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アリソンエンジンの優秀機はあまりないですが性能上の欠陥でもあるのでしょうか?
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- P-38 ライトニングはアリソン装備の優秀機じゃないですか?
- アリソン・エンジン自体は決して悪いものではなかったのですが、過給器が貧弱だった(1段1速)ため中高度以上で極端に出力が下がる傾向がありました。ですから、ターボ過給器を装備したP−38や1段2速過給器を備えた後期タイプ(主に−90番台以降)を装備したP−63などはかなりの性能を示しています。
- エンジン自体は信頼性もあり、P51初期のアリンソン搭載機は、振動も少なく、とっても滑らかで静かだったそうです。 これに対してマーリン搭載機は、振動/騒音ともに大で、とってもやかましかったそうです。 エンジン本体より過給器の選択で低評価になった可哀想なエンジンだと思います。
- 隠れた傑作エンジンだと思います。 マーリンほど目立たないけど良く働いたエンジンでしょう。 高空性能の悪さが欠陥と指摘されますが、これは過給器の選択が原因だし。 飛燕のエンジンはDB601よりアリンソンの国産化の方が良かったと思う。
- ロールスロイスのマーリン発動機とパッカードマーリンで出来違うのでは?当初、パッカードではロールスロイスの規定精度が高すぎてねを上げて、規格を変えたそうですから、振動が多いのは米国製マーリーンなのかも?
- アリソンは寒冷地に弱く気温の低いヨーロッパ戦線では活躍できなかったと聞いたこともありますが、P-39 や P-63 はもっと気温の低いソ連で活躍していますから信憑性が低いです。整備兵が慣れていなかったのかもしれません。
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