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戦闘機の発射する弾丸は、その時の速度に比例して威力が上がるのですか?。それとは反対に、爆撃機の尾部の機銃は、速度に反比例して威力が下がるのですか?
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- 空対空で撃ち合う場合は相対的に静止に近い状態ですが、追撃側のほうが大気への相対速度が大きくなるので空気抵抗の影響が大きく、弾速を早く失うことになります。近接射撃の重要さが強調される理由のひとつがこれです。
- 一方空対地で撃ち合う場合は飛行速度を弾速にプラスできる前方機銃が有利です。時速 300Km/h で 12.7mm(銃口初速3000Km/h(856m/s)) を撃ったとすると33^3/30^2=1.21で、運動エネルギーは二割ほど向上します。
- しかし弾速は距離が離れれば急速に落ちるので、よほどの近接射撃でない限り事実上は大差ないと思っていいでしょう。
- 尾部機銃は相手が静止していれば 威力は落ちますが 目標機は速度をもって弾に向かって来るのですから結局 威力は変わらないと思います
- B-52 の尾部銃手の談話で、向かい風で撃ってくる MiG の 23mm より追い風で撃ちかえす 12.7mm の方が弾道が伸びたという話がありました。
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