Page 164 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ドイツ機は日本機に劣るのか? 土井津武夫 03/5/20(火) 17:49 ┣Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? 錦単子 03/5/20(火) 19:07 ┃ ┗Bf109Eと比較して何になります 土井津武夫 03/5/21(水) 1:02 ┣同意 SUDO 03/5/20(火) 20:02 ┃ ┗油断はならない 土井津武夫 03/5/21(水) 1:31 ┃ ┗Re:油断はならない SUDO 03/5/21(水) 1:41 ┃ ┗Re:油断はならない まなかじ 03/5/21(水) 7:22 ┃ ┗だがしかし ささき 03/5/21(水) 7:30 ┃ ┣もう少し まなかじ 03/5/21(水) 7:47 ┃ ┃ ┗いや違う SUDO 03/5/22(木) 1:18 ┃ ┃ ┣ドイツの魚雷は・・ 土井津武夫 03/5/22(木) 1:26 ┃ ┃ ┃ ┗Re:ドイツの魚雷は・・ SUDO 03/5/22(木) 1:37 ┃ ┃ ┃ ┗日本は航空工業先進国の資格有り 土井津武夫 03/5/22(木) 1:48 ┃ ┃ ┃ ┣Re:日本は航空工業先進国の資格有り GOTA 03/6/4(水) 2:14 ┃ ┃ ┃ ┗日本は航空先進国ではあっても工業先進国ではない おうる 03/6/4(水) 21:36 ┃ ┃ ┃ ┗「今」の視点から語ってもしかたない 土井津武夫 03/6/4(水) 21:53 ┃ ┃ ┃ ┗Re:「今」の視点から語ってもしかたない おうる 03/6/4(水) 23:45 ┃ ┃ ┃ ┗だんだんまとまって来ましたね 土井津武夫 03/6/5(木) 0:25 ┃ ┃ ┃ ┗何せどこに的を絞ろうかすらまとまってない状態のまま投稿し始めたもので… おうる 03/6/5(木) 22:14 ┃ ┃ ┃ ┗わかります 土井津武夫 03/6/5(木) 22:45 ┃ ┃ ┗航空魚雷 まなかじ 03/5/22(木) 1:28 ┃ ┃ ┗Re:航空魚雷 SUDO 03/5/22(木) 1:31 ┃ ┃ ┗魚雷は数です まなかじ 03/5/22(木) 1:47 ┃ ┃ ┣Re:魚雷は数です SUDO 03/5/22(木) 1:54 ┃ ┃ ┃ ┗哲学的手法 土井津武夫 03/5/22(木) 2:03 ┃ ┃ ┗Re:魚雷は数です ヴェトミン 03/5/22(木) 3:05 ┃ ┃ ┗航空魚雷は数じゃないのだ SUDO 03/5/22(木) 14:26 ┃ ┃ ┣魚雷を複数使う理由 酒匂135 03/5/22(木) 15:48 ┃ ┃ ┗Re:ということは・・・ ヴェトミン 03/5/22(木) 21:21 ┃ ┃ ┗Re:ということは・・・ SUDO 03/5/23(金) 7:20 ┃ ┗Re:だがしかし ヴェトミン 03/5/21(水) 22:52 ┃ ┗爆撃機の魂 ささき 03/5/22(木) 2:08 ┃ ┗Re:爆撃機の魂 ヴェトミン 03/5/22(木) 3:58 ┣Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? Essex 03/5/20(火) 23:40 ┃ ┗所詮は複製 土井津武夫 03/5/21(水) 1:17 ┃ ┗Re:所詮は複製 フォークとナイフ 03/5/21(水) 2:31 ┃ ┣魂の勝負 ささき 03/5/21(水) 9:32 ┃ ┣マイスターの仕事 土井津武夫 03/5/21(水) 10:16 ┃ ┗匠の技 アインベオ 03/5/21(水) 10:39 ┃ ┗続・匠の技 すすむ 03/5/21(水) 16:30 ┃ ┣どこの国でも 土井津武夫 03/5/21(水) 17:06 ┃ ┃ ┣匠の道に妥協は無い。 アインベオ 03/5/21(水) 19:18 ┃ ┃ ┣いってみたいなよその国 すすむ 03/5/21(水) 20:23 ┃ ┃ ┃ ┗あるのもないのもよいものじゃて フォークとナイフ 03/5/22(木) 0:08 ┃ ┃ ┗ドイツにセイラア服ありや? まるき 03/5/21(水) 20:58 ┃ ┃ ┗これだから貧乏人は… ささき 03/5/22(木) 2:35 ┃ ┃ ┗Re:これだから貧乏人は… まるき 03/5/22(木) 21:53 ┃ ┗Re: 舞妓さん 続・匠の技 早房一平 03/5/21(水) 19:27 ┃ ┗電子立国日本の萌え伝 ささき 03/5/22(木) 6:13 ┃ ┣Re:電子立国日本の萌え伝 ベーマガ 早房一平 03/5/22(木) 18:38 ┃ ┃ ┗Re:電子立国日本の萌え伝 ベーマガ P-kun 03/5/22(木) 20:56 ┃ ┗おのーれおのれ ノルトベルクカッツェ 03/5/22(木) 20:44 ┃ ┗残念ながら ささき 03/5/23(金) 2:15 ┃ ┗青い目をしたメイドさんは〜 ノルトベルクカッツェ 03/5/23(金) 7:59 ┣それはどうでしょうか? 勝賀まさみ 03/5/21(水) 0:12 ┃ ┗勝ったも同然 土井津武夫 03/5/21(水) 0:59 ┃ ┗負けない 勝賀まさみ 03/5/21(水) 1:16 ┃ ┗長く飛んだら夜 土井津武夫 03/5/21(水) 1:22 ┃ ┗夜飛べば朝につく 勝賀まさみ 03/5/21(水) 1:50 ┃ ┗試しに朝帰ってみました 土井津武夫 03/5/21(水) 9:17 ┃ ┗ドイツ世界に冠たる国よ♪ 大王 03/5/21(水) 10:16 ┣Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? まるき 03/5/21(水) 0:39 ┃ ┗いけません 土井津武夫 03/5/21(水) 0:55 ┃ ┗Re:いけません seiryuu 03/5/21(水) 22:48 ┃ ┗大丈夫です ささき 03/5/22(木) 3:53 ┣Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? P-kun 03/5/21(水) 2:01 ┃ ┣飛行場なんか作ればいいのです まなかじ 03/5/21(水) 2:25 ┃ ┃ ┗東南アジアでいえば飛行場大量造成は無理 P-kun 03/5/21(水) 3:48 ┃ ┃ ┗ふふり まなかじ 03/5/21(水) 6:54 ┃ ┗日本空軍はルフトバッフェを目指していた 土井津武夫 03/5/21(水) 9:57 ┣さりながら まなかじ 03/5/21(水) 3:06 ┃ ┗いやいや ささき 03/5/21(水) 7:21 ┃ ┣それは・・・ まなかじ 03/5/21(水) 7:25 ┃ ┃ ┗確かに… ささき 03/5/21(水) 7:36 ┃ ┗ただ・・・ まなかじ 03/5/21(水) 7:53 ┃ ┗燃える漢の航空ディーゼル ささき 03/5/22(木) 6:21 ┣ドイツ機最高 勝賀まさみ 03/5/21(水) 6:15 ┣Re:日本機はドイツ機に劣る! ささき 03/5/21(水) 7:17 ┣テーマは個々の性能のことでしょうか? ぼく、ドザえもん 03/5/21(水) 9:38 ┣弁当が食いたい 早房一平 03/5/21(水) 15:59 ┃ ┗腹など減っていません ささき 03/5/21(水) 17:03 ┃ ┣Re:腹など減っていません 早房一平 03/5/21(水) 18:59 ┃ ┣Re:腹など減っていません アインベオ 03/5/21(水) 19:42 ┃ ┃ ┗人は石垣、人は城 酒匂135 03/5/21(水) 23:30 ┃ ┃ ┗Re:人は石垣、人は城 アインベオ 03/5/22(木) 11:21 ┃ ┗Ju86−P&R 早房一平 03/5/22(木) 0:01 ┃ ┗肥満航法一万メートル ささき 03/5/22(木) 2:43 ┃ ┗Re:肥満航法一万メートル アインベオ 03/5/22(木) 10:50 ┃ ┗清潔=健康維持 大王 03/5/23(金) 19:41 ┣Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? 山家 03/5/21(水) 20:37 ┃ ┗Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? GOTA 03/6/4(水) 1:59 ┣ヘたれモデラー的見解 吠電 03/5/21(水) 20:45 ┃ ┗そうでしょうか ささき 03/5/22(木) 3:47 ┃ ┗Re:メーカー側から見た場合 ヴェトミン 03/5/22(木) 4:26 ┃ ┗Re:メーカー側から見た場合 アインベオ 03/5/22(木) 10:06 ┃ ┣そして、誰も知りたがらなくなった 土井津武夫 03/5/22(木) 10:31 ┃ ┃ ┣ドイツ最高(^^)。 lazyperson 03/5/22(木) 19:30 ┃ ┃ ┗Re:そして、誰も知りたがらなくなった アインベオ 03/5/23(金) 7:59 ┃ ┃ ┣そんな事もあろうかと ささき 03/5/23(金) 8:17 ┃ ┃ ┃ ┗確かにあの技師長はゲルマン臭い。 アインベオ 03/5/23(金) 10:20 ┃ ┃ ┃ ┗こころの馬鹿ぢから 土井津武夫 03/5/23(金) 10:34 ┃ ┃ ┃ ┗最悪のケース。 アインベオ 03/5/23(金) 11:51 ┃ ┃ ┗高高度。 lazyperson 03/5/25(日) 18:11 ┃ ┃ ┗Re:高高度。 無頼庵 03/5/25(日) 21:03 ┃ ┃ ┗技は受けてから返す 土井津武夫 03/5/25(日) 21:24 ┃ ┃ ┣Re:技は受けてから返す lazyperson 03/5/25(日) 23:50 ┃ ┃ ┃ ┣正々堂々 土井津武夫 03/5/26(月) 0:39 ┃ ┃ ┃ ┃ ┣Re:正々堂々 lazyperson 03/5/26(月) 5:18 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┣精密精緻 土井津武夫 03/5/26(月) 7:56 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┣Re:正々堂々 SUDO 03/5/26(月) 8:11 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗ドイツの科学力は世界一 ささき 03/5/26(月) 15:43 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗溶かされるのイヤン。 アインベオ 03/5/27(火) 0:40 ┃ ┃ ┃ ┗ワルターロケットさえあれば、秋水は昭和15年に飛行していた。(ウソ) 無頼庵 03/5/26(月) 0:47 ┃ ┃ ┃ ┗松本第一工場にはA7M3木型があった 土井津武夫 03/5/26(月) 1:03 ┃ ┃ ┗後の先、先の先。 アインベオ 03/5/27(火) 0:36 ┃ ┗Re:メーカー側から見た場合 ヴェトミン 03/5/22(木) 13:26 ┃ ┗何のメーカーの話か、私にはよく解りませんが。 アインベオ 03/5/22(木) 16:28 ┣地上横転性能 & 宴会性能 早房一平 03/5/22(木) 17:27 ┃ ┣Re:地上横転性能 & 宴会性能 こてらじすきー 03/5/22(木) 21:02 ┃ ┗Re:地上横転性能 & 宴会性能 ささき 03/5/23(金) 0:58 ┃ ┗Re:地上横転性能 & 宴会性能 大王 03/5/23(金) 19:28 ┣あまりに陸・・・失礼 タカ二飛曹 03/5/23(金) 12:12 ┣[無題] 無頼庵 03/5/24(土) 1:10 ┃ ┣誉バンザイっ! すすむ 03/5/24(土) 5:23 ┃ ┗あんな酸っぱい葡萄なんていらねぇよ ささき 03/5/26(月) 15:30 ┃ ┗Re:あんな酸っぱい葡萄なんていらねぇよ T216 03/5/26(月) 19:04 ┃ ┗Re:あんな酸っぱい葡萄なんていらねぇよ くるつ・短矩 03/5/27(火) 14:29 ┃ ┗Re:あんな酸っぱい葡萄なんていらねぇよ まなかじ 03/5/27(火) 23:55 ┣何を比べるのか? おうる 03/6/1(日) 5:27 ┃ ┣世界最初の戦略爆撃は 外留摩 二郎 03/6/1(日) 12:04 ┃ ┃ ┗Re:世界最初の戦略爆撃は おうる 03/6/1(日) 19:49 ┃ ┗硬い話になってきましたね 土井津武夫 03/6/2(月) 0:08 ┃ ┗やわらかい話でしたか!? おうる 03/6/3(火) 23:07 ┃ ┗ここらでやめましょ 土井津武夫 03/6/3(火) 23:51 ┃ ┗ここらでやめます おうる 03/6/5(木) 21:19 ┗Re:ドイツ機は日本機に劣るのか? GOTA 03/6/6(金) 0:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ドイツ機は日本機に劣るのか? ■名前 : 土井津武夫 ■日付 : 03/5/20(火) 17:49 -------------------------------------------------------------------------
ドイツ機ファンの土井津武夫と申します。 warbirdsに蔓延るドイツ機軽視、日本機過剰評価の風潮にいたたまれなくなり筆を取りました。 世界的な名機であるBf109や優れた汎用戦闘機であるFw190を持つドイツ空軍機に対して「Bf109は地上横転性能が良かった」「上昇し終わったら飛行場を探す」等と不当な評価が目に余ります。 この際、Bf109、Fw190、Ju88等の高性能機を擁するドイツ空軍機と防弾装備にさえ事欠く零戦や一式陸攻、イタリア機よりも弱々しいあの隼などとどちらが優れているか、ハッキリさせたいと思います。 どこからでもかかって来なさい。 |
> どこからでもかかって来なさい。 はい、二式単座戦闘機以外は、ご指摘の通りと思います。この場合、ショウキとかトウジョウとか呼ばれた飛行機は含みません。 |
日本軍も認めているようにFw190のほうが速いし強いと思います。 重戦闘機開発一機種目で勝てると考えてはいけません。 |
そりゃドイツ機の方が強いでしょうよ(笑) |
> そりゃドイツ機の方が強いでしょうよ(笑) 私はそうした態度もまた油断を招くと考えております。 我が空軍は戦術に於て前大戦よりいささか硬直した傾向があり、 英軍の複座戦闘機や日本空軍の十三試双戦などはかなり苦手であると考えられます。 私はドイツ機に厳しい土井津武夫です。 |
> 我が空軍は戦術に於て前大戦よりいささか硬直した傾向があり、 > 英軍の複座戦闘機や日本空軍の十三試双戦などはかなり苦手であると考えられます。 ああ、つまり、恐るべきはセバスキー2PAであると。 やはりセバちゃんは怖いと。そういうことですか? ですがドイツにはMe210という凄い飛行機があります。勝ったも同然です。 |
> > 我が空軍は戦術に於て前大戦よりいささか硬直した傾向があり、 > > 英軍の複座戦闘機や日本空軍の十三試双戦などはかなり苦手であると考えられます。 > > ああ、つまり、恐るべきはセバスキー2PAであると。 > やはりセバちゃんは怖いと。そういうことですか? いやいやSUDOさん、たぶん、後方に7.7ミリを4門向けられる飛行機だったら、強力なドイツ機でも負けちゃうかもしれないということではないかと思います。 > ですがドイツにはMe210という凄い飛行機があります。勝ったも同然です。 Me210は強いですね。 後方に13ミリを2門も持っていて、リモコンでぐりぐり動くし、しかも射界がものすごく広いし、そのうえMe410になってしまえばもうこれは絶対無敵としか。 しかも、さらにドイツにはAr240というこれも凄い飛行機があります。 結局斜銃に逃げた十三試双戦とか、パワー不足で飛ぶのにも不自由しているような英国動力銃座戦闘機などに負けるはずがありません。 |
> しかも、さらにドイツにはAr240というこれも凄い飛行機があります。 > 結局斜銃に逃げた十三試双戦とか、パワー不足で飛ぶのにも不自由しているような英国動力銃座戦闘機などに負けるはずがありません。 しかし、日本の一式陸攻は 1500hp 双発のくせして 20mm 旋回銃を 4 門も備えているという恐ろしい飛行機です。ドイツの爆撃機は Do217 にせよ Ju88/188 にせよ、高速におぼれるあまり「爆撃機の魂」とも言える旋回銃をおろそかにする傾向がありますから、この点においては大いなる警戒が必要ではないかと思います。 |
> しかし、日本の一式陸攻は 1500hp 双発のくせして 20mm 旋回銃を 4 門も備えているという恐ろしい飛行機です。ドイツの爆撃機は Do217 にせよ Ju88/188 にせよ、高速におぼれるあまり「爆撃機の魂」とも言える旋回銃をおろそかにする傾向がありますから、この点においては大いなる警戒が必要ではないかと思います。 いやいや、けっきょく日本海軍は銀河でJu88A-1と同様の武装方式にしたところから見て、ドイツ方式の方が正しいと認めたのです。 連山で動力旋回銃塔を多用したのも、He177を真似たのに違いありませんが、リモートコントロール方式は実用化できなかったのでしょう。 日本陸軍などは四式重爆になってやっと一式陸攻と同様の武装方式になっているので、海軍より3年遅れていると見ることができます。 戦争がもう少し伸びていたら、きっと陸軍の重爆も双発軽爆と統合された上で尾部銃座も側方銃座も廃止されていたのではないかと思います。 |
> > しかし、日本の一式陸攻は 1500hp 双発のくせして 20mm 旋回銃を 4 門も備えているという恐ろしい飛行機です。ドイツの爆撃機は Do217 にせよ Ju88/188 にせよ、高速におぼれるあまり「爆撃機の魂」とも言える旋回銃をおろそかにする傾向がありますから、この点においては大いなる警戒が必要ではないかと思います。 > いやいや、けっきょく日本海軍は銀河でJu88A-1と同様の武装方式にしたところから見て、ドイツ方式の方が正しいと認めたのです。 機銃なんて飾りなので如何でも良いのです。 重要なのは、銀河には九一式改3魚雷+改七頭部が搭載できるけど、Ju-88にはそのような素敵な武装が無いということです。 ここは大事な違いです。 ドイツの飛行機はどんなに頑張っても91式魚雷が搭載できないのでわが国の勝ちです。もう圧勝ですね。 |
