98/05/06 01:03:13 JU87 帰ってきた飛行機隊を発見した空母は、艦首を風に立てて収容準備にかかる。 編隊が空母の右舷近くを通過する頃、「収容準備よし」の信号旗「航空」と「B」旗が揚がり 続いて飛行甲板上の合成風速16ノットを示す「数字の1,6」の信号旗が揚がる。 1番機から順に誘導コースに入ると適当な間隔を取って単縦陣になり、反航する空母が 左真横に来た所で左旋回し、空母とその後方1、000メートルに後続する護衛駆逐艦との 中間に機首を向け、速度を殺しながらフラップを降ろす。 駆逐艦上空で旋回し着艦コースに乗ったら、着艦指導灯の赤灯と青灯が一線になるよう コントロールする。フラップをフル・ダウンとし、約75ノットにセットして6度前後の 進入角で接近する。最後まで赤灯、青灯を一線に維持しながら進入し、赤白に塗り分け られた艦尾標識を約5メートルの高さで通過、「よし」と判断したらスロットル・レバー を一杯に絞り、速力の低下に伴って引き起こし始め、制動索の直前で3点姿勢で着艦。 機体から下がっているフックが制動索にかかり、張力で水平近くまで尾部が持ち上が ってから停止、尾部が甲板に着く。 整備兵がポケットから飛び出し、フックを外した飛行機は車輪の前後にチョークをかけ チンチンと警告を鳴らしながら降下して格納庫へ送り込む。庫内では必要に応じて 飛行機を係止索で係止環に固縛する。