Page 336 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼もし「飛燕」がライセンス生産されていれば… 備後ピート 11/8/17(水) 18:38 ┣発展余裕を考えれば活躍できるはずですが、ライセンス生産できるの? アッサム 11/8/17(水) 19:26 ┃ ┗むしろドイツの得意技 備後ピート 11/8/17(水) 21:17 ┃ ┗Re:むしろドイツの得意技 アッサム 11/8/17(水) 22:16 ┗Re:もし「飛燕」がライセンス生産されていれば… 超音速複葉機 11/8/19(金) 14:39 ─────────────────────────────────────── ■題名 : もし「飛燕」がライセンス生産されていれば… ■名前 : 備後ピート ■日付 : 11/8/17(水) 18:38 -------------------------------------------------------------------------
ヨーロッパ戦線の中期、ドイツ空軍がBf109のG型に代わって「飛燕」のライセンス生産をおこなっていたら、どれくらい活躍できたでしょうか?エンジンはもちろん本場のD60〜を搭載し、同時期のfw190が高度6千メートル以上で性能が低下するという穴の部分を埋めるのに格好ではないでしょうか?ドイツのパイロットでさえ防御鋼板を外して高空空戦している例があるので、「飛燕」の軽防御(ドイツの基準では)はこの時期それ程問題にされないと思うのですが…? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; YTB730; .NET C...@125-14-64-154.rev.home.ne.jp> |
飛燕とMe109と比較した場合、飛燕が機体で優れている点を挙げるとすれば、 ・機銃や機関砲を収納するスペース ・安定性の良い主脚 ・航続力 であり、ドイツの高い技術力に裏づけされた高性能発動機や高性能機関砲に よりさらなる発展が見込めると思います。 しかし、ライセンス生産をするにも、既に戦時生産体制に入っている既存の 生産ラインを割けるかどうかという問題が発生するかと。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; SV1; GTB7.1; S...@ntibrk080199.ibrk.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
本来ならばBf109自体F型でその発展的限界に達しており、後継機になるべきMe309に移行するはずでした。その開発失敗によりG型を作り続けなければならなくなったわけです(ジェット、ロケットの登場まで)。 本音をいえば代われる物があれば何でも代えたい、でもその候補がないし(その意向がFw190A型とFw190Dの平行生産)…。一時北イタリアでマッキC205の生産設備を接収し、ドイツ仕様のC205の生産を図りましたが、2個航空隊程度を編成したにとどまりました。 ある意味ドイツは(戦車にしても)多種雑多な生産ラインの保持(要するにながら勉)には長じていたといえるでしょう(もっとも下手なのが日本)。 ですからBfG型の代わりに「飛燕」を生産すれば材質、工具問等大分見劣りのする本国日本より高性能な「飛燕」を手に入れられたかもしれません。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; YTB730; .NET C...@125-14-64-154.rev.home.ne.jp> |
> 本来ならばBf109自体F型でその発展的限界に達しており、後継機になるべきMe309に移行するはずでした。その開発失敗によりG型を作り続けなければならなくなったわけです(ジェット、ロケットの登場まで)。 > 本音をいえば代われる物があれば何でも代えたい、でもその候補がないし(その意向がFw190A型とFw190Dの平行生産)…。 ジェット機、ロケット機の大量配備までのつなぎであれば、既存機であるBf109かFw190を量産する方が、既存のストック(金型、予備部品、整備資料等)を活かせる、機種転換の手間が無い分合理的と思われます。 Bf109の主力戦闘機としての位置づけは、これまでに大量生産されていることでゆるぎないものであり、それを代替するとなると、性能が優れるだけでなく、大量に生産配備できること、更には、既存のストックも活用できることが求められます。しかも、これから、ジェット機の大量配備・生産をするという状況では、つなぎのための機体の生産に、リソースを多く割けるわけではありません。 >一時北イタリアでマッキC205の生産設備を接収し、ドイツ仕様のC205の生産を図りましたが、2個航空隊程度を編成したにとどまりました。 > ある意味ドイツは(戦車にしても)多種雑多な生産ラインの保持(要するにながら勉)には長じていたといえるでしょう(もっとも下手なのが日本)。 > そこで、「占領地の生産リソースを活用するのはどうか?」となってくるのですが、元々、占領地の工場は、その国で元々生産していた兵器のための物であり、ドイツは、鹵獲兵器を活用する意味で、多種雑多な生産ラインが保持されたと言って良いでしょう。 問題は、それら占領地での生産ラインでドイツにも劣らない質、量を生産ができるのかという所です。Fw190みたいに、高度な加工技術を持たない下請け工場でも機体のパーツを生産できる様に設計しているのであればともかく、生産に手間のかかる機体であれば、これら占領地の工場での生産は手にあまることになるでしょう。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; SV1; GTB7.1; S...@ntibrk080199.ibrk.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
飛燕がドイツで採用され得るかという点についてですが、 キ61の初飛行は1941年12月で、ちょうどそのころはBf109Fの弱武装が指摘されてきましたが、42年初めに重武装のFw190が戦力化し大戦果を挙げだしてBf109の弱武装はあまり問題とならなくなる。 キ61の量産は42年夏から。同じころ米第8航空軍がイギリスに展開を始めます。そして排気タービンをつけた米爆撃機が侵攻してきた時、高高度迎撃のできる重武装戦闘機がないという独戦闘機体制の弱点が露呈します。 独空軍も弱点自体はわかっていたからこそ41年にはMe309を発注するのですが、同機やFw190Dはテストが42年夏にはじまったばかりなので、これらに対して飛燕は時期的に先行することはできます。 42年中はMe309がBf109後継の本命とされていたはずなので、やはり飛燕はつなぎとしてしか見られないでしょう。ここで新規の戦闘機が採用されるのかはやっぱり微妙かと。 ですがキ61の生産ラインについては、ブローム・ウント・フォス社での担当が適当と思います。ちょうどフォークト博士もいるので改設計もやってもらえそうです。 42年終わり頃Me309がポシャり、排気タービン付のFw190Cは43年秋ごろポシャる。結局Fw190Dの量産が開始されるのが44年初夏になってからなので2年間なにやってたんだという結果になる。 42年中に飛燕が採用されなくても、この間フォークト氏がDB605積んだりモーターカノン積んでみたりとか頑張ってアピールを続けてくれれば、43年までには採用されるかもしれません。 ハインケルのジェット機採用しとけばいいだろという野暮は言いませんええ言いませんとも <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; Trident/4.0; YTB720; SLCC2;...@51.197.1.110.ap.yournet.ne.jp> |