> ドイツの飛行機はどんなに頑張っても91式魚雷が搭載できないのでわが国の勝ちです。もう圧勝ですね。 私は相手に寛容、自己に厳しい土井津武夫ですが、この見解は問題があります。 我がドイツが入手した情報では、大戦末期、日本海軍は魚雷を海中に投下せず、そのまま滑空して当てる方向を模索していたといいます。また魚雷を走らせることさえ諦めれば単発機に魚雷の頭部を二つは積めるので、今後の神風攻撃はこれで行こうとの計画文書も我がドイツは入手しているのです。 そしてその程度の事は我がドイツでは常識であります。 日本人には想像できないでしょうが、ドイツの魚雷は空を飛び敵艦船に命中するのです。 |
> 日本人には想像できないでしょうが、ドイツの魚雷は空を飛び敵艦船に命中するのです。 そんなん魚雷じゃないっ!(;_;) これだからドイツ人ってのは・・・。 空中を飛ぶ以上、絶対に命中率は魚雷に劣るのです。 水線下に確実に命中して絶大なダメージを与えられる魚雷こそが本道であるのです。 確かに我が日本は後進国ですので、零戦の如き旧式機では雷撃が果たせず、友邦ドイツでは汎用戦闘機に魚雷装備を果たせると言う事も聞き及んでおります。 我が日本の事例は、貧弱な機材しか得られない特殊な理由あっての事で、決してそれが正しい事ではないと確信します。 また敢えて言うなら、わが国には、既に航空魚雷としては究極レベルに到達した改7があったから、次の世代の模索として新たなる地平を切り開こうと空中に進んだのだともいえるでしょう。へっぽこF5bしかないドイツといっしょにしないでください。 |
水線下に当てる、これは重要なことです。 しかし、水線上に当てても沈む位に威力があれば良いだけのことです。 現代のASMは水線上に当るのが普通です。 日本人にはこの合理性が欠けているのかもしれませんね。 > 我が日本の事例は、貧弱な機材しか得られない特殊な理由あっての事で、 私にはこれがわからないのです。 日本の代表的航空機工場である三菱重工名古屋航空機製作所は米軍戦略爆撃調査団報告にもある通り、戦時のある時期、文字通り世界最大の航空機工場でした。 そこでは流れ作業による量産ラインが稼働しており、機械加工は汎用機から専用機、自動盤中心に移行し、トランスファーマシンまでが導入されつつありました。 もちろん、生産管理の手法も盛んに研究されていたのです。 これだけの環境に恵まれながら、出来上がったのが外板ベコベコの零戦や、試作機なのにガタと隙間だらけの試製烈風一号機なのですから、やはり、何か環境以外に問題があったとしか考えられないのです。 科学の徒、土井津武夫には日本機が何故駄目なのか、全く理解できません。 |
艦船からの猛烈な機銃掃射を受けながら敵艦に向かっていく艦攻乗りを尊敬します。 |
> 水線下に当てる、これは重要なことです。 > しかし、水線上に当てても沈む位に威力があれば良いだけのことです。 ティルピッツを沈めた爆弾など良い例でしょうね。 しかし、重防御を施した艦船を沈めるほどの威力をもった爆弾を、対空砲火をあげながら回避運動をする目標に命中させるのは、いかに優れた航空機でも困難です。 ティルピッツのように目標が動かないか、伊戦艦を沈めた誘導爆弾のように高空からでも命中を期待できる誘導兵器でもないかぎり、魚雷や機雷のような水線化を攻撃する兵器の方が対艦攻撃での効果が期待できます。 > 現代のASMは水線上に当るのが普通です。 現代のASMは誘導機能がついてます。 単なるロケットでは直進すら難しい(ドイツ空軍だって誘導機能のないロケットでの対艦攻撃など考えもしなかったのではなかったですか?)。 敵の防御火力の効果を減衰が期待できる距離から攻撃でき、より高い命中率を期待できる方式だからこそのASMではないでしょうか? > 日本人にはこの合理性が欠けているのかもしれませんね。 スキップボミングや対艦誘導兵器の研究は一応行われていました。 ただ、電子機材の軽視・無理解から誘導兵器などは実用化にいたらなかったのです(戦争も終盤の状況では人間による誘導の方が効率的と考えられる)。 > > 我が日本の事例は、貧弱な機材しか得られない特殊な理由あっての事で、 > > 私にはこれがわからないのです。 > 日本の代表的航空機工場である三菱重工名古屋航空機製作所は米軍戦略爆撃調査団報告にもある通り、戦時のある時期、文字通り世界最大の航空機工場でした。 > そこでは流れ作業による量産ラインが稼働しており、機械加工は汎用機から専用機、自動盤中心に移行し、トランスファーマシンまでが導入されつつありました。 > もちろん、生産管理の手法も盛んに研究されていたのです。 > > これだけの環境に恵まれながら、出来上がったのが外板ベコベコの零戦や、試作機なのにガタと隙間だらけの試製烈風一号機なのですから、やはり、何か環境以外に問題があったとしか考えられないのです。 > 科学の徒、土井津武夫には日本機が何故駄目なのか、全く理解できません。 優れた工作機械を備えたからといって、生産技術が高いとは言えるものではありません。 工作機械をそろえても、それを使って生産するのが人間である以上、その個々の作業員の「経験」という名の技術的蓄積が絶対的に影響します。 個々の作業員自身の経験を反映したものが職人技、それを個々の作業員に委ねることなく組織としての技術的蓄積として作業員全員に共有化させ「誰もが一定以上の水準で作業できる状態」にできて初めて工業生産技術と呼べるものになります。 日本ではまずこうした職人技と工業生産技術との区別が明確ではありませんでした。 「誰が作業しても一定以上の水準で作業できる状態」にするために作業方法を標準化し、設備や作業環境を整え、必要とあれば「設計から見直す」という品質管理に対する基本的な考え方が欠落していた。 当時の日本は未だ限界ゲージ法が普及しきっていない状況(99式小銃で初めて導入された)であり、ボルト&ナットの締め付けトルクも作業員の勘に頼っているのが実情(トルクレンチを知っていたのはごく一部の人だけ)。 零戦の外板がベコベコなのは軽量化のために外板の板厚を薄くしすぎたのが原因でしょう。 堀越氏と彼の設計チームは「設計上ベストと思われる板厚から一段薄い板厚を設定する」ようにしていました。YS-11開発の時も堀越氏は外板の板厚を薄くしすぎ、全く同じ生産上の問題(外板をピンと張れない)から板厚をあげています(その後耐久信頼性の理由からさらに板厚をあげた)。 基本的に生産上の困難は、よほど致命的でない限り無視するか、次期モデルチェンジまで対応を見送るのが普通です。ある程度は今現在でもそうですし、時代を遡れば遡るほどこの傾向は強くなります。 試作段階ならまだしも、生産過程で職人技に頼らなければならない代物など工業製品ではなく工芸品でしかありません。 この点を当時の技術者たちがどの程度まで理解していたのか? 限界ゲージ法は工業製品設計の基本であり、大量生産と整備性の基礎です。 当時日本で生産されていたものの殆どは、真に工業製品と呼べるものではなかったし、日本は○○先進国ではあっても工業先進国ではありませんでした。 |
日本の航空工業が戦時中に経験した質的変化はかなり大きなものです。 もしおっしゃるように職人芸に頼るような製造工程が主体のままであれば、どうやって動員学生や徴用工が働けたのでしょうか。彼等は製造工程のかなり専門的なセクションまで入って来ています。それが出来た理由は何故なのでしょう。 私は日本の航空工業がドイツよりも進んでいたとは全く思いませんが、航空機製造という分野においては当時かなりの水準にあったと評価することができると思います。 現在の生産技術の常識から当時を見比べて批評するよりも、当時に現在ある技術、手法の萌芽がどれだけ見つけられるかを重視するべきでしょう。 |
> 日本の航空工業が戦時中に経験した質的変化はかなり大きなものです。 > もしおっしゃるように職人芸に頼るような製造工程が主体のままであれば、どうやって動員学生や徴用工が働けたのでしょうか。彼等は製造工程のかなり専門的なセクションまで入って来ています。それが出来た理由は何故なのでしょう。 > 私は日本の航空工業がドイツよりも進んでいたとは全く思いませんが、航空機製造という分野においては当時かなりの水準にあったと評価することができると思います。 > 現在の生産技術の常識から当時を見比べて批評するよりも、当時に現在ある技術、手法の萌芽がどれだけ見つけられるかを重視するべきでしょう。 当時の産業界の生産技術を、今の産業界の生産技術から切り離して「今の視点」で当時の生産技術を評価することには、おっしゃるとおり何の意味もありません。 当時の生産技術の実態を無意味に否定するつもりはありません。 しかし、当時の生産技術を今の生産技術に至る一過程として、関連付けて考えるなら「今の視点」は絶対的に必要です。 歴史は現在に至る連続性を考慮しないのならば、「伝説」や「神話」とかいった単なる「物語」でしかありません。歴史家が「今の視点」から「結果論」を語る理由・意義はそこにあると考えます。 歴史家が語る「結果論」は歴史という過程を語る上での評価であって、当事者たちを非難・否定するものではありません。私が「当時の日本の生産物に工業製品と呼べるものは殆どない」と発言したのも、そうした視点にたったものです。 航空工業に限らず、日本の産業界全体が「効率」というものを本気で考えるようになったのは戦時中です。 おっしゃるような「航空工業が戦時中に経験した質的変化」は産業界が効率というものに本気で取り組み、その結果として歩みだした近代工業への大きな一歩だと考えます。 もし、この戦時中の一歩がなければ、戦後の米国からの工業生産技術・品質管理技術の導入はスムーズにはいかなかったでしょう。 現に、戦前の日本は工業生産技術の権化ともいうべきフォード以下米国自動車産業界から、その技術を吸収しきれていませんでした。 戦時中の動員学生や徴用工の活用にあたっての苦心がなければ、現在の品質管理技術もありません。現在の品質管理技術、その象徴たる「改善活動」や「小集団活動」は、このころの産業界の経験を踏まえずには成立しないものです。 戦後の日本工業界の急速な発展は、米国からの技術導入という起爆剤が一要因となっています。しかし、技術導入が起爆剤であるならば、起爆剤によって爆発したエネルギー源は別に存在しなければならない。そして、そのエネルギー源こそは戦前・戦中の…「今の視点」からすれば工業生産技術に対する理解が不足していた技術者たちの…「今の視点」からすれば工業生産技術に対する理解が不足していたが故の苦労であり、それに対する努力だったのです。 これは間違いなく彼ら戦前・戦中の技術者の功績であり、彼らは高く評価されるべきであると堅く信じます。 そして、彼らも歴史の一過程を担った一世代であり、取り巻く環境が違うとはいえ、彼らの前にも、そして後にも同じように歴史の一過程を担った技術者がいます。その過程の連続性を、それぞれの世代が果たした役割を、功績を、私は肯定します。 だからこそ、歴史の当事者たる当時の技術者を、彼らの功績の成った時代の常識を踏まえた視点から評価することは必要だと考えます。 明治を大正の視点で、大正を戦前昭和の視点で、戦前を戦後昭和の視点で、昭和を平成の視点で、 話を戻して 製造工程の専門的部署に素人同然の労働力が入った…それは、それが「出来た」というよりは「そうしなければならなかった」と考えるのが普通ではないでしょうか? 生産に必要不可欠な職人だろうが、融通の利く人員だろうが無差別に徴兵したのが当時の軍です。 経験豊かな職人や工員をとられた以上、モノになってなくても「誰か」を配置しなければ生産が止まってしまう。その「誰か」が、最終的に徴用工や動員学徒になってしまった…というのが実態だと思います。 アメリカでは緊急に動員された労働力(女性工員)に合わせて生産設備・機材の新開発と導入を積極的に行っていたはずですが、日本ではそこまで臨時労働力に対するバックアップを行っていません。 ドイツの場合、1942年からシュペーアの指導の下で、職人や科学者・技術者を前線から呼び戻し、再配置して産業の効率化と戦時生産体制の強化を行っていますが、日本ではそうした処置は最後までとられませんでした。 ついでに付け足しますが… 日本で戦中の臨時労働力に対するバックアップは各企業の、もしくは単位労働量あたりにつけられた指導者たち個々人の、私的努力によるものです。 この私的努力が、「私的」だったことが、現在の「QC」とか「改善」とか呼ばれる品質管理プログラムで提唱される「小集団活動」に結びついていると思います。 |
> 経験豊かな職人や工員をとられた以上、モノになってなくても「誰か」を配置しなければ生産が止まってしまう。その「誰か」が、最終的に徴用工や動員学徒になってしまった…というのが実態だと思います。 できない事は誰がやってもできないでしょう。 できる仕事に割り当てられたからこそ未熟練工が戦力化できたのです。 これはエンジン生産と機体組立作業の現場で起きた変化、すなわち昭和17年頃を境に工作機械が汎用機中心から単能機に移行しつつあったことと、同時に極めて急速に導入されたタクト方式による流れ作業の一般化によるのです。 作業が未熟練工に適するよう細分化されている=製品の設計が改められていることがこれらを支えています。13年試作の彗星と15年試作の銀河の違い、17年試作の彩雲との違いを比べてください。また旧来の機種においても、原図を見ればこの時期以降、生産簡易化のための変更が無数に行われていることがわかります。 また日本では全く行われていないとおっしゃる熟練工や技術者の招集解除による再配置は日本でも多数実施されています。これらの記録はたとえば国立公文書館などで見ることができます。 日本の航空工業が経験したこれらの変化は1940年頃に行われたドイツ航空工業の変革を参考に導入されたものです。タクト方式はドイツの軍用機生産に用いられた手法の名称です。日本の戦時航空機生産は1940年型のドイツ式ということになりますね。 結局私が何を言いたいのかと言えば、上記のような状況を経験するに至った航空機工業を持つ国々の中に日本も入るだろう、という話です。 当時、まだその世界を経験していない航空機生産国はいくらもあった訳ですから「日本の航空機作業は職人の名人芸に頼って云々」という物言いは肯定的な論調であれ否定的な評価であれ、どうも不適当だな、と思う次第です。 |
> 結局私が何を言いたいのかと言えば、上記のような状況を経験するに至った航空機工業を持つ国々の中に日本も入るだろう、という話です。 > 当時、まだその世界を経験していない航空機生産国はいくらもあった訳ですから「日本の航空機作業は職人の名人芸に頼って云々」という物言いは肯定的な論調であれ否定的な評価であれ、どうも不適当だな、と思う次第です。 限界ゲージ法が広まっていなかったということは、同型式の製品同士であっても部品の互換性が無く、製造や分解整備で製品を組み立てる際には部品同士の接合に「すり合わせ」を行う必要があった事を示しています。 この部品同士の「すり合わせ」こそ、当時の機械工に求められた「熟練」の最もたるものでした(機械工にとってヤスリとハンマーは必需品だった)。 限界ゲージ法が無い時代では、機械を扱うすべての工員に「熟練」が不可欠だったのです。 逆に言うならば、限界ゲージ法の普及こそ職人への依存を断ち切る最大の手段といえます。 だからこそ、限界ゲージ法は近代工業の基本と呼ぶことが出来、限界ゲージ法の採用・不採用が工業製品であるかどうかの区別の基準となるのです。 そして、日本では99式小銃で初めて限界ゲージ法が導入され、戦時中に広まっていったのです(「ここんとこテストにでるよ」って位に日本の技術史上において重要なことです)。 日本の生産体制が真に近代工業へ移行していったのは、戦時中の熟練工の不足から実質的手工業だった日本の工業生産体制が破綻をきたした事が最大の要因です。 こういう「時代」の移行というのは一気に行われることはありません。名高いイギリスの産業革命すら百年を要しています。 戦時中の日本の近代工業化は、いわば胎動の段階であって、戦時中に成立したものではありません。戦前・戦中の技術者たちが、戦後の辛酸に満ちた苦闘の中で成立させたものです。 戦中に移行し始めたのであって、戦中に移行したのではありません。ましてや戦前や戦争初頭の段階で開発された兵器など(一部の例外を除いて)「近代工業の産物」とは呼べるものではなく、戦中の国産品は「工芸品」の域から脱しきっていなかったのです。 そして、私はこう考えるのです。 当時の日本の兵器は工芸品である…と それらは第一線で活躍した史上最後の、そして世界最強・最優秀の工芸品である…と 日本は最強・最優秀の工芸品をもって、最大の工業国であるアメリカに戦いを挑み、最強・最優秀の工芸品によってアメリカ軍に史上最も大きな打撃を与えたのだ…と これほど工業技術力で劣った日本が作った兵器類が、工業先進諸国の兵器と比較議論の対象となった…逆に言えば、工業先進国である米・英・独の兵器開発者は工芸品ごときの追随を許してしまったのか?と、問いたくもなります。 「工芸品の域から脱しきれていなかった」という点では、ある程度までイギリスもドイツも似たような傾向はあった…とは思いますが。 ドイツに至ってはナチスの政策によって、航空に限らず技術開発全体が歪められてしまった点は指摘されるべきだと思います。 |
個別の話題で事例を挙げて反論してもどうにもならないようなので、ほんの一言。 限界ゲージ法にしても、過剰品質(?)にしても問題意識としては良い切り口をもっていらっしゃるのですから、あとは「本当にそうだったのか?」という点を検証されては如何でしょうか。 「この理屈で解釈すればあれはこうしたものだ。私が調べた実例としてはこうで、実際にこうだった」と説明できるようになれば誰にとっても興味深い話題となるでしょう。 そこで現在とは別の視点が得られてもまた良し、です。 |
> 機銃なんて飾りなので如何でも良いのです。 > 重要なのは、銀河には九一式改3魚雷+改七頭部が搭載できるけど、Ju-88にはそのような素敵な武装が無いということです。 > ここは大事な違いです。 > > ドイツの飛行機はどんなに頑張っても91式魚雷が搭載できないのでわが国の勝ちです。もう圧勝ですね。 魚雷などというものは、どんな魚雷でも命中しさえすれば大抵の船は沈むものです。 Ju-88はHe111と同じくETC20002基装備の型であればF5b航空魚雷を2本も携行することができます。 F5b2本の威力は改七頭部の1本に優るところは、SUDOさんにならご理解いただけるものと信じていましたが、残念です。 |
