れたそうですが海軍機は空中分解は多いですね(彗星の試作機や瑞雲でもあった筈)、陸軍機は隼の初期型ぐらいしか空中分解の話は聞かないのですが(他にあったけ?)
- 「中翼配置で胴体真円で前方ななめ視界最悪、油圧伸長式脚で足折れ多発、あのレイアウトは駄目です。VDMプロペラとあわせて誉も最悪、いいとこなしですな>紫電 」っておいおい。強風初飛行からわずか7ヶ月で初飛行をしてるんだぞ!そのメリットを認めないの?日本の新機種なんて開発に2年はかかるじゃないか!(SADA)
- えーと、下の発言でエキサイトしてしまったので、冷静に行きます。紫電改では低翼にしてしまい、しかもフィレットを小型にしたために干渉抵抗が増えてしまったのでしょう。結果としてガンポッドと相殺することになったと思われます。(SADA)
- 最も空気抵抗の少ない機体形状は機首直後で胴体を絞り込むのが良いのですが、紫電改の設計時に胴体の前から40%のところに最大幅となる部分をもってきてしまったからだそうです。プロペラ後流を考慮していなかったからだとか。
- 紫電改の胴体断面図をみるかぎり、紫電より細くオムスビ型で翼と胴体外板のつながりは自然です、フィレットが縮小されたからといって干渉抵抗が大きくなったとは思えませんが、、、
- 下で紫電改と疾風のどっちが名機か?との話がありますが、下の書き込みを読むと、水上機から陸上機を作って無理な点がずいぶんと出ている様な気がします、図面や写真でも、胴体の線や工作具合を見ると「疾風」の方がずっと手慣れた感じがします。
- 一番楽な陸上型改造案は外向き引き込み式主脚で発動機直後に首輪式前脚をつけて、火星も後部胴体も変更しなければイイんだと思う。仰角を浅くしても少し後方に設置した主脚は間隔を狭くできるから油圧伸縮もいらないし20mm4門を主翼に内臓できたかも
- ああ、陣風が作られてたら、、、陣風は疾風とFW190の良いとこを集めたようでカッチョエエっすよね。俺が海軍首脳なら烈風をキャンセルして陣風に絞る。(よしの)
- 前車輪式は川西には経験がないから無理でしょう、シミーの問題もあるし。中島なら「深山」で経験してますけど。
- 雷電21型の不調がすべての原因なんで、14試局戦と雷電11型はハミルトンプロペラと火星15型で問題なかったんだ、10ー15ノット増俗しようとVDMペラやらメタノール噴射に固執した軍側が問題なのです。雷電11型でも580km/hrは固かったんだから、、、、
- Pー47は油圧伸縮でなんの問題もなかった、、すべては日本の精密加工工業のレヴェルの低さ、、、、
- 紫電の最後期型では20mm4門を紫電改の様に主翼に納めてます。あれで、どれぐらい速度差が出たか知りたいですね。
- 雷電の速度の問題は、2速出力が15型と20番台で変わらないからなんですよね。以前、高度による大気密度から出力と抵抗を出してみたら試作機と21型で常用高度で殆ど違いが無くて笑ったのを思い出します、素直に過給器開発すべきでしたね/SUDO
- 紫電ネタだと皆さんホットですね。強風の中翼は空力的理想を追求した為のもので、理由もあれば実利もあるのです。また、「弱い脚」の問題も、紫電改が内地の松山や鹿屋等のよく整備された基地でのみ運用されたからそう思えるだけで、フィリピンの前線で使用したら紫電改の脚もよく折れたに違いない、などと考えますが。
- 強風の中翼は水上機であるため、水の飛沫がかからないように中翼にしています。空力的洗練なら、なぜあんな馬鹿でかいフィレットが必要なのさ?(よって下の発言は嘘ですね)で、紫電は強風をそのまま受け継いで中翼になったのです。ただ、火星用の太い胴体に加えてこの中翼が著しく視界を妨げ、脚の問題も発生したため、紫電改では完全再設計を行って低翼にしたのはみなさんが書きこまれているとおりです。
- まあ、落ち着いて。水上機は低翼が殆どですし、あのフィレットには積極的な意味もあるはずですよ。
- 脚の問題で思ったのですが、疾風もよく折れたそうですね、設計上では問題が無いのだが、製造品質の低下と操縦技術の低下が、大戦末期の「日本的」重戦闘機の脚問題に繋がったのだと愚考します/SUDO
