Page 24 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼汎用双発機?「屠龍」 烈風天駆 02/2/5(火) 22:36 ┣Re:汎用双発機?「屠龍」 BUN 02/2/6(水) 10:17 ┃ ┗対象範囲拡大 烈風天駆 02/2/6(水) 21:34 ┣汎用は中途半端でもある ささき 02/2/7(木) 3:04 ┣Re:汎用双発機?「屠龍」 SADA 02/2/7(木) 11:16 ┗Re:汎用双発機?「屠龍」 SUDO 02/2/7(木) 20:36 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 汎用双発機?「屠龍」 ■名前 : 烈風天駆 <tenku_reppu@hotmail.com> ■日付 : 02/2/5(火) 22:36 -------------------------------------------------------------------------
確かに、戦闘機として傑出した性能ではなかったとは思いますが、 その改造型や発展系を見る限り大きな潜在能力を秘めていたように見えます。 汎用機としての屠龍はもっと育成されるべきだったのでしょうか? それは、どの点に重点をおいたものであると考えますか? (以前の双発戦スレと被ってしまいましたが、時効、ということで宜しいですか? |
汎用、発展といっても襲撃機と夜戦への転用しかないので、 可能性を見出す、ということになるのでしょうね。 難しいところです。 九九双軽からキ108までの流れをまとめて捉えるか、 屠龍系の機体として絞るかで答は変わるでしょう。 |
> 九九双軽からキ108までの流れをまとめて捉えるか、 > 屠龍系の機体として絞るかで答は変わるでしょう。 では、九九双軽からキ108までの流れの中で どの段階にどの派生の方向があったでしょうか? |
> 汎用機としての屠龍はもっと育成されるべきだったのでしょうか? 汎用は万能ではありません。各国で作られた「双発万能機」の殆どは 結局何をやらせても中途半端でした。第一線に投入するならば 第一線で通用する性能を持たねばならず、第一線に投入しないなら 貴重な新型エンジンを二基も使う必要はないのです。 双発「汎用機」といいますが、殆どの双発機は「汎用戦闘機」と して落第です。昼間空戦で単発機相手に少なくとも互角の勝負が できなければ、戦闘機として成立しないのです。 そして「戦闘機として成立しない」という時点で「汎用機」構想は 脆くも崩れます。どうせ戦闘機として成立しないなら、同じ エンジンを使い航続距離が長くて爆弾搭載量の多い軽爆のほうが 魅力的です。 では昼間戦闘機として使える双発機は?P-38 やワールウィンドなど 双発単座機が相当すると思いますが、これらの機体はもはや純粋な 戦闘機であり汎用性を持ちません。ワールウィンドにできる仕事は ハリケーンにだってできるし、P-38 にできる仕事は P-47 にだって できます、それで値段は倍以上。効率悪いですね。 双発なら生還率は高いかも知れません。ズーム&ダイブに徹すれば 単座機とも互角以上に渡り合えるかも知れません。しかし少々の 性能差なら数量の差で覆すことが可能です。双発にすることで単座機の 倍以上の性能が実現できるか、高性能エンジンを余るほど持っていない かぎり双発化する意味はないでしょう。 (ちなみにジェット戦闘機の双発化はだいぶ意味が異なりますので 直接比較できません、蛇足) > それは、どの点に重点をおいたものであると考えますか? (1) 不必要な装備を切り詰め昼間戦闘機として使える機体を目指す 双発単座戦闘機 キ-96 (2) 機体キャパシティを増やし軽爆的な機体を目指す 対地攻撃機 キ-102 乙 (3) 重爆キラーとして特化した機体を目指す 高々度戦闘機キ-108、キ-102 甲、夜間戦闘機キ-102 丙 もう一つ (4) 高速化のみを追究し偵察機に特化した機体を目指す という可能性もありましたが、これは既に百式司偵が実現しており キ-83 に引き継がれる予定でした。 ということで考えられる方向性は現実に模索されています。 ハ-112 双発で単座のキ-96 でも 600Km/h そこそこですから、 やっぱり昼間戦闘機には使えません。 (それでも 2000hp 誉双発の天雷より高速というのは泣けますが) 屠龍は育成しようとしても、既に性能上限の見えてしまった 機体ではなかったのでしょうか。 |
> 確かに、戦闘機として傑出した性能ではなかったとは思いますが、 > その改造型や発展系を見る限り大きな潜在能力を秘めていたように見えます。 > > 汎用機としての屠龍はもっと育成されるべきだったのでしょうか? > それは、どの点に重点をおいたものであると考えますか? 航空戦力の発足の意義が地上支援である以上、極論を 言ってしまえば「邀撃戦力に捕捉されない爆撃機」だけが 有れば(とりあえずは)目的を果たすことになります。 戦闘機など傍流なのです。 開戦前の陸軍では「制空権を確保するのは爆撃機の役目だ」と いう考えも有ったようです。 http://www.warbirds.nu/discussion/g0164.html そういう思考の元で「汎用機としての発展」は望めないでしょう。 育成されるとしたら、高速軽爆としての特化型になるのでは ないでしょうか。 |
> 確かに、戦闘機として傑出した性能ではなかったとは思いますが、 > その改造型や発展系を見る限り大きな潜在能力を秘めていたように見えます。 大出力で軽快な機体が多用途に使えるのはある意味当然の事です > 汎用機としての屠龍はもっと育成されるべきだったのでしょうか? > それは、どの点に重点をおいたものであると考えますか? 他の皆さんが指摘されてるように双発機は高価ですし それ以上に生産の限られる貴重な一級エンジンを使うのは痛いのです そうなると屠龍は一級戦術機とは発動機がかち合いません その点を大事にして、あのまま使えばよいのです 間違って金星系なんか使ったらもったいない、5式戦に使えばよい っていうか、視線を転じてみたら彗星っていう金星単発の多用途機がありますな キ102を見る限り多少速いだけで大してやれる事に違いは無いですよね だったら1500馬力単発の多用途機を使えばよい だったらキ100で良い、戦闘機として使えて、一応爆装もできる、十分ですね 双発機はエンジンの出力を確保する為の一つの手段でしか無いのです 単発で確保できるなら、また必要量が賄えるなら単発で充分なんです そう考えると、単発で1500〜2000馬力が確保できるようになった時点で 戦術汎用機としてはそれで充分と言えるのではないでしょうか 言い換えると、屠龍はあれで充分なんです 1000馬力程度の安価なエンジン 例えば9気筒単列の空冷とかで1000馬力が確保できるなら 双発というのは多少の隙間も見つけられる可能性が有りますが(F5Fだ) 結局は大出力エンジンの登場によって消えるべき存在だったのでしょう だったら屠龍はあのままで充分で下手に発展とか改造を考えてはいけません あれはれで充分につかえる機体なんですから |