> 魚雷などというものは、どんな魚雷でも命中しさえすれば大抵の船は沈むものです。 > Ju-88はHe111と同じくETC20002基装備の型であればF5b航空魚雷を2本も携行することができます。 > F5b2本の威力は改七頭部の1本に優るところは、SUDOさんにならご理解いただけるものと信じていましたが、残念です。 確かに二本の魚雷ならば、例え改7と言えどもちょっとだけ負けるかもしれません(殆ど同等か勝る弾頭サイズですが) ですが、ここには落とし穴があります。 魚雷は高いんです。 2本のF5bは1本の改7よりも高価なのです。決して同等とは言えません。 それにエミリーちゃんなら2本・・・(ピピー、それは禁じ手です) |
> 確かに二本の魚雷ならば、例え改7と言えどもちょっとだけ負けるかもしれません(殆ど同等か勝る弾頭サイズですが) > ですが、ここには落とし穴があります。 > 魚雷は高いんです。 > 2本のF5bは1本の改7よりも高価なのです。決して同等とは言えません。 > それにエミリーちゃんなら2本・・・(ピピー、それは禁じ手です) 魚雷が2本ということは、2本同時投下、2本時間差投下、1本づつ2回投下という戦術上の選択肢の増大につながります。 しかも、投入機数も少ないものではありません。 これが如何に恐ろしいものであったかは、ハリケーンを使い捨てにしてまで貨物船に装備しようとした英軍の対応に見ることが出来ます。 魚雷は主力艦に撃ち込むもので、その水中防御を破れなければ無価値であるという見方は少々偏狭に過ぎるものと思います。 ドイツ空軍の雷撃機は通商破壊戦用のものであり、日本軍の陸攻とは違います。 目的が違い、地理的条件も違うとはいえ、燃料を積むあまりに魚雷を1本しか積まない陸攻や銀河には負けません。 |
> ドイツ空軍の雷撃機は通商破壊戦用のものであり、日本軍の陸攻とは違います。 > 目的が違い、地理的条件も違うとはいえ、燃料を積むあまりに魚雷を1本しか積まない陸攻や銀河には負けません。 ですが英国を出航した船団が近くまで来ないと攻撃できないと言うのは如何な物かと。 確かに陸戦ならば飛行場を前進させればよいのですから搭載量は重要です。 ですが洋上では如何でしょうか。 あんなところをうろついてる英国戦艦を叩く事も出来ないというのは果たして充分な物だったのでしょうか。 空軍に求められるところは、まずは主力艦撃沈であります。それが果たせてこそ、真の航空主兵思想が花開くと言うものではないでしょうか。 |
> あんなところをうろついてる英国戦艦を叩く事も出来ないというのは果たして充分な物だったのでしょうか。 土井津武夫は航空分野の専門家ですが、この程度のことは知っております。 我がドイツにはまともな主力艦など一隻もありませんから、そのことによって敵主力艦を主力たらしめない、という哲学的方向で海軍軍備問題を乗り切っているのです。 |
> 魚雷が2本ということは、2本同時投下、2本時間差投下、1本づつ2回投下という戦術上の選択肢の増大につながります。 > しかも、投入機数も少ないものではありません。 > これが如何に恐ろしいものであったかは、ハリケーンを使い捨てにしてまで貨物船に装備しようとした英軍の対応に見ることが出来ます。 まなかじ殿のご高説誠に尤もと小生も考えます。只、旧式のJu88やHe111のみを取り上げ、新型のDo217やHe177をお忘れのご様子・・・。 これらの機体ならば魚雷の3本は当たり前。He177なぞ魚雷5本を束に出撃し、敵艦めがけて雷撃するという日本海軍駆逐艦ばりの雷撃力を誇ったと聞き及びます。 残念ながら、これらの機体は新たに開発された対艦誘導弾なるチキン新兵器の魅力に屈し、漢の花道たる雷撃からは遠ざかりました。 が、そのチキン兵器で日本海軍が夢見ても果たせなかった水平爆撃による航行中の4万t級戦艦撃沈に成功しております。真珠湾の夢もう一度を狙った日本のチキン兵器が、温泉に命中し「えろ爆弾」なる恥辱にまみれたのに比べこれは大きなポイントであったと考えますがいかがでしょうや・・・。 |
> これらの機体ならば魚雷の3本は当たり前。He177なぞ魚雷5本を束に出撃し、敵艦めがけて雷撃するという日本海軍駆逐艦ばりの雷撃力を誇ったと聞き及びます。 できません。 航空雷撃と言うシステムを理解していれば、そのような行動が事実上不可能である事は理解可能だと思います。 勿論機体性能と魚雷の性能、更には戦術条件次第では2本程度を搭載し、更にそれが一撃全弾投下ならば可能です。 さて、では多数の魚雷で攻撃すると言う意味はどういうモノがあるのでしょうか。 これは即ち敵艦の回避予想範囲を塗りつぶすと言うものです(他にも幾つかの戦術がありますが割愛します) 魚雷の速度と敵艦の方位角、および速度から必要な魚雷数は定まります。ちなみに500mである角度ですと、1本の魚雷で理論上回避不能です(所謂必中射程ですね) ちなみに目標の移動距離と速度もあるので、射程2000mの魚雷での有効投下距離は精々1000mであり、即ち必要本数は角度次第ですが2〜3本。そして本数以上に重要なのは魚雷の間隔です。目標の図体(約100m)を勘案すると50m程度の間隔(これは方位角度でも変わる)幅も勘案すると20m程度です。言うまでもなくこれを一機の飛行機で果たす事は出来ません。 大型飛行艇サイズで投下しても、投入本数ほどの戦術効果をもたないのです。 同時に塊で落とされた数本の魚雷は、それがばらけて投下された場合に比して圧倒的に回避されやすくなります。殆ど威力がでかいだけの魚雷1本と変わりません(勿論多少は安全ですが) また複数の魚雷が目標に向かった場合、最初の一歩の爆発で他が誘爆する危険もあります。つまり沢山積めるというのは航空雷撃に於いては重要ではないのです。 勿論、時間を置いて、狙いを買えながら放つと言う行動も航空機の特性上甚だ困難です。 例えば飛行機は秒速100m/s前後で飛んでますので、照準しなおしに10秒かけたら目標を飛び越えかねないのです。これは多数搭載と扇形投下を現実的に行えない事を意味します。 ああ、勿論94式航空魚雷のような酸素魚雷でもあれば多少は遠距離投下の可能性もあり意味があると考えますが、水上艦艇、潜水艦、航空機の魚雷照準とその技法(射法)は根源的な基礎理論こそ同じですが、実用する段においてそれぞれ独特で異なった用法を用いているのです。 駆逐艦のような多数投射とは、それが遠距離発射であるということなのです。 |
魚雷を同時に2本投下すれば、1本不発だったとき便利じゃないでしょうか。 あまりドイツ的じゃないですけど。 |
> できません。 > 航空雷撃と言うシステムを理解していれば、そのような行動が事実上不可能である事は理解可能だと思います。 > 勿論機体性能と魚雷の性能、更には戦術条件次第では2本程度を搭載し、更にそれが一撃全弾投下ならば可能です。 > さて、では多数の魚雷で攻撃すると言う意味はどういうモノがあるのでしょうか。 > これは即ち敵艦の回避予想範囲を塗りつぶすと言うものです(他にも幾つかの戦術がありますが割愛します) > 魚雷の速度と敵艦の方位角、および速度から必要な魚雷数は定まります。ちなみに500mである角度ですと、1本の魚雷で理論上回避不能です(所謂必中射程ですね) > ちなみに目標の移動距離と速度もあるので、射程2000mの魚雷での有効投下距離は精々1000mであり、即ち必要本数は角度次第ですが2〜3本。そして本数以上に重要なのは魚雷の間隔です。目標の図体(約100m)を勘案すると50m程度の間隔(これは方位角度でも変わる)幅も勘案すると20m程度です。言うまでもなくこれを一機の飛行機で果たす事は出来ません。 > 大型飛行艇サイズで投下しても、投入本数ほどの戦術効果をもたないのです。 > 同時に塊で落とされた数本の魚雷は、それがばらけて投下された場合に比して圧倒的に回避されやすくなります。殆ど威力がでかいだけの魚雷1本と変わりません(勿論多少は安全ですが) > また複数の魚雷が目標に向かった場合、最初の一歩の爆発で他が誘爆する危険もあります。つまり沢山積めるというのは航空雷撃に於いては重要ではないのです。 > 勿論、時間を置いて、狙いを買えながら放つと言う行動も航空機の特性上甚だ困難です。 > 例えば飛行機は秒速100m/s前後で飛んでますので、照準しなおしに10秒かけたら目標を飛び越えかねないのです。これは多数搭載と扇形投下を現実的に行えない事を意味します。 > ああ、勿論94式航空魚雷のような酸素魚雷でもあれば多少は遠距離投下の可能性もあり意味があると考えますが、水上艦艇、潜水艦、航空機の魚雷照準とその技法(射法)は根源的な基礎理論こそ同じですが、実用する段においてそれぞれ独特で異なった用法を用いているのです。 > > 駆逐艦のような多数投射とは、それが遠距離発射であるということなのです。 SUDO氏の御解説感服いたしました。つまり通常型航空魚雷の場合多数搭載は無意味ということ理解いたしました。 しかしながら航空魚雷にスタンドオフ機能が有れば多数携行も利点と出来る訳で、となれば日本に先駆けて滑空魚雷装備を予定していたHe177の場合には、多数搭載の意味がある訳ですね。 |
> しかしながら航空魚雷にスタンドオフ機能が有れば多数携行も利点と出来る訳で、となれば日本に先駆けて滑空魚雷装備を予定していたHe177の場合には、多数搭載の意味がある訳ですね。 スタンドオフ魚雷は戦前に日本で成功してます。 とっくの昔に出来てました。 もっとも、多数搭載多数投入が機体性能の面で否定的だったのでお蔵入りになってますが、発想そのものを含めて先進的とは言い難いと思います。 |
> しかし、日本の一式陸攻は 1500hp 双発のくせして 20mm 旋回銃を 4 門も備えているという恐ろしい飛行機です。ドイツの爆撃機は Do217 にせよ Ju88/188 にせよ、高速におぼれるあまり「爆撃機の魂」とも言える旋回銃をおろそかにする傾向がありますから、この点においては大いなる警戒が必要ではないかと思います。 ささき殿、ドイツの次世代爆撃機の本命たるJu288では、宿敵米国の超重爆撃ばりにリモコン旋回銃を多用しておりますので、ただ高速におぼれて「爆撃機の魂」を軽んじていた訳ではないと考えられますぞ。 |
> ささき殿、ドイツの次世代爆撃機の本命たるJu288では、宿敵米国の超重爆撃ばりにリモコン旋回銃を多用しておりますので、ただ高速におぼれて「爆撃機の魂」を軽んじていた訳ではないと考えられますぞ。 うむ、本来モーターカノン用のキチガイ高初速機銃 15mm MG151 を旋回銃座に積むという姿勢は誠に天晴れであり、爆撃機の魂とは何たるかを独空軍が忘れていなかった証左とも言えるでしょう。 …しかし、ドイツ爆撃機の理想形にして本命中の本命は Ar234 ではなかったのか、そしてその日本的解釈が橘花ではないか、という疑念が頭を離れないのです。あぁ、いけません。機銃一挺も積まない腑抜けの丸腰爆撃機などはイギリス人の領分であり、永遠なる大和魂・偉大なるゲルマン魂の求めるところでは無いはずなのです…。 |
> うむ、本来モーターカノン用のキチガイ高初速機銃 15mm MG151 を旋回銃座に積むという姿勢は誠に天晴れであり、爆撃機の魂とは何たるかを独空軍が忘れていなかった証左とも言えるでしょう。 機銃関係のオーソリティささき殿にご理解いただけて非常に満足しておりますが、MG151を旋回機銃として装備するなど、ドイツ人の発想では朝飯前なのでしょう。 なにせ固定機銃ですらまともに実用化出来なかったMK103を、連装遠隔銃座に搭載しようとするのが本気で血迷ったドイツ人の発想ですからな・・・。 挙げ句の果てに4発重爆にまでこれを装備して、4発駆逐機なる素晴らしい戦闘機を考えだし実機で試験するのですから、同じ爆撃改造でも双発戦闘機しか開発出来なかった日本などその足下にも及びませんね。 > …しかし、ドイツ爆撃機の理想形にして本命中の本命は Ar234 ではなかったのか、そしてその日本的解釈が橘花ではないか、という疑念が頭を離れないのです。あぁ、いけません。機銃一挺も積まない腑抜けの丸腰爆撃機などはイギリス人の領分であり、永遠なる大和魂・偉大なるゲルマン魂の求めるところでは無いはずなのです…。 ささき殿、本来偵察機のAr234Bシリーズをドイツ爆撃機の本命と評するのは、艦偵彩雲を無理くり改造した艦攻彩雲が日本海軍の本命艦攻とするぐらい無理があると考えます。 その証拠に間に合わせ爆撃機第1号のMe262A-2はきちんと武装しておりますし、その流れを汲んで計画された複座爆撃機計画でも、やはり武装を放棄してはおりませぬ。Ar234でも本命のC型ではコクピット脇に20mm機銃を装備して、ぱっと見日本海軍の艦爆並に空中戦へのやる気をみせております。 なにせ攻撃機乗りの分際で、他国の戦闘機パイロット以上の撃墜戦果を誇るパイロット達がごろごろいる以上、あのスツーカですら機銃は必須です。 このようにドイツ空軍では爆撃機や攻撃機とはいえ、いざとなれば熱く戦うゲルマン魂を忘れてはいないのです。 因みに私に言わせれば、特殊攻撃機橘花は「我に追い付くグラマン無し」と自画自賛していた彩雲の攻撃機ヴァージョンを、一つジェットでもやってみるべと計画した機体であって、別にAr234が無くとも考えつく物と考えております。 |
> どこからでもかかって来なさい。 日本機は独逸機にかかっていけるだろうけど、独逸機って日本機にかかってこれるのかなぁ。 途中にいくつ基地が必用かな? |
> 日本機は独逸機にかかっていけるだろうけど、独逸機って日本機にかかってこれるのかなぁ。 > 途中にいくつ基地が必用かな? わかっていません。 日本機はドイツ機のコピーなのです。 ドイツにBf109あれば飛燕あり、Ju88あれば銀河あり、ハインケルあれば海軍急降下爆撃機全部ありです。どこからでもかかって来ます。 |
> 日本機はドイツ機のコピーなのです。 土井津君、日本製コピーを見くびってはいかん。 たとえば、日本人はDV601のクランクシャフトを熟練工が一本一本削りだしで作っておる。こんな事がドイツ人に出来るかね。 |
> 土井津君、日本製コピーを見くびってはいかん。 > たとえば、日本人はDV601のクランクシャフトを熟練工が一本一本削りだしで作っておる。こんな事がドイツ人に出来るかね。 確かに、怠け者で手先が不器用なドイツ人にはローラーベアリングの全数選別なんて真似はできそうにありません。選別しなくても済むだけの精度をもつベアリング製作機械を作ってお茶を濁してしまうことでしょう。すなわちゲルマン魂と大和魂の勝負ならば大和魂の圧勝です。でも、飛行機の性能と魂の強さの関係については更に研究が必要です。 |
> > 日本機はドイツ機のコピーなのです。 > 土井津君、日本製コピーを見くびってはいかん。 > たとえば、日本人はDV601のクランクシャフトを熟練工が一本一本削りだしで作っておる。こんな事がドイツ人に出来るかね。 フォークと博士は日本工業界を良く知っておられるようですが、祖国の機械工業もよく御覧いただきたく思います。我がドイツでもクランクシャフトもカムシャフトも熟練工が1本1本削り出すのです。クランクシャフトの仕上げ工程には剛性のある立派で美しいドイツ製の工作機械が必要ですが、我がドイツであっても熟練工が誇りをもって製造にあたっておるものです。日本も頑張って欲しいものです。 |
それだけではありません。 中島のベテラン技師は、「誉は規定馬力が出てないのか?」という疑問に対し、 無言で量産部品から誉1台を組み立てることで答えました。 もちろんそのエンジンは完全な規定馬力を発揮したそうです。 そう、日本機は職人が真心を込めて組み上げることで真価を発揮する芸術品なのです。 一見資源と手間を浪費するだけにも見える「重量軽減孔」、スロットなどという無粋さを 嫌い、あえて一手間かけた「ねじり下げ」、燃料を変えれば更なる高速を発揮できても、 あえてそれを封印することでうまれる「心のゆとり」 見えないところに手間をかけ、そして最後には清らかな学徒の乙女達の手で仕上げられる 日本機はまさに贅沢な伝統工芸品と呼ぶにふさわしい涼やかな雰囲気に満ちています。 誰が作っても同じような性能を発揮し、被占領地からの徴用工がいやいや作っても飛ぶような大量規格品のドイツ機などとは心構えが違うのです。比較するのは規格品しか使えない彼の国の民に失礼というものです。 |
ワインも少女の美しい脚で一粒ずつ潰されてワインとなる一歩を踏み出すことでこそ、 あの美しい赤い色が出ます。今の大量生産で醸造されるワインは夢がありません。 これはいけませんね。 日本でも、女工の美しい手によって航空機がうまれたのかと思うとウットリします。 なんと羨ましい世界でしょう。 すすむは日本の飛行機を誇りに思います。 |
> 日本でも、女工の美しい手によって航空機がうまれたのかと思うとウットリします。 > なんと羨ましい世界でしょう。 すすむさん、日本もドイツもアメリカも女性が飛行機を組み立てているのです。 近江航空のように女子工員だけで零戦を組み上げた工場もありますが、飛行機生産に対する女性労働力の投入という点でも日本は我がドイツの後塵を拝しております。 私は中島小泉製作所にあったタクト方式による流れ作業の零戦組立てライン(流れ作業による航空機大量生産方式は日本が我がドイツにならい世界に先がけて導入したものです)3本のうちの1本が国民学校女子児童の手のみによって稼動していたとでも聞かない限り、驚きません。 |
確かにアメリカもドイツも彼らなりに努力していることは認めますが、 単なる女性労働力では、初恋の彼女のように「見ているだけで胸が高鳴る」 日本機のあの味わいは出せません。 あくまでも「清らかな「学徒」の乙女達」でなければ本物とは呼べません。 一見非合理的とも思われるこだわりの追求のそのまた果てに、他との差別化、 独特の付加価値を見い出していくところに職人芸の神髄があるのです。 いくら女工さんがいぢらしくて可愛くても、つまみ食いはしても 妥協をしてはいけません。 |
グラマーな娘達が組み立てたというグラマン。 当然、やたらに胸も大きく有害抵抗も大きいに違いありません。 それに比べて胸も小さく、肌も滑らかで仕上げもよく、層流浴に浸かった後で初めて世に出る我が日本機。 突起は無いほうが良いのです。 ドイツ機ですが、かのデーニッツ閣下に「豚」とまで称されたゲーリング率いる空軍の 評価をしなければいけないというのであれば、すすむは酒を辞めます。 国辱ものです。 |
