Page 8 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼クルーゲ元帥について ベルデハ戦車 01/12/7(金) 12:55 ┗Re:クルーゲ元帥について マイソフ 01/12/7(金) 15:41 ─────────────────────────────────────── ■題名 : クルーゲ元帥について ■名前 : ベルデハ戦車 ■日付 : 01/12/7(金) 12:55 -------------------------------------------------------------------------
ドイツ軍のフォン・クルーゲ元帥の戦略や指揮に関しては、賛否両論があるようですが、 実際の所どうだったのでしょうか?皆さん、意見をおねがいします! |
名将愚将とよく簡単に言いますが、将帥の能力が戦果に如実に 現れる例というのはそうそうあるものではありません。ですから 議論しにくい話ではあるのですが。 尊大で気難しいとされるボック元帥のもとでクルーゲは長いこ と参謀を務めています。逆にロンメルやグデーリアンなど、上長 を上長と思わないタイプの後輩たちとは決まって悶着を起こして います。こういうタイプの人はどこの職場にもいますが、それだ けで有能とか無能とか言うわけにも行きません。組織には様々な キャラクターが必要です。 クルーゲ元帥はクルスクでの攻勢を支持しましたが、この判断 だけを取ればまったく誤りとも言い切れません。春先にソビエト 参謀本部が方面軍司令官たちに予想されるドイツの戦略について 意見を徴したところ、クルスク方面の突出を解消する、という 意見が一致して提出されたといいます。クルーゲは、よく訓練さ れた軍人なら考えそうなことを考える人物でした。 バルバロッサ作戦の序盤において彼の第4軍は目覚しく進撃し ますが、第4軍にはそれだけの豊かな軍直轄砲兵が与えられてい ました。彼はその戦力を適切に利用する能力はありました。 もし第2次大戦がなくても、クルーゲは大将、悪くても軍司令 官にはなったでしょうが、ロンメルは鬼連隊長として大佐で予備 役となるのが関の山であったと思います。 |