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- 高速(特に超音速)時の抵抗が低いこと、大迎角でも失速しにくいこと、構造的にねじれ強度を上げやすいことなどが利点です。欠点は低速時の揚力が小さく、着陸時に強い機首上げ姿勢を取る必要があることです。
- 超音速で飛行機が飛ぶとき衝撃波はおよそ60度の角度で発生します。このため超音速飛行を行うためには主翼の後退角を60度以上にするのが望ましいのですが、通常の後退翼では主に捩れの剛性が不足してしまいます。また、デルタ翼だと翼弦長が長いわけですから、翼厚比も小さくなり高速飛行に有利になります。ただし、水平尾翼ががないためフラップヲを作動させたときの空力中心位置の移動を補正できませんのでフラップがつけられません。そのため着陸時に大迎角が必要となります。
- 衝撃波の進行方向に対する角度はマッハ数に依存します。デルタ翼の構造上の利点は下の方のおっしゃるように構造上軽く薄翼を達成できることですが、内翼後縁や翼端では乱流境界層が発達して、空力上抵抗増加になります(亜音速で)。F15のクリップドデルタやライトニングのよ
- ミラージュ2000の場合、重心位置が空力中心より後方にあって静安定は負ですが、フライバイワイアで頭上げ時にフラッペロンを下げてCLを上げられるので、実質的に旋回性が向上しています。
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