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> エンジンが高出力であれば問題無い話でしょう。
> ハ42という2300PSのエンジンは、早いうちに出来ているのですから、熟成がすんでませんけど、誉やハ43など無い時点でもう出来ている。
ハ42を夢のエンジン的に引き合いに出される方にはこの手の間違いが多いのですが、2300馬力は十七試カ号MK10のことで、これは終戦時まだ試作実験中で完成していません。
十四試リ号MK6A/四式1900馬力はこれとは別のものです。
> そして早い時期であるならば、十分火星でもその時点で最低限必要な性能は出た可能性はある。
> ある時点で投入できる必要な性能と数が、問題で、大きさは陸上気でも水上機でも(特に陸上気では)そう問題ではないはずです。
主翼の大きさはすなわち抗力の大きさですから、大きければ速度面で不利です。
この点において、同じメーカーの開発でありつつ、紫雲と強風はまったく異なった方針に基づいて設計されています。強風に出来得ることが、紫雲には出来ないのです。
そして、こうした点では、高翼面荷重で一定の高速を引き出せる二式艦偵がすでに存在し、紫雲の試作1号機がようやく海軍に領収された17年後期には生産に移され始めています。
後発でありながら低翼面荷重で低速の紫雲には、機材数を整えるという点でさえも出る幕はないのです。
そもそも紫雲はマル4計画艦である大淀への搭載用である割りには、開発が遅く、実質的にマル5計画用の機材である十四試となってしまっています。出遅れすぎているのです。
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