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ルーマニアの戦闘機IAR80について教えて下さい。ポーランド製戦闘機PZL23のコンポーネントを元に作られたということしか分かりません。
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- PZL.P-24Eがルーマニアタイプです。ブルガリアとギリシャはP-24F、トルコがP-24Cと各国の仕様があります。P24Eの武装は零戦と同じでエリコン20mmX2、7.7mmX2、エンジンはGnome-Rhone 14 Kmc/36 ( 930 hp)
- 1938年末に初飛行し、1942年から実戦投入、1944年の講和成立まで使用された、低翼単葉の単座戦闘機です。全長8.16m、全幅10.00m、全備重量2,286s、エンジン出力940hp、最大速度510q、航続距離950q、武装7.7o×4・20o×2。スタイリングは、カウリングがLa−7に似ていて、全体はF4Uに普通のテーパー翼をつけて、上下につぶしてまっすぐにしたような感じで、コクピットが異様にうしろにあります。尾輪に尾橇を使っていて、垂直尾翼は中島製戦闘機のように方向舵が下まできているタイプです。
- さらに補足:IAR.80はPZL.P24Eの部品の大部分を流用しましたが、基本的には別の機体です。エンジンはノームローン14Kのライセンス生産版のIAR14K3 C36で、翼面席15.5平方m、自重1750s、上昇時間は5000m/6分、上昇限度10500mです。無線装置を改良したタイプがB、20o機銃をエリコン製からMG151/20に換装したのがC、100s爆弾を2発搭載できるようにしたのがDです。
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