センチュリーシリーズは、朝鮮戦争が終わった頃から作られ始めた「第2世代」 の戦術機のシリーズ。「F−100」から始まるので「センチュリー」と呼んだら し い。 そして、いよいよ超音速時代に突入することになった。 で、今回は「F−100」(ノースアメリカン:スーパーセイバー) これは、実用超音速機第1号となる制空戦闘機。1953年に原型機が初飛行した。 当時ソ連が軽量機に傾いていたのに対抗して、重量級になっている。 機首に空気の取り入れ口が付いているため、大出力のレーダーが搭載されないのが 大きな欠点と言われている。当時はバックアップシステム自体が、米国本土に限ら れているたため、この問題は大きかったらしく、機首開口はこれが最後となった。 翼の形状(翼面加重)より余裕推力により機動性に確保するという考え方で、強引 とも言える機動を支えるために、初めて「チタニウム」も使用された。
当時の対抗機種はmig-17だったが、これはベトナムで戦うことになる。
生産機数は2292機に達し、センチュリーシリーズで第2位の記録を持っている。
これは「第3世代」のファントムが登場するまで破られていない。
【 スペック 】 |