Page 148 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼イラク、遷都による抵抗について ぴんがー 03/3/28(金) 3:37 ┣松代氏の考察 にも。 03/3/28(金) 4:44 ┣Re:イラク、遷都による抵抗について アリエフ 03/3/28(金) 22:47 ┣Re:イラク、遷都による抵抗について 愚デーリアン 03/3/28(金) 23:03 ┣Re:イラク、遷都による抵抗について だーくまたー 03/3/29(土) 1:50 ┣イラクには奥地が無い 内巻き 03/3/29(土) 2:16 ┗Re:イラク、遷都による抵抗について 便利少尉 03/3/31(月) 1:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 : イラク、遷都による抵抗について ■名前 : ぴんがー ■日付 : 03/3/28(金) 3:37 -------------------------------------------------------------------------
日中戦争の際、中国政府は日本の進撃にたいして 首都を奥へ奥へと遷都することで 粘り強い抵抗を見せた。と世界史の教科書に載っておりました。 では今回のイラク戦争においても イラク側はバクダッドが陥落する恐れがある場合、 フセイン大統領が脱出し、遷都をすることで アメリカに対して抵抗を続けるなどのことがありえるでしょうか? 個人的には点を占領していくアメリカの戦略は 日中戦争の日本に似ていると思っています。 点と点の間の線を確保できずに、ゲリラ戦による消耗、 フセイン大統領の脱出などがあった場合、日中戦争のように 泥沼化するのでは…?と考えているのですが…。 皆さんのご意見、よろしくおねがいします。 |
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=535&KEY=1043369232&START=61 |
フセイン体制がバグダッド市民を養いつつ、立てこもってどれ位の期間抵抗し続けられるかにかかってるんでしょうな。 北部からの米軍の作戦が進展すれば、イラク軍は南北から挟撃を受けることになる。南部のバスラではイラク軍の抵抗が続いているものの、水と食糧不足から脱出する市民が続出しているとか。 バグダッドを持ち堪えられなくなったら放棄するだろうし、第一、サダム・フセイン政権自体が現在、バグダッド市内にいるのかどうかわからない。 中国国民党軍が抵抗し続けられたのは、北京、上海といった沿海部から重慶のある四川盆地まで相当な距離がある上に、四川盆地で自給自足でき守るにも都合が良い土地であるため。ビルマ方面への輸送ルートによりインド経由でのイギリスからの軍事支援も受けることができた。 イラクのバグダッド周辺、メソポタミア地域の場合、長期間にわたり四方からの食糧等の輸送を絶たれたまま抵抗し続けるのは難しいと思う。乾燥地帯が多いし逃げ込める場所にも限りがある。油田はあるが石油精製がろくにできなければエネルギーにも不足する。最も住民の支援をどの程度得られるかにかかっているでしょうね。 それと漢民族ばかりの中国にはない宗派・民族対立の問題も抱えているから、国民団結による抵抗呼びかけても限度があるだろう。 |
この作戦って、シュリーフェンプランそっくりだとは思いませんか。分進合撃の外線作戦を企図しているようですが、首都に向かう兵力が十分でなく、補給が十分でない場合、(イラク戦争の場合ただ一本の補給線を攻撃されたらどうなるんでしょう? あの車列を見ると)成功しないと思うのですが。 |
フセイン大統領の脱出先にどれだけ戦力が残っているかが鍵ですね。 少なくとも巨大首都を市民ごと放棄しても、お釣りが来るぐらい士気と威信がが上がるほどの強力な兵力や組織、勢力が無いと駄目ですな。 引き篭もったとき米軍が近づけないほど要塞化され強力な戦力が有るか、びっちり市民と混ざってでもいない限り包囲されてみっちり砲爆撃されておしまいのような気もします。 更に、北部(クルド勢力)、東部(決して味方とは言え無いイラン勢力)、西南及び南部(戦争正面)には逃げ道が無い以上、友好国ヨルダン、シリア側である北西の方しか場所は残ってません、行くところがあるのかな? それに早期にバクダッド放棄してくれたら、市民の犠牲減る、市民に物資供給して歓心を買える(米軍が嫌われてるなら多国籍勢力でも良し、ともかくフセイン政権以外に歓心がうつればよろしい)、有象無象、大量破壊兵器の証拠になる得るものが選り取りみどりという感じで、それだけで米国は有利になります。 結果、私はその戦術は無理で無駄だと考えます。 |
>フセイン大統領が脱出し、遷都をすることで >アメリカに対して抵抗を続けるなどのことがありえるでしょうか? 中国・ソ連と違い、イラクには撤退できるだけの「奥地」がないので 無理だと思います。 >個人的には点を占領していくアメリカの戦略は >日中戦争の日本に似ていると思っています。 イラクの場合、中国やベトナム・アフガンと違って援助国がなく、 また援助しようにも陸続きの友好国がありませんので、抵抗は長続き しないと思います。 ただし中国共産党が日本と国民党に対抗する勢力に成長したように、 もしフセイン政権の思惑を離れてイスラム原理主義が民衆レベルで支持 受けた場合、占領アメリカ軍と陰惨なゲリラ戦が続く可能性はあると思 います。 (フセインが弾圧政権であれ、今回の戦争は石油とイスラエルの安全が 目的の全くの侵略戦争であり、アメリカは撤退すべきだと思いますが、 実際にはイラクの抵抗は悲劇的なものになるのではないでしょうか。) |
某軍事評論家が、サダム・フセインは最後にはティクリットに逃れる可能性もある、 とか言っていたようです。その根拠は、サダム・フセイン一党は生まれ故郷のティクリットの 地縁血縁に立脚した集団であり、彼等が最終的に奮戦する地は父祖の地ではないか、 とのことのようです。 でもそれは遷都などではなく、死に場所を求めるとでも言った方が良い状況でしょうね |