> グラマーな娘達が組み立てたというグラマン。 > 当然、やたらに胸も大きく有害抵抗も大きいに違いありません。 > それに比べて胸も小さく、肌も滑らかで仕上げもよく、層流浴に浸かった後で初めて世に出る我が日本機。 > > 突起は無いほうが良いのです。 そうかのう。すすむ殿。 これはこれで、味わい深いものがあると思うのじゃが。 http://www.snapshotsofthepast.com/wecandoitrosietheriveterwarposter.html |
> すすむさん、日本もドイツもアメリカも女性が飛行機を組み立てているのです。 > 飛行機生産に対する女性労働力の投入という点でも日本は我がドイツの後塵を拝しております。 > 私は中島小泉製作所にあったタクト方式による流れ作業の零戦組立てライン(流れ作業による航空機大量生産方式は日本が我がドイツにならい世界に先がけて導入したものです)3本のうちの1本が国民学校女子児童の手のみによって稼動していたとでも聞かない限り、驚きません。 日本女子挺身隊はセイラア服で勤務していました。これだけで賢明な諸氏がどちらをとられるかが、まるきにはソ連邦の輝ける明日のように明確にわかるのであります! |
> 日本女子挺身隊はセイラア服で勤務していました。これだけで賢明な諸氏がどちらをとられるかが、まるきにはソ連邦の輝ける明日のように明確にわかるのであります! まるき殿、セイラア服の下はモンペであります。そもそも、この風習は日本人は貧乏で着替えもないものだから、作業服と学生服と普段着の区別が無かったというだけの事ではないでしょうか。ドイツの勤労女子は勤労時にはちゃんとツナギを着ますし、正式な儀式のときはヒトラーユーゲントないしヒトラー婦人団の規定で定められた制服を身に付けるのです。これがTPOというものです。 学生服のスカートをモンペに履き換えて作るような飛行機には魂が篭るはずがありません。やるならばスカートのまま勤労すべきです。それが労働上不便であり危険であるなら百歩譲ってブルマー着用を推奨したいところですが、当時のブルマーはまだ提灯型であることを考えると、学生服のまま勤労作業に当たらせるという構想じたいに大きな無理があったと考えるべきでしょう。 |
>ドイツの勤労女子は勤労時にはちゃんとツナギを着ますし、正式な儀式のときはヒトラーユーゲントないしヒトラー婦人団の規定で定められた制服を身に付けるのです。これがTPOというものです。 ささき殿下、これぞ資源の浪費。国家緊急時によき皇国臣民がこのような堕落をしなかったことは誇りであり、また女性を着せ替え人形のように扱う独逸の体制に恐怖を感じざるを得ません。また、女性に3種類もあてがわなくては萌e《当局により削除》ないような国は非効率極まりないと思うのであります。 > 学生服のスカートをモンペに履き換えて作るような飛行機には魂が篭るはずがありません。やるならばスカートのまま勤労すべきです。 女子制服を3種類も用意しなくては魂が宿らない飛行機を作る独逸国。涙を禁じえません。 独逸と書いて、独特に逸脱していると読む。真実です。 |
> 日本でも、女工の美しい手によって航空機がうまれたのかと思うとウットリします。 > なんと羨ましい世界でしょう。 日本ではエンヂン部品も女工さん、どころか祗園の舞妓さんや芸妓さんの手によって製作されています。 ああ美しい発動機には白い襟足が似合います。 舞妓さんは日本の誉れです、独逸には居りますまい。 |
> 舞妓さんは日本の誉れです、独逸には居りますまい。 現代日本が誇る「マイコン制御」はその伝統を受け継いでいるのですね…。 |
> > 舞妓さんは日本の誉れです、独逸には居りますまい。 > > 現代日本が誇る「マイコン制御」はその伝統を受け継いでいるのですね…。 そうです、当事戦闘機や爆撃機を作って居られた舞妓さん達の娘さん方がマイコン制御を影で担っているのだそうです。 「舞妓'nBASICマガジン」は1982年7月に創刊され、以来日本の舞妓'n少年達のバイブルとなっています。 |
> 「舞妓'nBASICマガジン」は1982年7月に創刊され、以来日本の舞妓'n少年達のバイブルとなっています。 「舞妓'nBASICマガジン」はこのたび休刊になりました! もう日本はだめなのでしょうか! やっぱドイツなのでしょうか! |
居並ぶ日本軍の駐在武官にジャガイモの素晴らしさを叩き込んだというドイツのメイドさん部隊は、三国同盟締結に欠かせない秘密兵器であり、その影響力は舞妓さんをはるかにしのぐものであると愚考します。 |
> 居並ぶ日本軍の駐在武官にジャガイモの素晴らしさを叩き込んだというドイツのメイドさん部隊は、三国同盟締結に欠かせない秘密兵器であり、その影響力は舞妓さんをはるかにしのぐものであると愚考します。 メイドさんの破壊力は確かに素晴らしいのですが、残念ながらこのスレッドは日独航空機および空軍力の比較を真摯に行うものなのです。メイドさんが空を飛んだり、メイドさんが飛行機を作ったりしたという事実がない限り、メイドさんをドイツ空軍の一翼として位置づけることは出来ませぬ。 あ、言うまでもなく Do28 スカイサーバントは 1960 年代の飛行機なので考慮外であります。 |
ドイツのメイドさんは、わずか一個中隊が航空機約8万機の戦力を生み出したということなのです。これはドイツの他の娘さん達が生産した数にはやや劣りますが、実に侮れぬ数値と言えましょう。8万機のせいで別種32万機が生まれてるという話もあったりなかったりするかもしれませんが、これは断じてドイツのメイドさんのせいではありません。 |
兵器よりも飛行機としての性能を追求し、その性能の限りを航続距離に費やした 一式陸攻のどこがドイツ機に劣るというのでしょうか? 彼の機体は洋上をひとっとびし、敵艦に魚雷の一太刀を浴びせることができるのですよ? 何時間もかけて。 |
> 一式陸攻のどこがドイツ機に劣るというのでしょうか? 一式陸攻より武装に優れ、航続距離、搭載量もそこそこに優れたFw200を持つ我がドイツ空軍にとってたかだか400km/h半ばで敵戦闘機を振り切れると判断した甘い爆撃機構想の産物は習作以下の存在です。いけませんね。 |
Fw200なんて4発機じゃないですか、いけません。 エンジン4基もあればリクコー、陸攻なら2機作れます。 たった1機の鈍足爆撃機になにが出来ますか? 2機の陸攻があれば魚雷が2発も撃てます。 それにしても日本人の倍もあるような大コンパスのドイツ人の飛行機が、こんなに航続距離が短いなんて、不思議な話ですね。 |
> 2機の陸攻があれば魚雷が2発も撃てます。 甘い、ルノアールのココアの如く甘い。 それでは戦争に勝てません。 一式陸攻が二機、長距離を飛んで接敵すれば、その時はもう夜。 だとすれば一機は照明機ですね。 いけません、ああ、いけません。 |
> 一式陸攻が二機、長距離を飛んで接敵すれば、その時はもう夜。 > だとすれば一機は照明機ですね。 わかってませんね、それだけ長く飛んで、夜になっても、照明機を用意できるのです。 こっちの勝ちです。 大体その程度の飛行機を作るのに4基も発動機を用意したドイツの程度が知れます。 |
> > 一式陸攻が二機、長距離を飛んで接敵すれば、その時はもう夜。 > > だとすれば一機は照明機ですね。 > > わかってませんね、それだけ長く飛んで、夜になっても、照明機を用意できるのです。 > こっちの勝ちです。 > 大体その程度の飛行機を作るのに4基も発動機を用意したドイツの程度が知れます。 お返事が遅れて申し訳ございません。 私は実証主義をモットーとしておりますので、御意見の通り、朝に帰ってみたのです。 ところがどうでしょう。朝に帰って見ると、体はだるく熱っぽく、顔はむくんで頭痛がします。夜飛んで朝つくのはほどほどにすべきだと思います。 さて、 日本海軍が装備した双発陸攻というものは「四発陸攻」の代用品なのです。 もともと陸攻は1.5トン爆弾と53センチ魚雷による大攻撃力を得る為にあんなに大きいのです。艦上機と同じような雷装は本意ではないのです。そしてそれを実現できるのは四発陸攻なのです。(一式陸攻も考えてはいたのですが) 双発陸攻は中攻という言葉通り、大攻を全実施部隊に装備する予算的余裕と製造能力が無い(機数を揃え、それに伴う年度の消耗数を補充してゆくことができない)為に全陸攻部隊の2/3を双発機で代用する為に生産されているのです。 これは日本の大型飛行艇と中型飛行艇の関係でも同じです。 日本海軍は我がドイツ空軍の四発重爆を模倣、装備したくて仕方が無かったのです。 |
> 日本海軍は我がドイツ空軍の四発重爆を模倣、装備したくて仕方が無かったのです。 仰る通りです。しかし...世界に冠たるドイツであれば、せっかくの大型機をもって米国本土上空に至りながら、物見遊山で帰ってくるだけの作戦はいかがかと思われます。 同じ冷やかしであれば零式小型水偵のようにまがりなりにも「爆撃」を試みて欲しかったのですが,いかがでしょうか。 「届かなければ届くところから飛べ」という発想の柔軟性。 「重い爆弾でも、とりあえず積むだけ積んでみる」という気迫。 このバランスこそが米本土空襲を実現した日本機、日本軍の評価すべき点だと思います。 |
…あのぉ、どっちもダイスキなんですが。ドイツ機が日本機に劣るなんて思っていませんし、逆に日本の飛行機が一方的にダメだとも思いません。その違いを楽しむ事もまた、この方面の趣味を嗜む大きな要因だと思いますが、どうでしょう? |
まるきさんの紳士的な態度が全ての白黒を曖昧にしているだけです。 いけません。 ここで決着を付けなければ十年後悔いたします。 |
突然の横レス失礼いたします 土井津武夫様の、このテーマに対して一つの回答を得ようという情熱は、 > ここで決着を付けなければ十年後悔いたします。 という発言のところどころから溢れ出ていると感じておりまして、この問題意識ついては何ら異論がないことを、最初に断らせていただきます。 ただ、「白黒をはっきりさせる」という議論の建て方には賛同できません。 考えても見て下さい、ドイツ機と日本機の優劣を論じる上で、いくら「白」と「黒」の境界をはっきりさせたところで、それは「いかにバルカンクロイツを美しく塗り上げるか」という議論にしかなりません。つまり、「白」と「赤」の塗り分けによって構成される「日の丸」をつけた日本機はすでにこの議論の中心から除外されているのです。 ですから、「白黒」に「赤」を入れることによって初めて、ドイツ機と日本機を同じ土俵で比較する最低限の条件が整うと、私は考えるのです。 ここに「青」や「緑」を入れると米国機だの、英国機だのが混ざり込みかねませんが、せめて、「赤」を入れることについて、この議論を進める上で皆様に意識していただきたいと思い、筆を執らせていただいた次第です。 え?ソビエト機はどうなるって?えーと、枢軸国同志仲良くやろうじゃないですか。 |
> ただ、「白黒をはっきりさせる」という議論の建て方には賛同できません。 > 考えても見て下さい、ドイツ機と日本機の優劣を論じる上で、いくら「白」と「黒」の境界をはっきりさせたところで、それは「いかにバルカンクロイツを美しく塗り上げるか」という議論にしかなりません。つまり、「白」と「赤」の塗り分けによって構成される「日の丸」をつけた日本機はすでにこの議論の中心から除外されているのです。 大丈夫です。カラー写真が豊富に残る独国と異なり、日本機の写真はほとんど白黒しか残っておりません。 国籍マークが赤だろうと黒だろうと、迷彩色が飴色だろうと鼠色だろうと、主翼前縁色が黄色だろうと橙色だろうと、機内色が青竹色だろうとカーキ色だろうと、統一型増槽が橙色だろうと灰色だろうと、残された写真はみんな仲良く白黒なのです。 問題はむしろ色をつけようとしたときに発生するのであって、白黒をつけることには全く問題ありません。 |
けど飛行場があまりないアジア方面に来たら スピットファイアやハリケーンと同じく高度優位が取れずに 隼相手にボコにされるでしょう。 勝ったも同然です。 またどこぞで深酒でもしたのでしょうか? |
> けど飛行場があまりないアジア方面に来たら 英軍ごときの飛行場設定能力とドイツ空軍地上部隊の設定能力を比較してはいけません。 ドイツ空軍の飛行場急速設営能力は、資材さえあれば米軍にも劣るものではありません。 爆破整地後に木製スノコを敷き並べるだけで、重爆撃機も運用可能な立派な飛行場が平均48時間で設定できます。 しかも、米軍が鉄板を使うのに比べれば環境にも優しい。 ノルウェー侵攻や東部戦線でドイツ空軍の爆撃航空団の進出が遅れもなく遂行されているのは、ちゃんと理由があるのです。 しかも、設備の整わない前線飛行場からの作戦はドイツ空軍単座戦闘機隊では既定方針であり、Bf109やFw190の整備性の良さ、特にある程度のモジュール構造を取り入れて部品交換を前提とした設計などはこれを基礎としています。 RAFの戦闘機隊、またなかんずく帝国陸軍の戦闘機隊がちゃんとした飛行場から出撃することを前提とした地上部隊編成であり機体設計であるのに比較すれば、飛行場適地の選択範囲は比較にならないくらいに広く、また前線飛行場で維持できる稼働率も比較にならないのです。 確かに隼は手強い戦闘機ですが、Bf109が本来の能力を発揮できる環境を地上部隊が用意できるならば恐れるに足りません。 そして、それを提供できる潜在能力は既にドイツ空軍は保有しているのです。 勝ったも同然です。 |
基本的に草原やわるくて泥炭地ばかりのロシアと 山ばっかで田んぼ泥ばっかジャングルばっかのアジアとを一緒にしてはいけません。 基本的に東南アジア、特に当時の米軍・英軍の飛行場と日本軍の飛行場の間は山ばかりなのです。 ラオスから昆明まで陸路で抜けましたが現在でも景洪まで道は2車線が限度、おまけにほとんどカーブばかりです。 いくら飛行場の造成能力がすぐれていてもこれではロシアのように一朝一石にはいきません。 当時の飛行場はみな主要幹線沿いにあること、おまけに現在では州の主要都市であったりするところばかりです。 ようはある程度物流の融通の利くところに限られます。 ウィンゲート降下部隊により設営されたモーニン飛行場ですら主要幹線上にあるのです。 おまけに基地造成能力に優れるはずの米軍が昆明以南に飛行場をそれほど設けなかったのはなぜでしょう? これじゃドイツ軍が来てもどうしようもありません。隼の勝ちです。 |
> 基本的に草原やわるくて泥炭地ばかりのロシアと > 山ばっかで田んぼ泥ばっかジャングルばっかのアジアとを一緒にしてはいけません。 ノルウェーも山ばっか&湿地ばっか&雪ばっか&ツンドラばっかでありまして、まともな感覚ではオスロ近郊にしか飛行場適地などありはしませんことよ。 それでも、トロムセのティルピッツに対して戦闘1個グルッペを展開し常時スクランブルをかけられる態勢で飛行場を設営できるのがドイツ空軍なのですよ。 > 当時の飛行場はみな主要幹線沿いにあること、おまけに現在では州の主要都市であったりするところばかりです。 > ようはある程度物流の融通の利くところに限られます。 だから、それは地上部隊の能力・機能と後方兵站に対する日米英軍の考え方によるものなのです。 日米英的には整った基地を少数作り、まとまった部隊を展開し、防衛を強固にして、一点集中で効率を高める傾向があります。 ドイツやソ連は小規模の飛行場を分散して配置し、部隊も一飛行場あたり10数機、飛行場防衛はあまり考慮しないという傾向があります。 また、このため各飛行場への兵站輸送に小口空輸を頻繁に行うことで、道路網や鉄道網をかなりの程度まで補うシステムを持っています。 もちろんそれぞれに利点欠点はあり、それぞれに運用思想というものがありますが、要するにすこし「常識」が違っているのですよ。 北アフリカでも飛行場の前進後退が頻繁に行われていますが、立ち上がりは常に英軍よりも独軍の方が早い。 > ウィンゲート降下部隊により設営されたモーニン飛行場ですら主要幹線上にあるのです。 でなければ英軍の運用思想的には飛行場を維持できないのですから当然です。何も驚く要素はありません。 > おまけに基地造成能力に優れるはずの米軍が昆明以南に飛行場をそれほど設けなかったのはなぜでしょう? 第14空軍の作戦方針の問題だと思われます。 ただでさえハンプ越えの空輸と羊腸のビルマルートとに頼る細い兵站線に拠って戦う第14空軍にとって、該方面への展開は負担に耐えられるものでなかったのではないでしょうか。 また、同様の理由でシービーズのような潤沢な資材なんか全く期待できません。 成都近郊の「首都」防空用の基地群や、後の第20空軍のB-29用の基地も、苦力を数万単位で動員した人海戦術でそれこそツルハシとモッコとハンマーと血と汗と涙だけで建設されてるじゃありませんか。 |
> けど飛行場があまりないアジア方面に来たら > スピットファイアやハリケーンと同じく高度優位が取れずに > 隼相手にボコにされるでしょう。 > 勝ったも同然です。 確かに隼は強敵です。 P-Kunさんは良く勉強されているようですが、日本陸海軍航空隊の真の姿は何故か日本国内では正確に伝えられていないようです。 日本陸海軍は独自の戦略構想を以って独自の空軍を建設しようとしていた訳ではありません。日本陸軍も日本海軍も航空隊をルフトバッフェにしたかったのです。 例えば戦闘機、 陸軍は我がBf109の機体と製造権の譲渡交渉を行っています。 結局、空飛ぶ精密機械である我が一線戦闘機の価格に驚いて同じエンジンを搭載した海賊版の製造で妥協したようですが、陸軍が欲したのは隼ではなく、Bf109なのです。それが得られない為に補助戦闘機として製造したのが隼なのです。 私は陸軍がドイツにBf109の輸入と製造権取得交渉を実施した際の関係書類も持っております。ベンツの購入を諦めた若い夫婦の如き雰囲気です。 我が名門ハインケルのコピー機を終戦まで開発し、装備し続けた日本海軍は、He112の装備を本気で考えておりました。H戦と呼ばれたHe112は中国戦線に出動寸前でした。最終的にはDB601を装備した機を本格的に導入する予定だったのですが、我がドイツの戦争突入による諸問題から実現しておりません。当然He100にも大変な興味を持っており、流星や烈風の参考となっています。 そして、陸攻がどんな飛行機であろうと、日本海軍はHe177のライセンス生産を本気で考えていたのです。当然、複雑精緻な双子エンジンの製造などできる訳がありませんから野暮ったい通常四発型ですが、その生産ラインは昭和飛行機が建設する新工場に敷かれる予定で会社側も海軍の要求により準備を始めていたのです。 > またどこぞで深酒でもしたのでしょうか? 何をおっしゃっているのかわかりません。 私はメッサ-シュミット博士のライセンス生産版である土井津武夫です。 |
