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511 Me262の後退翼の利点はなんでしょう? 時速800キロ程度ではあまり意味がないとおもわれますが?

  1. あれは後退翼なのでしょうか?意識しての設計とは違うような印象があるのですが。


  2. ダイブでは遷音速域に突入するからではないでしょうか? 


  3. あれはですね、空力的どうのこうのという訳ではなく、ただ単に重心を後ろに下げるための苦肉の策だったのです。で、後になってこれがなかなかいいという事が分かって、メッサーシュミットがさも意図的にやったかの如く自慢しただけの事なのです。つまり、空力的云々というのはただの偶然に過ぎないのですね。


  4. 臨界マッハ数を高める事が出来ます。Me262は後退翼を採用した結果、臨界マッハ数がM0.86とミィーテイアのM0.8、バンパイアのM0.74に対して優っています。(「航空機メカニカルガイド1903-1945」著者の国江隆夫氏は「Me262は重心位置補正の為、たまたま後退翼になったにすぎない」との従来の説に真っ向から反論してます)


  5. 空気の圧縮性の影響は500q/hぐらいから現れますから、800q/hで後退翼にする意味は十分にあります。


  6. でも後退翼って上反角と同じく機体の安定性を高めるから機動性が少し落ちてしまったのでは?


  7. いや、横方面の旋回性が悪くても、加速性、速度、上昇力と降下性能がよければB17の大群を撃墜するのには十分では?


  8. 始めての実用ジェットだし、安定性が高くないと困るでしょうから問題にはならなかったのでは(笑)



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