- 坂井三郎氏が343空に着任して、まず驚いたのは「実働機の列線の機数をはるかに越える紫電の廃機の山が海岸に沿って積み上げられていた」事だそうで、理由としては脚の折損と壊れやすい誉が挙げられています。343空にしてこれですから、後はおして知るべしですね。
- (続き)坂井氏のコメントでは、343空に関しては「パイロットの質として中には強者もいたが平均すればCクラス(開戦時をAとして)だった。紫電改を使いこなせたのは数えるほどしかいない」、紫電改に関しては「零戦や陸軍の疾風が沖縄まで行けるのに紫電改は(鹿児島・鹿屋基地から)喜界ヵ島までしか行けない。もともと戦闘機なのに雷電のような邀撃の任務の方が適したあいまいな戦闘機だった」などと手厳しい事を言っておられます。
- えーと、資料を漁ったら、疾風も紫電改も共に航続が1700km。一緒なんですよ。誉の試験の時、「海軍関係者は陸軍に頭を下げて高オクタン燃料を手に入れた」なんて記述もありますから、紫電改が鬼界ヶ島までしか〜というのは、出撃時の燃料が支給されなかったからでは?343空は迎撃が主任務。増槽をつけることもなかっただろうし・・・。
- 海軍は専用の燃料廠を持っていたので燃料事情は陸軍より良く、普段の使用燃料も陸軍より高品質(92オクタン?)だったと思ってました。
- ↑誉は100オクタンが必要らしいですから、陸軍の備蓄を貰ったのではないでしょうか/SUDO
- 事実としては疾風も飛燕も九州から沖縄往復の作戦はしていません。実際の航続距離はもっと短かったようです。
- それと、燃料の品質ですが、当時の海軍機は雷電等の新鋭機も含めて離陸用と巡航用の2種類の燃料を積み分けるようにしていますよね。
- なるほど確かに疾風で沖縄往復の作戦行動というのは私も聞いたことがありません。坂井氏の勘違いなんでしょう。また誉に関して言えば、最初からハイオク仕様で開発されたというのが自国の事情を無視した誤りだったのかも知れませんね。
- 紫電のフィレットが大きくふくらんでいるのは中翼なので小型ですまそうとしたら翼根失速がひどく大きくせざるを得なかったこと,また搭乗のさい足がかりが無く不便だったので空力的に必要な形より膨らませたとのことです
- 形の大きなフィレットを指して「乾燥バナナ」とあだ名する人もいたそうです(下の補足)
- VDMとは何の略ですか?
- F/A-18ホーネットはエリア・ルールをうまく利用して,主翼より下の胴体断面を太く上を細くすることで,主翼下面は圧力を上げ上面は下げて揚力を増やしています。紫電のように下面にポッドを装着すると「翼下面の圧力上昇→揚力増加→迎え角減少→抗力低下」で余り抵抗が増えないのかも知れません。逆に,上面にポッドをつけると非常にまずいことになりそうです。Bf-109の後継機(209?)が低性能だった一因も,翼上面後部に機銃収納用の出っ張りがあるせいでは?
- 胴体断面積が大きくなるとその表面を流れる気流の静圧は下がるはず。音速以下では不利だと思うが,,エリアルールは機軸に垂直な断面分布が問題なので整流さえちゃんとしていれば上下はあまり関係なさそうだが,,,
- エリアルールの本質は「断面積が増えると邪魔になって気流がつかえる」,ホーネットの構造は「つかえた気流が機体表面に及ぼす圧力を利用」,と解釈していましたが,これは衝撃波が発生するような速度でないと当てはまらないのでしょうか。確かに,流速が速いと圧力が低下する,という原理との矛盾を私は説明できないのですが。
- 揚力はほとんどが翼上面の負圧により発生するため,上面の気流をスムーズに流すことは至上命題だが,翼下面はあまり影響しない。だから翼上面に障害物を付けるのは御法度だが,下面なら現用機のように所狭しと兵器類を装備しても性能低下は小さい,と考えていましたが。
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