やはり水上機では日本の方がちょっといいかもしれません。 二座水偵部門では、確かに九五水偵は複葉だったり、零観もまた複葉だったり、瑞雲もまた才媛だけど嫁き遅れの小姑だったりという感はありますが やはりAr196は950馬力の単葉複座水偵として、630馬力複葉の九五水偵と同等、850馬力複葉の零観に劣るという状況はどうかと。 また、3座水偵では、ドイツはHe115であり、魚雷も積めるし爆弾だったら1.5トンも積めたりしますが、エンジンは2個も使うし、軍艦からカタパルトで発進できません。 零式水偵はもしかするとハインケルの飛行機かもしれないと疑ったりもするのですが、一応日本の飛行機として考えると、エンジンは1個で速度はやや速く、航続距離ははるかに長く、カタパルトから発進もできます。 魚雷も積めないことはないし、爆弾も25番までは持っていけます。 潜水艦搭載機に関してはAr231は一世代前の九六式小型と同等で、零式小型と比べてしまうとどうしても見劣りすると思います。 潜水艦に積めなかった、従って実績全くなしだったのは全面的に海軍が潜水艦用カタパルトを用意しなかったことが悪いのでAr231のせいではないと信じていますが。 |
ドイツには6発の Bv222 があり、日本にはありません。 水上機もドイツの勝ちであります。 |
> ドイツには6発の Bv222 があり、日本にはありません。 > 水上機もドイツの勝ちであります。 ささきさん、それは飛行艇です。 確かに日本の制式飛行艇はエンジンが4発までなので負けたなぁと思っていたのですが、ことは下駄履き機の問題です。 なにぶん、ご自重願います。 |
確かに、ドイツには「水上戦闘機」などという狂った機種はありません。まして、それ専用の機体をゼロから新規開発するようなオチャメなこともやっていません。マッドサイエンティストのホームランドを自称しておきながら、こんな所で常識の片鱗を見せるとは情けないことです。 悔しいですが、ゲタ履き水上機に関してはドイツの負けを認めざるを得ないでしょう。 |
エンジンの数が多い方が強いというルールがあるとするならば、 ドイツにはHa(Bv)139という4発下駄履きの輸送機があり、しかも改造機でもなんでもない新規開発機である以上、この分野でもドイツに勝ちを譲らなければならないのですが・・・ |
> ドイツにはHa(Bv)139という4発下駄履きの輸送機があり、しかも改造機でもなんでもない新規開発機である以上、この分野でもドイツに勝ちを譲らなければならないのですが・・・ 「ディーゼル動力の貨物/輸送機」という時点で魂的に勝っておりますね。 対向ピストン2ストローク直噴過給ディーゼルの Jumo205C、無敵です。 205 は重い割に馬力がないとか 205 搭載の Ju86 はスペインで不評だったとか そもそも Bv139 じたい3機しか作られてないなんて文句は、航空ディーゼル ひとつマトモに作れなかった航空後身国のひがみに過ぎない、と断言しましょう。 |
流石に陸攻は最高であり、鈍重で短足なドンガメドイツ機には及びもつきませんが。 では、他の機種ではどうでしょうか? 例えば大戦末期の最新鋭戦闘機は、ドイツならMe262、Do355あたりですね? そのころ日本は何を作ってましたでしょうか、そうです、あの艦攻のできそこないの ような烈風、使い物にならない旧式戦闘機の発動機を換装して焼き直した五式戦闘機。 こんなのではとても敵いそうにはありません、ありませんが、ちょっと待ってください。 Me262やDo355は双発戦闘機です。 当時の日本軍の最新双発戦闘機と言えばそう、キ109ですね。 すみません、やはり日本の勝ちです。 |
まず日本にはモーターカノンがありません。これだけで魂的に負けています。せっかく MG151/20 を輸入しておきながら、適合するプロペラが無かったばかりか製造精度不良で弾も薬莢も作れないとは情けないにも程がありますね。 次に対戦車攻撃用の機関砲がありません。え、キ-102乙?57mm ホ-401ですか、チハの主砲を連射式にしたようなへっぽこ機関砲で対戦車を唄ってはいけませんね。 更に、重爆迎撃用の大重量榴弾もありません。悔しかったら M-Geschoss 弾を作ってみろってんだ。ドイツ軍では Bf109 にも Fw190 にも 30mm MK108 をバンバン積んでおり、肉薄攻撃だとか空対空特攻などという悲惨な言葉とは無縁なのです。 (エルベ・ゾンダーコマンド?シュトルム・フリーガー?何のコトかわかりまセーン :-) 日本機の武装で自慢してるのは零戦のエリコン機銃ですか?アレはドイツが 1918 年に開発した Becker 機銃の末裔ですからドイツ製と言っても過言じゃないです。え、斜め銃?あれはUボートで運んだシュレッゲ・ムジークの資料をもとに日本で真似ただけでしょ。 まぁ、かのように機銃に関しては日本製などスペペのペーでありまして、軍用機の本領がその武装にあることを考えれば、日本機がドイツ機より優れている筈など無いことは一目瞭然であると思うわけです。 |
個々の機体の開発に関しては、客観的にその工業力及び技術水準から見てドイツ機が圧倒的勝利だと思います。ドイツから持ち込んだエンジンをコピーしようとしたら、ねじ1本からその精度の違いに愕然としたと読んだ事があります。 が、相対的に比較してみると、むしろそんな技術レベルであれほどの機体を作っていた日本機が逆に圧倒的勝利です。 しかしながら・・・艦上機である烈風と、ドイツの地上機を比較するのは問題外だと思います。 |
腹が減っては戦が出来ぬ、と申すのに独逸単座戦闘機では弁当を使えないではないですか。 この件は日本戦闘機の圧勝ですな。 ああ大空で食う弁当の美味いことよ。そうだサイダーを飲もう。 |
> 腹が減っては戦が出来ぬ、と申すのに独逸単座戦闘機では弁当を使えないではないですか。 > この件は日本戦闘機の圧勝ですな。 ああ大空で食う弁当の美味いことよ。そうだサイダーを飲もう。 わかっていません。ドイツ人の食生活はジャガイモとソーセージで構成されており、日本の貧相なメシとは違って高カロリー高脂肪なのです。一作戦ごとに弁当など食っていては、早晩ゲーリング元帥のような体型になってしまうことは自明であります。ドイツ戦闘隊に弁当がないのはダイエットの一種であり、自らの過ちを若いパイロットに繰り替えさすまいと考えるゲーリング元帥の暖かい親心なのです。 なおドイツには「サイダー」などという無粋な飲み物はなく、ドイツで炭酸の入った飲み物はすべからくビールであり、そんな物を上空で飲んだら酔っ払って戦争にならなくなる、という事も注記しておきましょう。 |
> 一作戦ごとに弁当など食っていては、早晩ゲーリング元帥のような体型になってしまうことは自明であります。 目からウ コが落ちました、Bf−109の操縦席が夏服の日本人でも窮屈なのは成人病対策のためだったんですね。 恐ろしきカナ独逸厚生省。 |
> わかっていません。ドイツ人の食生活はジャガイモとソーセージで構成されており、日本の貧相なメシとは違って高カロリー高脂肪なのです。一作戦ごとに弁当など食っていては、早晩ゲーリング元帥のような体型になってしまうことは自明であります。ドイツ戦闘隊に弁当がないのはダイエットの一種であり、自らの過ちを若いパイロットに繰り替えさすまいと考えるゲーリング元帥の暖かい親心なのです。 「真実一路」の記事内にドイツ空軍機上加給すなわち航空弁当について記述があります。引用させていただければおそらく短い飛行時間の間に食べきれるよう、「加温コーヒーまたは茶、チョコレート50g、デキストロエネルゲン50g、ドロップス30g、ビスケット100g」と実に慎ましやかなものです。多分、それ故に独パイロットは1食では足りずに一日に何度も出撃したのでしょう。結果として食べ過ぎてしまうこともあったかもしれません。 でも、大丈夫。デキストロエネルゲンの主成分、デキストリンはジャガイモデンプンを加工してつくられた食物繊維ですが、便通を促し、コレステロールを下げる機能があるらしいのです。流石ドイツ空軍、飛行機こそは我が皇軍に見劣りするとはいえ、その技術に学ぶところ大なりと言わざるを得ません。 |
> でも、大丈夫。デキストロエネルゲンの主成分、デキストリンはジャガイモデンプンを加工してつくられた食物繊維ですが、便通を促し、コレステロールを下げる機能があるらしいのです。流石ドイツ空軍、飛行機こそは我が皇軍に見劣りするとはいえ、その技術に学ぶところ大なりと言わざるを得ません。 便意を覚えるころには、基地に戻っているわけですね。 搭乗員の健康を第一に考慮する基本設計に、便秘気味の私は涙が止まりません。 |
> 便意を覚えるころには、基地に戻っているわけですね。 > 搭乗員の健康を第一に考慮する基本設計に、便秘気味の私は涙が止まりません。 ドイツ戦闘機の航続距離を制限したのは、燃料より便意の制限の方が大きかったことは、みのもんたも認める通説となってます。バトルオブブリテンの勝利をあきらめてでも搭乗員の健康に気を配る姿勢が、300機撃墜の超エースを生み出した原動力でしょう。 機上垂れ流しを黙認せざるを得なかった日本軍に比べ、口惜しながらこの分野ではドイツの圧勝と言わざるをえません。 |
> ドイツ人の食生活は(中略)、日本の貧相なメシとは違って高カロリー高脂肪なのです。 そうだったのか、それで合点が行きました。 Ju86−P&Rが1万メートル以上の高々度飛行をするのがいまいち眉唾臭かったのですが、鍵は搭乗員の耐寒能力に在ったのですね、脂肪を耐寒防御に使うとは・・・。 これでは中攻がいかに女工さんの真心の結晶でも敵う訳がありません。 |
> そうだったのか、それで合点が行きました。 > Ju86−P&Rが1万メートル以上の高々度飛行をするのがいまいち眉唾臭かったのですが、鍵は搭乗員の耐寒能力に在ったのですね、脂肪を耐寒防御に使うとは・・・。 奢敵米国のB29爆撃機も皇国上空1万メートルで侵入し、しかも乗員はTシャツ1枚などの軽装であったと伝えられます。不肖私はアメリカで5年を過ごし、マクドナルドのスーパーサイズセットやドクターペッパーのキングサイズ常食が米人に如何なる肉体的影響を与えるかを観察することにより、その秘密を見抜くことに成功しました。彼等もまた高々度飛行に備えて皮下脂肪の蓄積に余念がなかったのです。 > これでは中攻がいかに女工さんの真心の結晶でも敵う訳がありません。 日本の迎撃戦闘隊がB29相手に苦戦した真の理由も、排気タービンの欠如でも迎撃管制システムの不備でもなく、貧困な食生活ゆえに搭乗員が高々度飛行に耐え得る皮下脂肪を蓄積しなかったことにあるのですね。やはりドイツの勝ちです。 しかし、旅客機においてすら与圧暖房が一般化した今日も、万が一に備えて皮下脂肪を蓄積し続ける米人のおそるべき敢闘精神には感嘆を禁じ得ません…これが開拓者精神と言うものなのでしょうか。 |
アメリカ機が、日本の如く繊細な軽量化では無く、大馬力大型化に向かったのは 太った搭乗員を載せるための必要に迫られたからだったんですね。 |
> アメリカ機が、日本の如く繊細な軽量化では無く、大馬力大型化に向かったのは > 太った搭乗員を載せるための必要に迫られたからだったんですね。 健康管理のために1日2回の入浴を義務付けている米軍の事ですから、あのコクピットの広さは浴槽を兼ねているのだと思っていました。 従って、水冷エンジンを登載していない機体に対して「納屋の戸」と揶揄されましたが、「戸を壊して(湯を沸かす)薪にするタイプの機体の意」なのだなと解釈していました。 大変勉強になりました。。 |
単座戦闘機の航続距離の短ささえ無ければ、ドイツ機を応援してもいいのですが、バトル・オブ・ブリテンの後も、単座戦闘機の航続距離が1000kmに満たなかったと思います。ドイツ機の航続距離がもう少し長かったら、と思うのは贅沢なのでしょうか。零戦21型がベルリン・ロンドン間を平然と往復できたのと比較すると、ついため息が出ます。 |
私もそうを思います。 戦闘機で重要なのは航続距離で、武装や運動性能はその次と考えていいでしょう。 いくら優秀機でも搭乗員の技量でだいぶ違います。 島国日本では700マイルをカバーするのは当たり前でしたからね。 陸続きのヨーロッパとは戦闘機製作に対する考え方も違ったのでしょう。 |
日本陸海軍機の塗装の退色加減や剥げ。 ドイツ空軍機の複雑怪奇な迷彩塗装。 いずれもモデラー泣かせ、いやモデラー冥利に尽きると言えましょう。 この両者から比べたら、全面無塗装やら全面グロスシーブルーやら 判で押したような雲形迷彩など右手一本でチョチョイのチョイです。 閑話休題。 スピナーの渦巻きの分、ドイツ機の勝ちです。 |
>日本陸海軍機の塗装の退色加減や剥げ。 >ドイツ空軍機の複雑怪奇な迷彩塗装。 >いずれもモデラー泣かせ、いやモデラー冥利に尽きると言えましょう 確かにドイツ機の蛇行や斑点迷彩には「ピースコン持たざる者プラモを作るべからず」という脅迫力がありますし、マスキング技術を試すかのような主翼上面の直線塗り分けやら、面相筆が下手だと泣きたくなるスピナーの渦巻きなど嫌味にあふれたステキなデザインです。 しかし、日本にはそもそもどんな色を塗るべきかわからず、どんな色に塗っても絶対誰かに文句を言われるという恐ろしい飛行機、零戦があります。エニグマ暗号の完成度を誇るドイツでも、一万機も作られた主力戦闘機の色がわからないなどという珍事は無いのではないでしょうか。 この勝負は引き分けではないかと思います。 |
> >日本陸海軍機の塗装の退色加減や剥げ。 > >ドイツ空軍機の複雑怪奇な迷彩塗装。 > >いずれもモデラー泣かせ、いやモデラー冥利に尽きると言えましょう > > 確かにドイツ機の蛇行や斑点迷彩には「ピースコン持たざる者プラモを作るべからず」という脅迫力がありますし、マスキング技術を試すかのような主翼上面の直線塗り分けやら、面相筆が下手だと泣きたくなるスピナーの渦巻きなど嫌味にあふれたステキなデザインです。 > > しかし、日本にはそもそもどんな色を塗るべきかわからず、どんな色に塗っても絶対誰かに文句を言われるという恐ろしい飛行機、零戦があります。エニグマ暗号の完成度を誇るドイツでも、一万機も作られた主力戦闘機の色がわからないなどという珍事は無いのではないでしょうか。 > > この勝負は引き分けではないかと思います。 取りあえず、視点を変えてメーカー側から見た場合も考慮してみてはどうでしょうか・・・。 この場合、同じ機体でも全長や全幅が伸びたり縮んだり、エンジンの数が増えたりすると全く形状が変わることの多いドイツ機は商品の一部差し替えだけで別パッケージ販売可能なバリエーションが桁違いに多く、商品展開という面では圧倒的に優位ですね。 素人さんに零戦や一式戦のバリエーションを見せても、その違いにピンときて貰い難いでしょうが、Bf109やFw190だと初期型、高々度型、後期型等々でころっと変わるのでバリエーションは分かりやすいですしね・・・。 |
> 取りあえず、視点を変えてメーカー側から見た場合も考慮してみてはどうでしょうか・・・。 > この場合、同じ機体でも全長や全幅が伸びたり縮んだり、エンジンの数が増えたりすると全く形状が変わることの多いドイツ機は商品の一部差し替えだけで別パッケージ販売可能なバリエーションが桁違いに多く、商品展開という面では圧倒的に優位ですね。 > 素人さんに零戦や一式戦のバリエーションを見せても、その違いにピンときて貰い難いでしょうが、Bf109やFw190だと初期型、高々度型、後期型等々でころっと変わるのでバリエーションは分かりやすいですしね・・・。 > いや、客の視点で見れば、マニアな客でない限りバリエーションの多寡なぞ、そんなに気にしません。むしろドイツ軍の品揃えの薄さ、例えば単発単座戦闘機で事実上Me109とFw190の2機種しか無いことは、販売戦略上は圧倒的な不利です。 その点、41年以降毎年新機種を加える陸軍と陸上戦闘機まで自分で品揃えする海軍の二本立てラインアップを誇る日本軍の方が販売網構築の面では圧倒的に有利かつディーラーの皆様にも好評で、圧勝です。 |
アインベオさんの御指摘は非常に鋭い所を突いています。 かつてモデラーの中でドイツ機ファンはエリートでありました。 探究心も旺盛で、どちらかといえば情緒的な日本機ファンとは一線を画していたのです。 しかし、その為にドイツ機の世界は初心者を受け付けなくなってしまいました。 確かにバリエーションが多いとは言え、初心者には区別のつかないものがあり、しかもドイツ機は多少勉強した位では理解しきれない程の複雑さです。 たとえばBf109のG-6からK型までの変遷とバリエーションを最新の情報に基いて正確に理解している人は稀でしょう。しかも新情報や新解釈が登場しても「またか、どうせすぐ異説が生まれる」とみんな諦めて読みもしません。 ドイツ機ファンとしてこの風潮は憂うべきものです。 「0−9ギャラリー」に感動したあの頃のファンはみんな肝硬変で死んでしまったのでしょうか。 それに比べると体系的な研究が行われて来なかった日本機の世界はまだまだ熱いと言えましょう。プラモもまだまだネタはあります。 しかし、それでも、我がドイツには勝てません。 日本にはジェット戦闘機が無いからです。 ああ、いけません、いけません。 |
> しかし、それでも、我がドイツには勝てません。 > 日本にはジェット戦闘機が無いからです。 > ああ、いけません、いけません。 議論ボードには初めての書き込みです。 ドイツは世界最初の実用戦闘機Me262を出していますね。 「橘花」は所詮粗悪コピーにもならないもの。 対してMe262は、かの大工業国アメリカのP80よりも優秀という評価を受けた戦闘機です。 よって…ドイツの勝ち!(^o^)。 |
> しかし、それでも、我がドイツには勝てません。 > 日本にはジェット戦闘機が無いからです。 > ああ、いけません、いけません。 このHPの偉大なる先人は、こう仰ってます。 「第二次大戦の前後はプロペラの飛行機の種類がたくさん出ました。 これらを 通称で「ワーバード」と呼んでいます。」と。 日本人は先人の言葉を大事にするのです。 場外です。場外。 |
