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真珠湾攻撃は果たして成功と呼べるのか 長門 14/4/21(月) 13:31

Re:対米開戦の是非と真珠湾攻撃の是非は別問題−1 おうる 14/6/7(土) 20:33

Re:対米開戦の是非と真珠湾攻撃の是非は別問題−1
 おうる  - 14/6/7(土) 20:33 -
  
> これは矛盾していますね。
> というか、トリレンマに陥っている。
>
> A.チャーチルの要請によって欧州優先となった。
> B.真珠湾攻撃の結果、欧州優先となった。
> C.ウェデマイヤーの判断が正しいなら、A.、B.いずれにもかかわらず、太平洋を優先すべきであった。
>
> という、A.、B.、C.、三つの、相互に相容れない原因があったことになる。

 相容れない原因ではありません。
 もともと米政府は太平洋側を優先したかったが、太平洋方面の作戦で必要不可欠な太平洋艦隊主力が無力化されてしまった。対して大西洋方面の現有艦隊は無傷なうえ、欧州の枢軸国は米艦隊はもちろん英艦隊と対決するだけの艦隊を持っていないから計画通りの作戦実施が可能な状態。
 この状況ではチャーチルから欧州優先の要請を断るだけの理由付けができない。「どうせ太平洋艦隊は再編するまで時間がかかるだろ?だったら太平洋にリソースを振り向けても遊兵化してしまうんだから欧州を先に片付けてくれよ」と言われたら反論できない。
 で、大西洋方面優先のレインボー2に切り替えることになったが、そこから更に本来のレインボー2なら無視するはずだったアフリカ方面へもチャーチルの言われるままにずるずると兵力を割り振っていってしまった。それらが無ければ・・・


> 南方へ進出して、わずか半年後には米軍の反攻が開始されている。
> 真珠湾で数隻の戦艦を沈めても、さして影響はなかったわけです。

 それは結果論でしかありません。

 
>   外交交渉や、米独の関係の方が考慮されるべき局面だったでしょう。
>  奇襲なんて、小手先を弄したところで、どうにもならない。 

 だから、それはもう担当が違う話なんですよ。
 外交交渉は外務省の仕事、戦争は陸海軍の仕事。外交交渉ではもう打開できないと政府が判断したから戦争に踏み切ることになった。
 で、戦争を担当する陸海軍が己の職掌で最善を尽くそうとした結果が奇襲だった。ついでに言うと奇襲は戦術の基本です。


> いいえ、そんなことはありません。
> 真珠湾攻撃がなければ、日米の全面戦争は生起しなかったかもしれない。

 何を根拠にそんなことを言ってるのか理解できません。
 WW1を経験した人類はすでに戦争を起こせば総力戦になってしまうということを理解しています。だから国際連盟を作ったのです。


> たった半年でガダルカナル反攻が開始されたわけで、真珠湾攻撃で数隻の戦艦をしずめても、いくらも影響しなかった。
> なんのための奇襲だったのか。

 その半年を稼ぐための奇襲です。

 
> やはり、わかりません。
> 軽工業と重工業と、真珠湾攻撃の関連は、どこにあるのでしょうか。

 真珠湾攻撃との関連で出たたとえ話でははなく、米国の戦略の話です。


> ??ここでおっしゃられている「史実」とは?

 モンロー主義の目指すところは政治的中立ではありません。
 欧州への不干渉を掲げることで、欧州からの米大陸以西への干渉をけん制しようというものです。


> いいえ、レインボープランは米陸海軍統合会議で提出されたものです。

 米陸海軍投稿会議で提出されたのが大統領の指示によるものです。


>  いえ、先に攻撃をしたのは日本でしたから。
> 愚かなことでした。


> それは理想論であって、実際には陸海軍主導で政策が引っ張られていたでしょう。

 陸軍が戦いたがっていたのはソ連であって、陸軍は対米戦には関心がありません。というより米国と戦えば負けることは分かりきっているから、海軍や外務省が回避するだろうという程度にしか考えていませんでした。
 そして海軍は対米戦になれば負けることがわかっているから対米開戦には反対しています。
 日本陸海軍が日本の政策を対米開戦へと導いたというような事実は私は存じません。
 具体的にご説明願います。


> 本当に「日本国民の怒」っていたか、大いに疑問です。
> 徴兵忌避のような事態は絶えず起こっていたのだから。

 国民が怒っていたとは言っていませんし、事実、1941年の段階で陸海軍に国民の怒りが向けられていたわけではありません。
 彼らは米国の圧力に屈して大陸から撤退すれば、日本国民が怒ってその矛先を自分たちに向ける「かもしれない」と恐れていた。
 実際にはそれが国を救うことになると分かってはいても、ヒステリーを起こした国民が理解してくれるとは限らない。日露戦争終結後の暴動や小村寿太郎に対する国民の評価がどんなものだったか、彼らは忘れていなかったからです。


> 米騒動などではなく、シベリア出兵の失敗が原因でしょう。

 米騒動はシベリア出兵失敗の原因の一つでもあります。


> >  ついでに言うと「なかよくしようや」なんて私は一言も言っていません。そういうニュアンスを含んだ発言をした記憶もありません。
>
> でも、日本国民みんなが、多かれ少なかれ、開戦に傾いていたというご意見でしょう?

 それがなんで「なかよくしようや」ってことになるんですか?
 関係者全員が大なり小なり責任を持っている。にもかかわらず、あなたのように海軍や山本五十六個人に責任を集約してしまっては、それ以外の責任ある人物らはどうなるんですか?
 責任を追及したいのであれば、責任ある者全員を追求すべきであって、特定の団体や個人だけを追求するのは甚だ不当です。
 まして、このスレッドは真珠湾攻撃の作戦内容を云々するものであって、開戦の是非を扱うものではないでしょう。あなたは最初の書き込みから脱線して、再三の指摘にもかかわらずそこから戻ろうとすらしていない。


> 真珠湾攻撃は、対米全面戦争に踏み切ることを意味しています。
> ほかの軍事行動とはわけが違う。

 だから順序が逆なんですよ。
 真珠湾攻撃があったから対米全面戦争があるのではなく、対米全面戦争があるから真珠湾攻撃があったんです。


> 全面戦争にしたいのは陸海軍と財閥の意向だったわけです。

 その根拠を開示願います。
 私の知る限りでは、陸海軍が全面戦争をしたがっていたという事実はありません。


> 真珠湾攻撃は、対米全面戦争に踏み切ることを意味しています。
> ほかの軍事行動とはわけが違う。

 先述しましたとおり、順序が逆です。
引用なし
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