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航空機によって艦船を攻撃するときに,攻撃を受けたり故障などで帰れなくなった場合に敵艦に体当たりをするという発想は日本だけでしょうか?
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- 基本的には諸外国でそういった発想はないと思いますよ。最も、個人のレベルではいろいろでしょうけど。しかし、こんな風にある意味で人命を軽視する日本の体質が優秀なパイロットを次々に無くしてしまったでしょうね・・・
- 被弾機の体当たりは米軍でも日本艦船に対する例はあります(ミッドウェ−戦の三隈だっけ?)、日本人だけではないです。 ただ航空特攻を「組織的」に実行したのは日本とドイツだけです。(ソ連は分からない)
- たとえ爆弾などを抱えていても、装甲の厚い大型艦には体当たり攻撃では効果はそれほどないものです。ましてや機体だけでは、ほとんど効果がないので、精神論的な意味合いを除けば、被弾したから体当たりという発想はでてきません。ちなみに日本軍機の場合は帰還できない場合は海に突っ込んで「自爆」するのが習わしでした。
- 日本機は全て帰還不能になると「自爆か体当たりするもの」と極端に考えないで欲しい。日本のパイロットでも落下傘降下はするし、不時着に備えて機内にサバイバルキットを常備した機体(彗星)もあります。組織的な特攻攻撃も、現場サイドではかなり抵抗があったのも事実の筈。(日本軍の人命軽視は否定しないけど、全て「そうだった」と決めつけないでで欲しい)
- 確かに味方の支配地の上空では機体を捨てて脱出するのが基本でしたが、長距離侵攻戦ではそうもいきませんでした。味方の基地に帰還できず、救出作戦が行われる事も実際には全く期待できず、また捕虜になることも許されていない日本のパイロットには「自爆」しか選択肢が残されていませんでした。現在の常識からは信じがたいですが、当時の日本軍では当然の事でしたし、また美化されました。そのため日本軍の記録には「被撃墜」という表現ではなく「自爆」という表現がよく使われました。あくまで「敵にやられた」のではなく、「傷ついて自
- 「傷ついて自ら死を選んだ」という意味合いを持たせています。戦国時代に、敵に首を取られるよりは切腹して果てる方が偉い、とされたのに似ていますね。
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