> このHPの偉大なる先人は、こう仰ってます。 > 「第二次大戦の前後はプロペラの飛行機の種類がたくさん出ました。 > これらを 通称で「ワーバード」と呼んでいます。」と。 > > 日本人は先人の言葉を大事にするのです。 > > 場外です。場外。 そんな事もあろうかと、ドイツ人は Me262V1 をプロペラで初飛行させましたし、Me163 の機首にも小さなプロペラを付けてあるのです。やはりドイツの勝ちですね。 |
> そんな事もあろうかと、ドイツ人は Me262V1 をプロペラで初飛行させましたし、Me163 の機首にも小さなプロペラを付けてあるのです。やはりドイツの勝ちですね。 プロペラで飛んでいる限りにおいては、もちろんMe262のかける技も有効とみなされます。もちろん反則も5秒まではOKです。我が紫電改や四式戦はいつでも挑戦を受けるでしょう。どこからでもかかってらっしゃい。プロペラで。 Me163は確かに強敵です。日本に技術資料を渡すときも、あのプロペラだけは秘密にしたといわれるほどです。 うーん、基地を迂回して、放っておきましょう。 |
アインベオさんは大変良く勉強されていて頭が下がりますが、やや教条主義的な傾向があるようです。私は実証主義の視点から日頃ドイツ機の写真をよく検討しておりますが、アインベオさんもMe262の機首先端の塗装をよく御覧下さい。ここだけちょっと塗装を変えたり、中には渦巻きを描いた機体があります。 渦巻きの図像は日本ではナルト、我がドイツではプロペラスピナを表します。 すなわちMe262には心意気としてプロペラがあるということです。 世界の航空工業がどうであれ、ドイツ観念論とはそうしたものなのです。 |
私が最も恐れていたのは、ドイツがプロペラ付きMe262をそのまま 実戦参加させる可能性でした。レシプロ1基+ジェット2基の3発機は 30ミリ機銃4門をどこに付けるかさえ気にしなければ、Me262の 加速の悪さや離着陸時の弱点を完璧にカバーした無敵戦闘機になってい た可能性があります。 ああよかった。ほんとうによかった。 |
> このHPの偉大なる先人は、こう仰ってます。 > 「第二次大戦の前後はプロペラの飛行機の種類がたくさん出ました。 > これらを 通称で「ワーバード」と呼んでいます。」と。 > > 日本人は先人の言葉を大事にするのです。 > > 場外です。場外。 日本の戦闘機には高〜いところを飛ぶちからがありませんでした。 それに対して、ルフトヴァッフェにはMe109G-10やMe109K、フォッケウルフFw190D決定版Ta152Hといった高高度戦闘機がありました。 高高度を飛ぶ爆撃機やP51をみて涙をのんだ日本のパイロットがいかに多かったことか…これをもってしてもドイツの勝ちですね。 |
> 日本の戦闘機には高〜いところを飛ぶちからがありませんでした。 > それに対して、ルフトヴァッフェにはMe109G-10やMe109K、フォッケウルフFw190D決定版Ta152Hといった高高度戦闘機がありました。 > 高高度を飛ぶ爆撃機やP51をみて涙をのんだ日本のパイロットがいかに多かったことか…これをもってしてもドイツの勝ちですね。 ドイツは、排気タービンを開発できなかったじゃあ、あ〜りませんか。 日本には、まがりなりにも試作機レベルですが、 排気タービン搭載機種は多々あります。 DB605に匹敵する発動機に、排気タービンを搭載した 彗星12型ベースの試作機も作られました。 MW50とか言う、酸素を代用品を噴射するちゃらい装置の代わりに、 マルサ噴射と言う、ズバリそのもの酸素直噴という男らしい装置も試作されてます。 ちなみに、Me163の国産化にも成功してます。 試作レベルでは決してドイツに劣っていません。 久我山に新型15cm高射砲が配備されたんで、 首都防空にはわざわざ高高度戦闘機を量産する必要がなかっただけなのです。 |
lazypersonさん、我がドイツの研究によれば このように技を掛けて来た場合は、 一旦技を受けてから、こうやって返します。 あいたたたた! ほんまにターボ無いわぁ、どうしよ。 でもな、 > DB605に匹敵する発動機に、排気タービンを搭載した > 彗星12型ベースの試作機も作られました。 そりゃ「DB601Eに匹敵」でんがな。 > MW50とか言う、酸素を代用品を噴射するちゃらい装置の代わりに、 MW50はメタの水割で50%という意味やで。 亜酸化窒素噴射装置ちゃいま。 > 久我山に新型15cm高射砲が配備されたんで、 動きが鈍くて15高を護衛する7高が周囲を取り巻いとってどうすんねん。 15高は宮城より偉いんか? こんな防空、やっとられんわ。 |
> lazypersonさん、我がドイツの研究によれば > このように技を掛けて来た場合は、 > 一旦技を受けてから、こうやって返します。 おみそれしましたm(_ _)m。 私の粗雑なオツムでは思いつきません。 ちなみにMe163のデッドコピー「秋水」は試作に留まり、量産されませんでした(;;)。 |
> ちなみにMe163のデッドコピー「秋水」は試作に留まり、量産されませんでした(;;)。 我がドイツ青年たるもの、正々堂々、嘘偽りはいけません。 秋水はデッドコピーではなく「線図を参考に真似してみた」ものです。 日本ではこの機体を「Me163」と呼び、その改良型を「Ju248」と呼んでいますが、とても本家にかなうような計画ではありません。 しかし、日本陸海軍は試作のみでは終わらせず、全力を挙げてこの「Me163」を量産しております。名古屋で展示されている機も量産機です。 これは認めねばなりません。 |
> 我がドイツ青年たるもの、正々堂々、嘘偽りはいけません。 > 秋水はデッドコピーではなく「線図を参考に真似してみた」ものです。 > 日本ではこの機体を「Me163」と呼び、その改良型を「Ju248」と呼んでいますが、とても本家にかなうような計画ではありません。 > > しかし、日本陸海軍は試作のみでは終わらせず、全力を挙げてこの「Me163」を量産しております。名古屋で展示されている機も量産機です。 > これは認めねばなりません。 うげげ…そうだったんですか、いつもながらの不勉強と早とちりでした(反省…) しかし「秋水」はたしか海軍機が一度試験飛行をしただけで、そのとき大破し、陸軍はついに試験飛行もしなかったじゃあないんですか? 量産期といってもドイツより3ヶ月あまり後に降伏したのに結局戦争にはまにあわなかったんだし…そもそも日本の場合元ネタドイツ製がなかったらできなかったのにドイツは自力で生産し、しかも実戦に参加させていますよ。 |
> しかし「秋水」はたしか海軍機が一度試験飛行をしただけで、そのとき大破し、陸軍はついに試験飛行もしなかったじゃあないんですか? 試験飛行の成否と量産に移行したかどうかは別の話ですね。 我がドイツはこのような部分で不勉強な発言を嫌います。 一号機が大破しようと部隊は訓練を開始し、量産機はどんどん完成していたのですから「試作のみ」ではありません。 しかし、ロケット戦闘機の技術など我がドイツにとっては知れたものです。 いつでもくれてやります。 |
他の国ならあの時間では量産できません。 高濃度過酸化水素と水化ヒドラジンの大量製造工場が、日本には既にあったのです。 元々日本海軍は魚雷用動力素として、ドイツのワルターと同様の模索を行い、同じ結論に達していたのです>過酸化水素+水化ヒドラジン+アルコール この動力素を用いた魚雷は実射試験も終了し、動力素の大量製造工場も完成しており、あとは実用化という所で、ドイツからロケット機の情報が入り、工場を航空本部に持っていかれちゃったんです。 この魚雷用動力をやっていたのが三菱長崎兵器工場だったことと、秋水の主務が三菱であることは、恐らく何等かの関連があるんでしょうな(とか無根拠に書いてみる) 確かにドイツから情報が入らなかったらロケット機は作られなかったでしょうが、その場合は過酸化水素動力魚雷が実戦投入されたでしょう。 |
> 量産期といってもドイツより3ヶ月あまり後に降伏したのに結局戦争にはまにあわなかったんだし…そもそも日本の場合元ネタドイツ製がなかったらできなかったのにドイツは自力で生産し、しかも実戦に参加させていますよ。 その通りです。Me163 は 1944 年 8 月から約 6 ヶ月間実戦参加しており、その間になんと 9 機もの敵機を撃墜しております。科学技術の結晶である Me163 と比較するのはおこがましい旧世代の飛行機ながら、日本の数少ない専用迎撃機である「雷電」が 44 年 9 月頃から実戦参加し約 10 ヶ月間に約 27 機の撃墜戦果を挙げていることと比較すると、「手段の為には目的を選ばない」ドイツの哲学が一層輝いて見えますね。 |
> > ちなみにMe163のデッドコピー「秋水」は試作に留まり、量産されませんでした(;;)。 > > 我がドイツ青年たるもの、正々堂々、嘘偽りはいけません。 > 秋水はデッドコピーではなく「線図を参考に真似してみた」ものです。 > 日本ではこの機体を「Me163」と呼び、その改良型を「Ju248」と呼んでいますが、とても本家にかなうような計画ではありません。 > > しかし、日本陸海軍は試作のみでは終わらせず、全力を挙げてこの「Me163」を量産しております。名古屋で展示されている機も量産機です。 > これは認めねばなりません。 秋水計画は仰るとおり、独空軍にかなうような計画ではありません。 お陰様で、パイロットの皆さんは事故で溶かされるようなこともなく幸運でした。 ああ、よかった。よかった。 |
> ちなみにMe163のデッドコピー「秋水」は試作に留まり、量産されませんでした(;;)。 MW-50とGM-1を混同していた事は遺憾の意を持って謝罪します。 しかし、日本語使用者の亜酸化窒素に対する認識の不十分さについては、 往年の自動車マンガが、「ニトロ噴射」と称して あたかもシリンダーにニトログリセリンを噴射しているかの様に 表現している事からもお分かりの様に、全般的な風潮である事を配慮頂きたいです。 Me163の件、了解しました。しかし、Me163の機体とほぼ同様のものが、 日本人の手によって、「萱場HK-1」として 昭和13年に飛行していた事は、特筆すべきでしょう。 (そして余計な一言を言うなら、「なぜHK-1がその後の秋水に生かされなかったか」「HK-1を秋水に生かす為には、当時、何を行えば良かったか」を考えることも。蛇足です。) ところで、日本人の「ドイツ機万歳」って、 松本零士メカの美学では、ないでしょうか。 (松本尾翼、松本バルジ、松本ダクト、松本マズルブレーキ等々)。 このあたり、土井津氏の幼児体験をお聞かせ頂ければ、光栄であります。 |
> ところで、日本人の「ドイツ機万歳」って、 > 松本零士メカの美学では、ないでしょうか。 > (松本尾翼、松本バルジ、松本ダクト、松本マズルブレーキ等々)。 よい所を突いております。 しかし惜しい、実に惜しい。スターリングラードの空輸失敗くらい惜しい。 松本氏が新しいタッチと視点でドイツ空軍を題材にし始めた頃には日本のドイツ機ファンは既に隆盛を極めておりました。ビッグコミックオリジナルで「不滅のアルカディア」に喜びつつも「何で終戦直前に旧型風防のG−6なんだよ」と思ったのが当時のファンというものです。 > このあたり、土井津氏の幼児体験をお聞かせ頂ければ、光栄であります。 私はメッサーシュミット博士のライセンス生産品ですので幼児体験はありません。 気がついたらドイツ機ファンだったのです。 多分三人目です。 |
> lazypersonさん、我がドイツの研究によれば > このように技を掛けて来た場合は、 > 一旦技を受けてから、こうやって返します。 > > あいたたたた! > ほんまにターボ無いわぁ、どうしよ。 > > でもな、 > > > DB605に匹敵する発動機に、排気タービンを搭載した > > 彗星12型ベースの試作機も作られました。 > > そりゃ「DB601Eに匹敵」でんがな。 > > > MW50とか言う、酸素を代用品を噴射するちゃらい装置の代わりに、 > > MW50はメタの水割で50%という意味やで。 > 亜酸化窒素噴射装置ちゃいま。 > > > 久我山に新型15cm高射砲が配備されたんで、 > > 動きが鈍くて15高を護衛する7高が周囲を取り巻いとってどうすんねん。 > 15高は宮城より偉いんか? > こんな防空、やっとられんわ。 ドイツ空軍といえども、新人パイロットで捻りが足りないようでは、何ら恐るるにたりませんが、ベテランのツッコミは流石に一日の長があります。侮れません。 でも、高々度戦闘機の開発が遅れてB−29迎撃に間に合わなかった日本軍と、対B−29を念頭に高々度戦闘機を開発しておきながら、零戦で充分迎撃できるB−17やB−24に屈した独空軍。現実の役に立たなかったということで引き分けかもしれません。 |
> いや、客の視点で見れば、マニアな客でない限りバリエーションの多寡なぞ、そんなに気にしません。むしろドイツ軍の品揃えの薄さ、例えば単発単座戦闘機で事実上Me109とFw190の2機種しか無いことは、販売戦略上は圧倒的な不利です。 > その点、41年以降毎年新機種を加える陸軍と陸上戦闘機まで自分で品揃えする海軍の二本立てラインアップを誇る日本軍の方が販売網構築の面では圧倒的に有利かつディーラーの皆様にも好評で、圧勝です。 確かにそれも一理ありますが、ワールドワイドで日本戦闘機を見た場合実質ZEKEとOSCARの2本立てと言って良く、この点ドイツ機と変わらないと考えます。 また、現在のようなボーダーレス社会では、一マーケットでしか商売にならない 日本機の種類なぞ販売戦略上それほど利点とならず、メインマーケットの日本でこけるといきなり不良在庫になる可能性が高いリスキーさが有ります。 その点ドイツ機の場合、新興メーカーの商品でも価格や出来次第でどこかの市場に受け入れられる可能性が高いという、極めて中小企業に優しい市場を構成しています。 その為か現在でもドイツ機モデルは世界中のメーカーで開発され続けておりますが、残念ながら日本機は70年代を境に欧米メーカーから見放され続けており、本家日本とアジアの一部メーカー以外見向きもしないという冷遇が続いておりますね。 更にドイツ機の場合、戦後アメリカが持ち去ったペーパープランが好評と見え、日本機の場合ならおよそ無視される様な機体すらインジェクションキット化されるという、まるで江戸の敵を長崎で取るような隆盛ぶりを見せており、この分野では戦時中と変わらぬかの様なペースで細々と開発が続く日本試作機群に圧勝しておりますね。 |
> 確かにそれも一理ありますが、ワールドワイドで日本戦闘機を見た場合実質ZEKEとOSCARの2本立てと言って良く、この点ドイツ機と変わらないと考えます。 > また、現在のようなボーダーレス社会では、一マーケットでしか商売にならない > 日本機の種類なぞ販売戦略上それほど利点とならず、メインマーケットの日本でこけるといきなり不良在庫になる可能性が高いリスキーさが有ります。 > その点ドイツ機の場合、新興メーカーの商品でも価格や出来次第でどこかの市場に受け入れられる可能性が高いという、極めて中小企業に優しい市場を構成しています。 > その為か現在でもドイツ機モデルは世界中のメーカーで開発され続けておりますが、残念ながら日本機は70年代を境に欧米メーカーから見放され続けており、本家日本とアジアの一部メーカー以外見向きもしないという冷遇が続いておりますね。 それはドイツ機のバリエーションの多さの有利性云々では無く、単に欧米のマーケットでは欧米機に人気があるということに他なりません。大体実際に飛ばない模型がどれ程売れたところで、我が日本機の優位性を些かも揺るがすものではありません。 まあ模型の人気位は譲ってあげるのが大人の対応というものでしょう。 でも一式戦ってワールドワイドでそんなに有名だったんですか?ゼロ戦とごっちゃにされてないかどうかとても不安です。 > 更にドイツ機の場合、戦後アメリカが持ち去ったペーパープランが好評と見え、日本機の場合ならおよそ無視される様な機体すらインジェクションキット化されるという、まるで江戸の敵を長崎で取るような隆盛ぶりを見せており、この分野では戦時中と変わらぬかの様なペースで細々と開発が続く日本試作機群に圧勝しておりますね。 確かに紙の上にのみ存在するキワモノ機については、ドイツ機は我が日本機を圧倒しているといって間違いないでしょう。旧同盟国としては残念ですが、ドイツ人は変に実用機を作ろうとしない方が世界平和のためにはいいかもしれません。 |
> 「Bf109は地上横転性能が良かった」 我が日本はもちろんイタリア機でも地上横転性問題を解決しているのに、本家と呼ばれる独逸が改善に失敗し続け、あげくの果てには芬蘭のピヨレミルスキ戦闘機にも先を越されるとは??? 独逸国の航空科学はどうしたのでしょうか、良く判りません。 まあ地上横転性能は中々難しい問題が在ったのでしょうが、もうひとつ解せないのが 単座戦闘機の「「宴会性能」」です。 我が日本の雷電戦闘機は操縦席で宴会が開けると云うのに、ビール好きの独逸戦闘機が宴会性能をないがしろにするとは・・・、やはり日本機は素晴らしいですね。 |
> > 「Bf109は地上横転性能が良かった」 > > 我が日本はもちろんイタリア機でも地上横転性問題を解決しているのに、本家と呼ばれる独逸が改善に失敗し続け、あげくの果てには芬蘭のピヨレミルスキ戦闘機にも先を越されるとは??? > > 独逸国の航空科学はどうしたのでしょうか、良く判りません。 大陸軍国であるドイツでは単座戦闘機にまで地上格闘戦能力を求めただけです。 民明書房刊の「赤軍かく戦えり:アサルト1940」を一読されればお分かりと思いますが、東部戦線でのBf109は我がソ連のBT戦車よりも高速に走行し、さらに横転機動によって照準さえ困難であったと記録されています。 高速・重武装の機動兵器に対抗するために我がソ連が生み出したのが、走行戦闘機IL2なのです。こちらは多砲塔化までしていますが。 |
> 単座戦闘機の「「宴会性能」」です。 > 我が日本の雷電戦闘機は操縦席で宴会が開けると云うのに、ビール好きの独逸戦闘機が宴会性能をないがしろにするとは・・・、やはり日本機は素晴らしいですね。 「端座」という言葉を辞書で引けば、「正座し読経すること」とあります。 端座戦闘機に宴会性能を求めるなどもっての他です。 端座戦闘機の操縦席は教会の懺悔室のように狭苦しくて視界が悪いことが 理想なのです。 それに、ドイツ国は宴会用として「くちく戦闘機」をちゃんと用意しております。 これぞ腹がくちくなるまで鯨飲馬食する為の飛行機でした。 Bf110 の後期型で乗員を3名に増やしたのも、「宴会は人数が多いほうが楽しい」 という原則に基づいているものです。 目的に応じた機械を作り分ける能力こそドイツ人の合理性ですね。 |
