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海上自衛隊に護衛艦は必要か ずっきーに少尉 13/2/12(火) 3:07

Re:平時のコストは戦場にも適応されるのか おうる 13/2/19(火) 20:25
┗ 訂正 おうる 13/2/19(火) 21:14
┗ 燃料について ずっきーに少尉 13/3/3(日) 3:51
┗ Re:燃料について おうる 13/3/3(日) 19:19
┗ 現代の航空機は高価なのですね ずっきーに少尉 13/12/23(月) 7:56

Re:平時のコストは戦場にも適応されるのか
 おうる  - 13/2/19(火) 20:25 -
  
> けれども、個人が荷物を送るような場合の送料と、兵器を戦場へ運搬する場合のコストは、同じように考えられるのでしょうか。
> そこには自ずから別の要因が関わってくるように思います。

 コストの発生要因は平時も戦時も基本的には同じです。戦時の場合は平時には生じないコストが新たに加算されることは考えられますが、戦時のコストが平時よりも安くなる要素はありません。
 強いて言えば税制制度が戦時特例でどうにかなるとかいう程度ですが、そんなものはこのような検討で考慮する必要は無いでしょう。


> おっしゃる通り、一機の航空機はいつまでも同じ場所に留まることはできませんし、何度も連続して出撃することはできません。けれど、複数の、かなうならば多数の航空機でローテーションを組めば、長時間の作戦をも行うことができるのではないでしょうか。
> 一隻の艦艇を建造・維持するコストは、一機の航空機を製造・維持するコストよりも大きいと思います。艦艇を廃止すれば、その費用でより多数の航空機を保有できるのではないでしょうか。

 つまり1隻の護衛艦の変わりに特定地域に航空戦力を常時貼り付けるには複数の機体が必要である事はわかっておいでですね?
 そして、航空機は2機以上を1組にして戦力の最小単位とするのが普通です。

 軍艦が1隻800億円として、主力戦闘機が1機100億円とすると、主力戦闘機の1ユニット2機編隊で200億円です。複数のユニットがローテーションを組むとして、1回の当番での現地対空時間を(適当かどうかはわかりませんが)4時間と仮定すると、24時間態勢を組むには最低でも6ユニット12機が必要ですから、戦力の調達費だけで1200億円と、軍艦の1.5倍になります。
 予備機も含めれば更に差は広がりますし、航空戦力を運用するには戦闘機を維持管理する整備士や基地の維持管理・運用コスト、管制する地上レーダーや早期警戒機も必要ですから、軍艦1隻と航空機1機の調達コストを単純に比較することには何の意味もありません。
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訂正
 おうる  - 13/2/19(火) 21:14 -
  
 イージス護衛艦の調達価格で1隻1400億円、戦闘機はだいたい100〜120億円なので先のレスの計算は少し差が縮まりますね。
 記憶モードのみでレスしたので数値は不正確になりました。失礼しました。
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燃料について
 ずっきーに少尉  - 13/3/3(日) 3:51 -
  
ご指摘ありがとうございます。
私が想像していたよりも、艦船と航空機の価格差は小さいと言うことですね。

けれども、この価格差は調達だけでなくランニングコストという点でも同じなのでしょうか。
どうしても前大戦のような、戦艦一隻動かすのに戦闘機が何機飛ばせるか…というイメージを持ってしまうのですけれども、現代の燃料事情は当時とはそれほど異なる―ジェット機の燃費はそれほど悪い―ものなのでしょうか。
個人が荷物を送る時の価格と、軍隊での輸送コストを同じように考えて良いものか、と疑問を申し上げたのも、実はどちらかと言うと、このような意味合いのつもりでした(私の書き方が良くなかったようで反省しております)

なお、輸送艦については陸自が保有すると想定しています。
本末転倒と言われそうですけれども。
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Re:燃料について
 おうる  - 13/3/3(日) 19:19 -
  
> けれども、この価格差は調達だけでなくランニングコストという点でも同じなのでしょうか。

 細かい数的根拠は持ち合わせていませんので、単純に考えて見ましょう。
 最新の護衛艦に使われているエンジンはガスタービンエンジンで、中には航空機用ジェットエンジンを流用したものもあります。
 エンジンは1隻あたり4基。
 空自の主力戦闘機は現在のところF-15で双発です。2機ペアで活動するとしてジェットエンジン4機です。
 護衛艦1隻が動いている時も、主力戦闘機が2機飛んでいる時も、動いているエンジンはジェットエンジン4基です。
 もっとも、護衛艦のエンジン4基のうち普段使っているのは2基だけで、残りの2基は戦闘時にしか使いません。
 

> どうしても前大戦のような、戦艦一隻動かすのに戦闘機が何機飛ばせるか…というイメージを持ってしまうのですけれども、現代の燃料事情は当時とはそれほど異なる―ジェット機の燃費はそれほど悪い―ものなのでしょうか。

 今のジェット戦闘機は昔の攻撃機の約4〜5倍の重さがあります。
 そして、今の護衛艦は昔の軽巡ぐらいの大きさしかありません。
 当然、大きさや重さが違えば、動かすために必要になるエネルギー量は違ってきます。
 ジェット戦闘機の燃費は間違いなく悪くなっていますし、護衛艦の燃費は戦艦なんかよりもよっぽど良くなっています。


> 個人が荷物を送る時の価格と、軍隊での輸送コストを同じように考えて良いものか、と疑問を申し上げたのも、実はどちらかと言うと、このような意味合いのつもりでした(私の書き方が良くなかったようで反省しております)

 基本的には同じです。やることも原理も同じなんだから、極端な違いが生じる理由がありません。
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現代の航空機は高価なのですね
 ずっきーに少尉  - 13/12/23(月) 7:56 -
  
おっしゃる通り、同じ機関を同じ数だけ積んでいれば、当然、コストについても似たようなものになるであろうことは理解できます。
護衛艦よりも航空機の方が消費する燃料も少ないだろうと言う発想は、まさに「現代では事情が違う」と言うことですね。

機体も高価、ランニングコストも高価では、水上艦艇を航空機に置き換えても、コスト面での優位性は無いと言えますね。

ありがとうございました。
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