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> でも、この時期なら陸海軍航空統一論が出てきている盛りではないですか。
> そういったifもありかと思いますよ。
> こうした史実に反する約束事は一つに限った方がいいんですけれども。
> でも、この時期なら陸海軍航空統一論が出てきている盛りではないですか。
> そういったifもありかと思いますよ。
> こうした史実に反する約束事は一つに限った方がいいんですけれども。
とりあえずその話に乗るとして、15年の性能標準軍令部修正第一案が支配的であるということにしてみましょうか。。
16年にはまだキ八十四自体が思い描かれてないわけで、とりあえず17年前半頃ということにしてみましょうか。
史実の中島太田は昭和17年1月の時点でキ八十四の速度660km/hなら可能としています。
これは15年性能標準案の局戦への要求「380kt(704km/h)以上」ではふるい落とされてしまいますが、「350kt(648km/h)以上」の艦戦にならはまりそうです。
この頃のキ八十四はまだ翼面荷重155で考えられてましたが、烈風の17年の議論で「翼面過重130」への対案として出された「翼面過重150、空戦フラップ使用時120」がもし通り得るのならば、キ八十四に空戦フラップ装備を装備することとしてこの条件はパスできるかもしれません。
このキ八十四は(空戦フラップを考えないことにして)全備重量2700kgで見積もられています。この場合の搭載量の計算における燃料の部分は「590馬力・速度440km/h/6000mで0.9 h分、プラス1.5hの余裕」です。
性能標準は「高度5000m正規高力馬力にて1.2時間」で、どうも燃料が足らない感じです。
燃料を増やせば重量が増し、それでも翼面荷重を保とうとすれば翼面積が増し、なんだかよく知っている堂々巡りに陥ってしまう気がします。
計算上キ八十四ベースでは不足する性能を補填するために、空力設計上の何かだとか色々なものが持ち込まれてきそうです。
そもそも「翼面過重150、空戦フラップ使用時120」が通る話なのならば、三菱製でもよかったようなことでありますけどね。
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