> それに、ドイツ国は宴会用として「くちく戦闘機」をちゃんと用意しております。 > これぞ腹がくちくなるまで鯨飲馬食する為の飛行機でした。 > Bf110 の後期型で乗員を3名に増やしたのも、「宴会は人数が多いほうが楽しい」 > という原則に基づいているものです。 > > 目的に応じた機械を作り分ける能力こそドイツ人の合理性ですね。 納得です。本来単座であれば最強の双発戦闘機となりえたモスキートが「単座ではティータイムを楽しめない」「お茶を飲めないのであればスピットを選ぶ」「メイドは乗せられないのか」との理由で複座になった経緯と似ています(さすが親戚に女優のいる会社は やることが違います。) |
何時に無く議論ボードが紛糾している状況にいたたまれなく、つい発言させていただきました。 そもそもドイツが偉大なる陸軍国であることは認めさせていただきますが、その所以によってルフトバッフェは限りなく陸軍航空隊の色彩をもっておられます。 デザイン的に見て、どの機種もあまりに陸式・・・失礼しました、あまりに陸軍的であり、Bf109Eなどは2号戦車と同じラインから生まれたのではないかとみまごうばかりであります。 その生い立ちからして我が帝国海軍航空隊とは異なる存在でありますから、陸さんとは良い比較になるかもしれませぬが我が航空隊とは感覚的にも相容れないものがあるのであります。 例えばディーゼルエンジンなどというものは潜水艦や商船に搭載するものでありまして、航空機に積もうなどという発想そのものが馬・・・失礼しました、陸式・・いや陸軍的であります。 ディーゼルがもしうまく行けば次は蒸気タービンに進んだかも知れぬと思うと他人事ながら冷や汗三斗であります。Me262において蒸気タービンを断念し、ターボジェットを採用されたのは非常に賢明な判断であったといえましょう。 確かに、我が帝国海軍航空隊も初期からいろいろと参考にはさせていただきましたが、次第に得るものも少なくなり、だいたい役にも立たないHe112などというバチモンをつかませ・・・失礼しました。 もし、1940年の夏、我が帝国海軍航空隊が欧州にあらばバトルオブブリテンは早期に勝利を納めたデありましょうし、スカパフローなぞ鉄くず置き場と化していたことでありましょう。 え、時期的に零戦の生産機数が間に合わない? 96陸攻と96戦でもかまわないではありませんか、こちらは立派な空母と専用の艦載機を持っておるのです。陸の戦闘機のけつに一文字つけた間に合わせの艦載機ではないのです。 ま、細かいことは置いときまして、とにもかくにも、我が帝国海軍には世界に冠たる零戦、忠孝、いや中攻がある以上、ドイツ戦闘機や爆撃機のスペックを見てもぜーんぜん口惜しくなどないのであります。 え、「東海」もなんかに似てるって? そんなものはただの気のせいであります。 |
クソミソに言われている、「桜花」「彗星43型」ですが、 戦後、東大生産技術研究所から依頼を受けた日本油脂は、 温存されていた「桜花」「彗星43型」緊急退避用ロケットの製造設備を流用して 初期のカッパロケット推進薬を作り上げ、 カッパロケットは、後にラムダ4S型にまで進化して人工衛星の 打ち上げに成功してます。 ドイツの航空技術は、戦後、宇宙まで到達してないではないですか。 いくら、ゼンガー博士やリピッシュ博士が大風呂敷拡げるたって、 実現できてないからダメです。 あと、イッコ付け加えますと、我が国はDB601の国産化に成功してますが、 ドイツは「誉」の自国生産に成功してません。 マウザー砲と飛燕の一件は、我が国の潜水艦の優秀さを示す デモンストレーション、および、 以前のFSXであったような政治的駆け引きの結果と推測します。 |
日本の娘達の手によって生み出された「誉」。 ドイツには「誉」そのものがありませんよね。 無頼庵さんのおっしゃるとおりです。 もう言うまでも無い、ドイツの負けです、負け。 ただ…日独の潜水艦を比較するにあたり、残念なことがあります。 かの国はペナンに何隻もの「Uボート」なる潜水艦を繰り出しております。 我が方の帰還率は惨めなものがあります。 この点、若干ドイツに譲るやも知れません。 我が潜水艦に誉が積んであれば、と悔やまれてなりません。 |
> あと、イッコ付け加えますと、我が国はDB601の国産化に成功してますが、 > ドイツは「誉」の自国生産に成功してません。 「誉」?何も革新的なことは無い平凡なエンジンじゃないですか。 ただの空冷星型18気筒の…空冷?星型?18気筒? …BMW139? ……過熱、震動、出力不安定、強度不足、故障続出… ……… えーと… ドイツには優秀な空冷星型 14 気筒の BMW801 がありますので、 無理して 18 気筒なんかにする必要はなかったのです。 きっとそうです。 絶対そうです(;_;)/ |
> ドイツには優秀な空冷星型 14 気筒の BMW801 がありますので、 > 無理して 18 気筒なんかにする必要はなかったのです。 そうに違いありません。 え?ならなんでBMW801を積んだFw190がD-9やTa152に進化する時、Jumo213に載せ替えたのかって? ………な、なぜなんでしょうね(汗 |
> え?ならなんでBMW801を積んだFw190がD-9やTa152に進化する時、Jumo213に載せ替えたのかって? > ………な、なぜなんでしょうね(汗 それはもちろん高高度性能を向上させるため。 戦闘爆撃機なら高高度性能は低くても構わないが 迎撃機には高高度性能が欲しいから。 |
> それはもちろん高高度性能を向上させるため。 > 戦闘爆撃機なら高高度性能は低くても構わないが > 迎撃機には高高度性能が欲しいから。 Fw190Dの場合、高高度性能向上のために液冷発動機を搭載したとは思い難いですが。 |
初めて投稿させて頂きます。 おそらく、ここの常連の皆さんに比べ航空機の種類とか性能とかに関する知識は劣っているようですが、技術史に関しては少々覚えがあり、蒸し返すようですが投稿してみたくなりました。 ドイツ機、日本機の優劣をどのように決したいのか?どの部分まで比較材料に含めて検討したいのか?で話が大きく変わります。 いくつかの投稿をかいつまんで見させてもらったところ、どうやら生産体制や開発技術といった部分にいたるまでの広範囲を検討材料に含んでしまっている様子。しかもそれらについてはいささか誤謬もあるようです。 戦時生産体制について まず、日独両国とも「戦争は長引かない」という前提で戦争をしていたので、生産体制を本格的に強化したのは自国の戦局が暗くなってからです。 ドイツが前線に取られていた技術者や科学者を後方に戻し、生産体制を合理化・強化したのは東部戦線が崩壊し始めた1942年に入ってからです。 日本はミッドウェイ敗退を隠蔽してしまったため、航空機増産が思うようにできず(生産体制を強化するのはいいが、大本営が発表する通り戦争が短期に終結すれば生産設備は余剰となり、航空機メーカーは増産のための投資が回収できずに経営危機に陥る…このため増産に応じたがる航空機メーカーはなかった)、結局増産に着手できたのはどうにも取り繕いようのないほど戦線が崩壊してしまってからでした。 結局のところ、両国とも長期にわたる戦争経済を考えないで、行き当たりばったりで戦争をしていたので、戦時生産体制の強化は戦局の悪化に比例して行われました。 よって日独両国に限っては、戦時生産体制の強化の優劣といった部分は比較材料には不適と思われます。 防弾装備について 日本機でも搭乗員の損耗が激しくなるにつれ、防弾装備が増設されるようになってます。 ドイツ機は最初からついていたのか?というと、それは否です。やはり、搭乗員の消耗が激しくなるにつれ装備されるようになっていったものです。 戦争が始まる前から防弾装備を増設していたのは連合国機だけだったはずです。 この件も防弾装備強化は搭乗員の消耗を反映しているので、戦時生産体制の件と同様に(日独両国に限っては)比較には不適と思われます。 Bf109について 多くの人が誤解していますが、Bf109の設計思想は格闘戦重視の軽戦闘機です。 構造上の重量を可能な限り減らし、旋回性能を向上させることを第一に設計されています。 主脚を胴体に配置しているのも、離着陸の負担が主翼にかからないようにすることで主翼の強化部材を減量させるのが最大の目的でした。(結果として主脚の幅が狭くなり、地上での横転事故が多発した。) 旋回性能もスピットファイアやハリケーンに勝っていました。 Bf109の主翼は強度部材を減量したため剛性がなく、限界に近い旋回をすると主翼が大きく反り返ってしまう特徴があったため、一部のベテランパイロット以外は空中分解を恐れて旋回性能を十分に発揮できませんでした。 このことがBf109=重戦闘機というイメージを作り上げたようです。 パイロットたちは旋回性能に頼らない戦術を身に着けるようになり、後には自然とドイツ空軍全体が重戦闘機志向に移っていったように思われます。 ゼロ戦について ご存知のように艦載機です。 堀越二郎氏が自らの著書でも語っているように、せいぜい1000機だけの少量生産機になるはずの機体でした。しかも、それに乗るのは艦載機乗り…つまりベテランパイロットだけのはずでした。 ゼロ戦の設計はそうした条件を前提としたからこそ実現した極限設計です。 生産性や防弾装備を度外視したのも、他社製エンジン採用に踏み切ったのもそうした条件があればこそです。 もし、史実がそうだったように、1000機どころか終戦まで際限なく大量生産を続ける主力機として投入され続けると事前にわかっていたら…いかな堀越氏であってもあのような極限設計はしなかったでしょうし、他社製エンジンの採用なんて決断しなかったでしょう。 あれは少量生産だからこそ可能になった工芸品のような機体です。いまや神話のようになってしまった名機ですが、純粋に工業製品として見る限り、最低・最悪の代物です(航空機以外の分野であっても工業製品の開発に携わったことのある人物があの設計図を見たら、必ずこの意見に同意してくれるはずです)。 あれは偶然と狂気と無定見とが絶妙に協力しあって作り上げてしまった代物にほかなりません。 航続距離について 知られるように欧州の地理やインフラ整備の充実度からして、そもそも大航続距離など必要なかった…というのも一つの理由です。 日本だって陸軍機は大航続力など必要としなかったので、航続距離はドイツ機と大差なかったのではなかったでしょうか? 落下型増槽はドイツ軍もスペイン内戦で実用化しており、技術的には日本に遅れることなく完成していました。 バトル・オブ・ブリテンでなぜドイツ軍が増槽を使わなかったのか?は、当事者に質問してもハッキリした答えは返ってこず、今でも謎とされています。 バトル・オブ・ブリテンは本気で戦っていたのはイギリス空軍とゲーリングだけで、他の誰も本気を出していなかったのが原因ではなかろうか?と推測するほかないように思えます。 戦略爆撃について 戦略爆撃の有効性を最初に唱えたのはイタリア人だったように記憶しますが、戦略爆撃を最初に実施したのは日本海軍でした。 世界で最初に戦略爆撃を行いながらも、相手が同様の戦略爆撃能力を持たない中国だったために、自分が戦略爆撃を受ける場合に対する備えが遅れてしまったというのは皮肉と言えるかも知れません。 ドイツ空軍=戦術空軍というイメージが出来上がっていますが、戦略爆撃の有効性というのは世界の航空軍人の常識(むしろ戦闘機不要論まであった)だったこともあって、本当はドイツ空軍自身も戦略空軍となることを希望していました。 しかし、いろいろと政治的な背景が大きく影響し、戦術航空戦力が最優先され、戦略航空戦力が出来上がる前に戦争に突入してしまいます。戦争に突入してからも、バトル・オブ・ブリテンの戦訓が逆に抵抗となり、戦略爆撃機の開発を遅らせてしまいました。 そんな彼らが結果的に世界でもっとも優れた対戦略爆撃防空システムを早い時期から完成していた(防空システムというとイギリスを思い浮かべる方が多いと思われるが、イギリスの防空システムがドイツのそれより勝ったことなど、第二次大戦中一度もなかった)のは、日本とは全く対称的であり本当に「皮肉」としか評しようがありません。 プロペラ機の高速性能について レシプロエンジンの性能は燃料によって大きく左右されます。 ドイツはルーマニア油田からの供給が終戦間際まで続いていたので、戦時中でも高性能の燃料を使うことができていました。逆に燃料技術の研究は遅れ、ルーマニア油田の喪失とともにドイツ空軍機はその戦力を一気に低下させてもいます。 日本は通商破壊の影響から、かなり早い時期から燃料供給に支障をきたしていました。燃料技術者の苦心もあって、燃料の(つまりはエンジンの)性能を低下させつつも戦闘力は維持していました。 日本は燃料事情の低下を当初から考慮に入れており、ドイツ機のように高性能燃料の安定供給は期待することなくエンジン開発をしていた(陸軍は端から性能の低い燃料を制式採用していた)のが、ドイツ機のような高速性能の優れた機体開発ができなかった理由の一つになっていると思います。 もし、両国とも同じ燃料事情であったなら… ジェットエンジンについて ドイツはジェット戦闘機を実用化できた…という実績はありますが、ジェットエンジンは極短い稼動時間ごとにオーバーホールしなければならない(今のも)のですが、あのエンジンは整備性に関する配慮が欠けていたためオーバーホールに300人・時間(この数値は手元に資料がないのでちょっと確信なし)を要しました。 つまり、一機のMe262を毎日稼動させようと思ったら12機のエンジンを用意する必要があったのです。 機体にしても降下姿勢で一定以上の速度を出すと操縦不能に陥るという致命的な欠点をもっていたし、離着陸の際はレシプロ戦闘機に護衛してもらわなければならず、実質的には実用レベルには達していなかったのです(戦時だからこそ採用されたのであって、平時ならば間違いなく不採用になっていた)。 ただ「戦争は早期に終結し、敵味方とも新型機が投入される機会などない。したがって現行機の増産を最優先とし、新型機の研究・開発は一切禁止する」と空軍No.2のミルヒが航空メーカーを脅して回ったので、ドイツの航空開発は対ソ戦が本格化するまで停滞してしまいました。 もし、これがなければメッサーシュミットは2年は早くジェット機を実用化できていた筈だ…とする観測もあります。 同時に、ジェット機に(とゆーより最新航空技術全般に対して)世界でもっとも無理解だったのがドイツ空軍首脳陣とナチスだった…という事実もあります。 日本はドイツから設計図を取り寄せたとはいえ、一応自力でジェット機飛行にこぎつけています。エンジンは事前の基礎研究が十分できていなければ、設計図がそろっていても生産できるものではありません。 日本の場合、性能向上のためというよりは燃料問題解決のためにジェットエンジン開発を急いでいた部分がありますから、日本がジェットエンジン実用化にこぎつけたとしても、ドイツのエンジンと単純に比較することはできない代物になったかも知れません。 生産技術力について 間違いなく日本が劣っています。 ドイツは大量生産部品でも1/1000mm単位での精度管理が可能でしたが、日本では1/100mm単位が限界でした。この差は非常に大きいです。 普通、加工精度は1/100mm単位で管理できて自動車、1/1000mm単位で飛行機、1/10000mm単位で宇宙ロケットの生産が可能になると言われています。 この一部分をとっても、日本は自国の工業技術レベルからするとかなり背伸びをして戦争遂行をしていたことが伺えます。 他にもプレス加工や溶接技術、材料技術で大きく劣っていました。 逆に考えるなら、これほど劣悪な生産力であれほどの高性能機を生産できた設計技術力は相当優れていたと考えられるかも知れません。 以上の考察から「ドイツ機と日本機の優劣」は、両国の航空界全体の比較するのは話が複雑になりすぎていかがなものか?と思うのです。 ここはぐっと検討範囲を狭めて、各世代・各分類ごと機種について個々の比較をするのが良いのではないでしょうか? 初投稿であるにもかかわらず、かなり長文となり申し訳ありませんでした。 |
偉大なる我が独逸第弐帝国による倫敦爆撃を以ってその嚆矢とするものであります。 ジーク・ハイル! |
あうち! 飛行船のロンドン空爆はすっかり失念しておりました(汗 |
