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戦闘機の翼は布の部分もあるのですか? 飛燕の急降下中に「フラッターが発生し、布が破れだした」とありました。フラッターの意味も分かりません。
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- 飛行機の翼に空気力が作用した場合、翼が変形することにより空気力が付加されその付加された空気力によってさらに変形が増大する循環現象が起きる場合がある。この種の現象で振動的なものをフラッタという。空気力と翼の持つ弾性力、慣性力、減衰力等の連成によって発生する。旗が風にはためく現象が最も身近な例である。(科学技術庁HPより)
- ↑フラッタの解説です。
- 布が破れるくらいならまだいいですが、最悪の場合は機体そのものが一瞬で空中分解してしまいます。零戦の例が有名ですね。また最近では新しい支援戦闘機のF−2でも、この問題が出て、実際の部隊配備が大幅に遅れると言われています。
- エルロン、方向舵、昇降舵などの動翼は羽布張りの機体がかつては多く存在しました。第二次世界大戦初期はほとんどが羽布張りの動翼だったはずです。その後金属製に変わっていったようですが。
- 本当に布なのかどうか、サンディェゴの航空宇宙博物館にある零戦の補助翼を指で軽く弾いてみたところ(軽くですよ、本当に!^^;)、「ボンボン」と太鼓のような音がしました。布は布でも薄手で綿密な素材をかなりの張力で張ってあるようです。
- スケールアビエーションの最新号で零戦の羽布も語られています、興味のある方は見てみたら?>日本では実物に触れる機会が無いからねぇ
- 靖国神社の「彗星」はエルロンが金属製でしたが、これってレストアの際に、金属化したものでしょうかね。
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