ユニークなものとしては、「鍾馗」「疾風」などで有名な中島得意の蝶型フラップ、「紫電」の自動空戦フラップがあるでしょう。いずれも、翼面積を増やして旋回性能を上げるのが目的でした。

とりあえず羅列します。１．スプリット（開き下げ）・フラップ　２．ファウラー・フラップ　３．スロッテッド・フラップ　４．ダブルスロッテッド・フラップ　５．マルチスロッテッド・フラップ　６．バリアブルキャンバー（キャンバー可変式）・フラップ　７．ユングマン・フラップ８．クルーガー・フラップ。で、この短いスペースでは説明できるようなものではありません。ちなみに７．だけは前縁につくものです。つづく・・・。

つづき。すいません。前縁につくのは８でした。それぞれの代表的な機種だけあげます。１．零戦　２．隼　３．雷電　４．流星　５．７４７(ジャンボ)　６．Ｐ−５１　７．Ｊｕ８７　８．７４７(ジャンボ)。１と６と８はキャンバーを変えて揚力を増すもの、２は翼面積を増やすもの。３〜５は翼下面の低速の空気を翼上面に導き翼上面の空気流の剥離を遅らせるもの、７は３に近いものです。