はじめまして。 硬い話もまた結構と思います。 > 戦時生産体制について 日本の場合も本格的な戦時体制と言える状況は18年11月の軍需省設立を待たねばなりませんから、御説の通りです。しかし連合国も大雑把に言えば同様の傾向にあります。米国の自動車工業界の航空機生産転用による生産機が大量に竣工し始めたのもこの頃です。 > 防弾装備について > 戦争が始まる前から防弾装備を増設していたのは連合国機だけだったはずです。 これはどうでしょうか。 防火装備自体はドイツでは1933年の戦闘機に関する技術要求から出ていますし、日本も支那事変勃発時には防弾防火装備が公式に要求され始めます。太平洋戦争開戦時には一式陸攻も防弾ゴムを装備しています。 > Bf109について > > 多くの人が誤解していますが、Bf109の設計思想は格闘戦重視の軽戦闘機です。 > 構造上の重量を可能な限り減らし、旋回性能を向上させることを第一に設計されています。 Bf109に関する直接の技術要求書の原本は未発見ですが、1933年の技術要求では戦闘機に関する各種性能の優先順位は1.速度 2.上昇力 3.空戦性能 となっています。これは日本で言えば局地戦闘機に近い要求と言えます。 Bf109をその初期型の要目から判断しては本質を見誤るのではないでしょうか。 また主脚が胴体から生えている最大の理由は、着脱式の主翼を要求されている為です。 この為にBf109はあのような構造を選択しているのであって、一般的な意味で設計上の工夫ではありません。 ドイツ戦闘機は高速と上昇力を重視する傾向にあり、この傾向を学んだ日本の視察団が帰国した後に「重戦、軽戦」の区分が生まれます。 > ゼロ戦について > ご存知のように艦載機です。 > 堀越二郎氏が自らの著書でも語っているように、せいぜい1000機だけの少量生産機になるはずの機体でした。しかも、それに乗るのは艦載機乗り…つまりベテランパイロットだけのはずでした。 十二試艦戦試作当時、日本の軍備計画で航空母艦は10隻体制です。 各艦常用機数と搭載標準で規定されている補用機を装備してさえ300機にも届きません。しかもこれは戦時編制の場合ですから、当初予定された三年程の量産期間に1000機生産するという事は「超戦時体制」ということになります。1000機とは結局の所、話半分の数字です。「1000機作る」とは母艦にも基地にも配備する汎用の主力戦闘機を大量生産する、という意味でなければなりません。 > ゼロ戦の設計はそうした条件を前提としたからこそ実現した極限設計です。 > 生産性や防弾装備を度外視したのも、他社製エンジン採用に踏み切ったのもそうした条件があればこそです。 エンジンを選択したのは海軍であって三菱ではありません。 堀越氏は十七試艦上戦闘機の計画説明書中で十七試は零戦よりも生産性を重視すると述べていますが、実際にはその優先順位は下げられています。どちらも当時の戦闘機としては常識の範囲にあるものです。 > あれは少量生産だからこそ可能になった工芸品のような機体です。いまや神話のようになってしまった名機ですが、純粋に工業製品として見る限り、最低・最悪の代物です(航空機以外の分野であっても工業製品の開発に携わったことのある人物があの設計図を見たら、必ずこの意見に同意してくれるはずです)。 > どの図面なのでしょうか。主桁ですか。私は工業製品の開発にもほんの少しだけ関わりますけれども、図面を見た限り最低最悪とも思えません。 > 航続距離について これは私も同じような意見です。 ドイツ戦闘機の航続距離は決して極端に短くはありません。 三式戦とBf109を同条件で比較すれば航続距離に重大な違いはありません。 > プロペラ機の高速性能について ルーマニアの油田への依存度はそんなに高いものでしょうか? またドイツと日本では使用した燃料のオクタン価はドイツの方が低いとも言えます。 87オクタンのB4燃料を標準とするドイツ戦闘機と、91オクタンを標準とした日本戦闘機(陸海軍とも燃料は91オクタンが標準です。本格的な戦争突入に際して高性能燃料の使用を諦めた点では日独共に同じようなものです。エンジン開発を燃料の点から見れば、100オクタン燃料の使用を前提として火星や誉エンジンの開発を行った日本の陸軍と海軍(両者の燃料は共通)のほうがのんびりしていたと言うか、世界の航空界の常識の範疇にあったと見ることができます。 そして、日本陸海軍とも航空燃料の不足によって作戦行動が大きく制約されたという事例は太平洋戦争中、殆ど見られません。 こんな具合で、前提そのものがまず、議論の対象になってしまうのではないかと思います。 |
> 硬い話もまた結構と思います。 やわらかい話だったんですね?失礼しましたm(__)m かいつまんで見たいくつかのレスが硬そうだったのでてっきり硬いお話をする場かと思ってました。 > > 戦時生産体制について > > 日本の場合も本格的な戦時体制と言える状況は18年11月の軍需省設立を待たねばなりませんから、御説の通りです。しかし連合国も大雑把に言えば同様の傾向にあります。米国の自動車工業界の航空機生産転用による生産機が大量に竣工し始めたのもこの頃です。 アメリカの場合は事情が少し異なります。 アメリカはわりと早い段階から国民に内緒で対枢軸国戦争の準備はしており、戦後のアメリカ経済に打撃をあたえないようにするためにはどれほどの資源を動員できるか?その資源量でどのような作戦が展開可能か?を研究、計画書まで練り上げていました(昔からやってた○色計画とは別で)。 ところが、チャーチルが枢軸側の戦線拡大にいちいち付き合ってくれたおかげで資源が不足し、大幅に計画を見送るハメに陥っています(ノルマンディー上陸作戦は戦前の計画どおりなら2年早く実施できたはずだった)。 まあ、結果的に行き当たりばったりになってしまったわけですが…連合国も含めるなら確かに日本やドイツは随分マシと言えるかも知れません。 > > 防弾装備について > > これはどうでしょうか。 > 防火装備自体はドイツでは1933年の戦闘機に関する技術要求から出ていますし、日本も支那事変勃発時には防弾防火装備が公式に要求され始めます。太平洋戦争開戦時には一式陸攻も防弾ゴムを装備しています。 具体的な件に関しては勉強不足で反論し切れません。 開戦間もない頃の英空軍のドイツ機に対する評価に「防弾設備が皆無」という記述があったように記憶しております。 …たしか…スピットファイアの装備を機銃から機関砲に換えようという議論が起こり、テストした機関砲が不具合だらけの駄作で「どうせドイツ機は防弾装備がないから機銃のままでも問題ない」という結論が出た…と、記憶します。 > > Bf109について > > Bf109に関する直接の技術要求書の原本は未発見ですが、1933年の技術要求では戦闘機に関する各種性能の優先順位は1.速度 2.上昇力 3.空戦性能 となっています。これは日本で言えば局地戦闘機に近い要求と言えます。 > Bf109をその初期型の要目から判断しては本質を見誤るのではないでしょうか。 > また主脚が胴体から生えている最大の理由は、着脱式の主翼を要求されている為です。 > この為にBf109はあのような構造を選択しているのであって、一般的な意味で設計上の工夫ではありません。 > ドイツ戦闘機は高速と上昇力を重視する傾向にあり、この傾向を学んだ日本の視察団が帰国した後に「重戦、軽戦」の区分が生まれます。 「要求」というものは発注者である軍の「こんなヒコーキが欲しい」という注文であって、それに対してどのような飛行機を設計するか?は設計者の意思しだいです。極端な話「重戦闘機としてこういうスペックの飛行機が欲しい」と注文されたとして、要求スペックをクリアしていれば軽戦闘機の思想で設計されたものであってもokです。 ましてや、常にどこかぶっ飛んだ設計をする天才ヴィリー・メッサーシュミットが「要求」の裏にある軍の希望にまで従順でいられようか? したがって、軍の要求=機体の設計思想という図式は必ずしも成立するものではありません。 それはともかく、Bf109が重戦のような特性(高速&高翼面荷重)を持ってしまったのは、まともなエンジンがなかったからです(DB6系エンジンの登場はもっと後)。 十分な出力を得られない駄作エンジンで軍の要求(速度、火力他)をクリアしようとしたら、必然的に翼面荷重が高くなってしまった。 それでもグライダー設計者としての経験が軽い機体に高い揚抗比をもつ翼というBf109の、重戦というよりは軽戦に近い特性(高い空戦性能)を持たせるにいたっています。 > > ゼロ戦について > > 十二試艦戦試作当時、日本の軍備計画で航空母艦は10隻体制です。 > 各艦常用機数と搭載標準で規定されている補用機を装備してさえ300機にも届きません。しかもこれは戦時編制の場合ですから、当初予定された三年程の量産期間に1000機生産するという事は「超戦時体制」ということになります。1000機とは結局の所、話半分の数字です。「1000機作る」とは母艦にも基地にも配備する汎用の主力戦闘機を大量生産する、という意味でなければなりません。 10隻の空母に40機ずつで400機 予備として基地配備される400機 次期戦闘機が就役するまでの間に故障・事故・寿命(云百機も一気に作れるわけじゃないから生産中に寿命を迎える機体が出てくる)などで失われる分の補完用として200機 合計1000機…だそうです。 この概算はたしか堀越二郎氏の著書に載ってたような気がします(他の人の著書かもしれません。はっきり記憶してません)。 > エンジンを選択したのは海軍であって三菱ではありません。 瑞星から栄への変更は海軍の指示で行われましたが、やろうと思えば栄から金星への再変更が可能でした(海軍の将校からも堀越氏に私的に提案があった)。 > 堀越氏は十七試艦上戦闘機の計画説明書中で十七試は零戦よりも生産性を重視すると述べていますが、実際にはその優先順位は下げられています。どちらも当時の戦闘機としては常識の範囲にあるものです。 > > どの図面なのでしょうか。主桁ですか。私は工業製品の開発にもほんの少しだけ関わりますけれども、図面を見た限り最低最悪とも思えません。 > コストに対する効果の低い手間・工夫は即ち過剰品質です。過剰品質は工芸品や芸術品としては喜ばれても、工業製品としては失格です。要求スペックを満たすためには必要だったとはいえ、過剰品質の塊と化した零戦は工業製品としては最悪の商品といえます。 > > 航続距離について > > これは私も同じような意見です。 > ドイツ戦闘機の航続距離は決して極端に短くはありません。 > 三式戦とBf109を同条件で比較すれば航続距離に重大な違いはありません。 そうでしょ!? ゼロ戦と比較すること自体に問題があると私は思います。 零戦が基準では比較になる機体の方が少ない…零戦の航続距離が「普通」だったのではなく、他の航続距離の短い機体達の方が「普通」だったのだ! > > プロペラ機の高速性能について > > ルーマニアの油田への依存度はそんなに高いものでしょうか? 推測です…すみません。 ルーマニア油田喪失とドイツ空軍の迎撃機稼動実績の低下のタイミングからすると高かったのではなかろーか > またドイツと日本では使用した燃料のオクタン価はドイツの方が低いとも言えます。 > 87オクタンのB4燃料を標準とするドイツ戦闘機と、91オクタンを標準とした日本戦闘機(陸海軍とも燃料は91オクタンが標準です。本格的な戦争突入に際して高性能燃料の使用を諦めた点では日独共に同じようなものです。エンジン開発を燃料の点から見れば、100オクタン燃料の使用を前提として火星や誉エンジンの開発を行った日本の陸軍と海軍(両者の燃料は共通)のほうがのんびりしていたと言うか、世界の航空界の常識の範疇にあったと見ることができます。 > そして、日本陸海軍とも航空燃料の不足によって作戦行動が大きく制約されたという事例は太平洋戦争中、殆ど見られません。 オクタン価=燃料の性能というわけではありません。 オクタン価が高い方が出力が得やすいというのは事実ですが、オクタン価は燃料の燃焼の安定度を示す一つの数値に過ぎません。 オクタン価が低いとノッキングという恐ろしい現象(飛行機でこれが起こると墜落する)が起き易くなるので、どれほど良質の石油が入手困難になろうともオクタン価だけは添加物を混入するなどして維持しなければなりません。 エンジン設計技術が優れていれば、その分でノッキングをある程度防ぐこともできますが、当時はアンチノック技術が確立されてなかったはず。 エンジン開発で使用燃料のオクタン価設定が高いのはほぼ絶対的な条件です。 日本の場合はアルコールを混入(ひどい例ではガソリンをアルコールで3〜4倍に薄めていた…終戦間際の話ですが…)することで対応しました。(アルコールはアルミとの相性が悪いから本来なら使いたくない添加物) 燃料に限らず、材料でも苦悩はありました。 日本では1942年には早くも動弁系や排気系に使う耐熱鋼不足の対策会議が開かれましたし… > こんな具合で、前提そのものがまず、議論の対象になってしまうのではないかと思います。 ここまで書いてて「赤っ恥だなぁ」と後悔しつつ〔送信〕 |
> 「要求」というものは発注者である軍の「こんなヒコーキが欲しい」という注文であって、それに対してどのような飛行機を設計するか?は設計者の意思しだいです。 軍用機の開発はそのようなものではありません。 > それはともかく、Bf109が重戦のような特性(高速&高翼面荷重)を持ってしまったのは、まともなエンジンがなかったからです(DB6系エンジンの登場はもっと後)。 Bf109初期型の翼面荷重を御存知であればそのような事は言えないはずです。 当初からJumo210系の採用は見込まれていましたし、競合した各航空機メーカーも要求性能を満足することに大きな困難を予想していません。 > 合計1000機…だそうです。 > この概算はたしか堀越二郎氏の著書に載ってたような気がします(他の人の著書かもしれません。はっきり記憶してません)。 覚えていないのでは仕方がありませんね。 > 瑞星から栄への変更は海軍の指示で行われましたが、やろうと思えば栄から金星への再変更が可能でした(海軍の将校からも堀越氏に私的に提案があった)。 通算三回あった金星への換装計画は海軍からの指示によるものです。 > コストに対する効果の低い手間・工夫は即ち過剰品質です。過剰品質は工芸品や芸術品としては喜ばれても、工業製品としては失格です。要求スペックを満たすためには必要だったとはいえ、過剰品質の塊と化した零戦は工業製品としては最悪の商品といえます。 これは過剰品質という言葉の意味を取り違えています。 ご自身でも述べているように「要求スペックを満たすためには必要」であるならば、それは過剰品質とは言いません。 > そうでしょ!? > ゼロ戦と比較すること自体に問題があると私は思います。 > 零戦が基準では比較になる機体の方が少ない…零戦の航続距離が「普通」だったのではなく、他の航続距離の短い機体達の方が「普通」だったのだ! そういう訳でもありません。 どちらがスタンダードでも無いのです。 > 日本の場合はアルコールを混入(ひどい例ではガソリンをアルコールで3〜4倍に薄めていた…終戦間際の話ですが…)することで対応しました。(アルコールはアルミとの相性が悪いから本来なら使いたくない添加物) そのような事は行われていません。まして実戦機では例がありません。 |
> Bf109初期型の翼面荷重を御存知であればそのような事は言えないはずです。 > 当初からJumo210系の採用は見込まれていましたし、競合した各航空機メーカーも要求性能を満足することに大きな困難を予想していません。 ユモ210系の採用が見込まれていたのは、他に満足できるスペックを持ったエンジンが無かったからだ…と聞いた事があります。 > > 瑞星から栄への変更は海軍の指示で行われましたが、やろうと思えば栄から金星への再変更が可能でした(海軍の将校からも堀越氏に私的に提案があった)。 > > 通算三回あった金星への換装計画は海軍からの指示によるものです。 私が挙げた話は、零戦が制式採用になる前の最初の開発段階での話です。制式採用後の話ではありません。 > これは過剰品質という言葉の意味を取り違えています。 > ご自身でも述べているように「要求スペックを満たすためには必要」であるならば、それは過剰品質とは言いません。 技術的見地に立って生産・運用に支障をきたすことなく、発生しうるあらゆる不具合を管理できてこその工業製品です。 何か特定のスペックを突出させようとすれば必然的に他の部分が犠牲になる。製品の総合的なスペックバランスが崩れれば、仮に生産が上手くいっても運用で問題が出てきます。 もし、品質保証可能なスペックバランスを保って要求スペックを達成することが技術的に不可能であるならば、それは要求スペックそのものの方が過剰なのです。 要求スペックを満たすために必要ならば、何をやっても良いか?…否です。 技術的実現可能かどうかも考えずに要求スペックを唯々諾々と受け入れればどうなるか…航空界ではありませんが、日本海軍が経験した友鶴事件や第四艦隊事件は、まさに好事例です。 設計者は常に何が最善かを考え、研鑽を積まねばなりません。 積み続けた研鑽はやがて設計者独自の哲学となり、信念となって設計思想に反映されます。 時に、設計者の研鑽の結果成り立った確信は、世の常識を覆すような突飛なものとなることもあります。しかし、十分な研究に裏打ちされた設計は、それが如何に突飛なものであっても確実に成立し、毀誉褒貶にさらされようと半端な反論などに揺らぐことはありません。 そしてこれは、近年増え続ける傾向にある素人同然の癖に自分に才能があると勘違いしているオタクな技術者の、天才的思い付きなどとは全く異なります。 そして、この域に達して初めて一流の設計者と呼べるようになります。 この哲学は要求スペックに残された自由度の中に確実に影響を及ぼします。 要求スペックが設計者の信念と相反するものであれば、設計者は不貞腐れることもあります(「最強の戦闘機は単座」という信念を持つ久保富夫氏が副座戦闘機の開発を命ぜられ…)。 場合によっては要求スペックそのものを否定・修正、もしくは開発研究期間の延長をするに至ります(これを一番派手にやらかしたのは平賀譲造船中将でしょうか?)。 要求スペックに残された自由度の中に発揮された設計者の独自性が、要求側から余分な物と判断されれば、それは否定された上に要求スペックの上昇までやられることも確かにあります(私の会社でもありました)。 逆に歓迎されることもあります。そして、歓迎すべき設計者の独自性が盛り込まれることを期待して、要求スペックに自由度を持たせたり、競合試作させたりします。 Bf109が競合機のハインケルを蹴落とす決定打となったのは、メッサーシュミットが自由度の中に組み込んだ部分…要求スペック以上の運動性能…ではなかったですか? 日本海軍の場合は要求する側が研究を重ねていたため、その自負心から要求スペックの自由度を異常に狭める傾向にあり、本来なら要求側が関与すべきでない技術的部分にまで干渉する例すらありました。 零戦の要求スペックは当初から過大であり、設計者の独自性を発揮する余地の少ないものでした。スペックバランスは要求の段階からすでに崩れていましたが、それは設計者も要求側も了解の上で、なおかつ設計対象を運用するユーザーが軍という固定客に限られていたからこそ、成立(許容)されたものです。 一般には工業製品でこのような設計は許されません。 もし、工業生産技術の実力を無視し、納入後設計寿命に達するまで品質を保障できなかったとしても、要求スペックを達成することが望ましいとするならば、自動車で最良の工業製品はフェラーリということになってしまいます。 残念ながらフェラーリは工業製品としては最悪の部類に入ります(そして、そうであるからこそ、フェラーリはカーマニア最大のステータスシンボルとなっています…だいぶマシになってきてる筈ですが)。 零戦はレシプロ戦闘機のフェラーリです…工業製品としては最悪なのです。 > そのような事は行われていません。まして実戦機では例がありません。 やはり何に書かれていたか覚えていませんが、終戦近くに軍から燃料にメタノールを混ぜて使用するように通達が出ており、その中に燃料の使用目的に応じてメタノールの割合まで指示されていました。その中で一番メタノールの割合が多かったのが訓練・教習用の燃料でガソリン30%、メタノール70%だったと記憶しています。 |
一番大切である航続距離少なすぎだと思います。 こんなに少ないと戦闘機の果たす役割が出来ないと思います。 せめて3〜400マイル飛んで欲しかった。 |