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本科専門事項に関し 総司令官の代表者にして全砲兵部隊に対し常時監督するの権限あり
砲兵総監に直属し 所管に関する全砲兵部隊の代表者にして 部隊の教育 及 材料補充の監督を為し 人事を掌る 又 砲兵の戦闘参加要領の研究任務を受領し 戦線に参加せる砲兵総予備団部隊を検閲すべき責任を有す
師団に属せざる全砲兵を指揮し 対砲兵戦に任じ 所要に応じ軍砲兵 師団砲兵 時として隣接軍砲兵を支援す
固有の砲兵を有せず
部隊砲兵 及 大威力砲兵と同一火砲にして 某期間を限り軍司令官に配属し 軍司令官は重要方面の軍団 又は 独立師団に配属し 量 及 質を補うものとす
既述の如しと雖も 遠距離射撃砲兵群を組織する場合の用法を述ぶべし
遠距離射撃砲兵群は 常に軍団 又は 師団の 砲兵部長に隷属す
総司令官の区処を以って 軍団 又は 師団に配属せらるるときは 歩兵支援砲兵群とし 或は 師団 又は 軍団の遠距離射撃砲兵群となる
砲兵軍隊区分の一例 左図の如し
<<挿図>>
部下大隊に任務を与う
皇軍に同じ
主要射撃地帯と若干の補足射界(射撃地帯)とを有し 歩兵直接支援砲兵群の補足射界の一部 又は 全部は 隣接砲兵群の主要射界と重複せしむるを原則とす
砲兵群の射界を図示すれば左の如し
<<挿図>>
主要射撃地帯 又は 方向と補足射界とを有す 主要射撃地帯は 当該方向重要の度と火砲の様式 及 観測の便否に依り差異ありて 砲兵大隊長(群長)より地物に依り配当せらる
補足射界は 射程の許す範囲に於て 隣接部隊との協同動作を行わしむるを目的とす
右の外 弾幕射撃 若は 特に重要なる敵の近接方向上に在る隣接中隊の死角を射撃する為 特別の射撃方向を与えることを得
中隊の射界を図示すれば左の如し
<<挿図>>
概ね皇軍砲兵に同じ
時として 遠戦 及 近戦の砲兵に反対任務を与えることあり
近戦砲兵を歩兵指揮官に配属することなし 配属すべき状況に於ては近戦砲兵の一部に個々の歩兵部隊を指摘し 密に連絡せしめ 歩兵の要求に基き射撃を実施し 之を砲兵指揮官に報告せしむ
唯 遭遇戦に於て 地形上展望不十分なるか 砲兵を広正面に配置せざるべからざるとき 一部を配属する事あり
即ち 大なる攻撃 及 防御に於て 軍には一の高級砲兵司令部を配属し 参謀本部と連繋して砲兵の招致 砲兵配当の処置、隣接地区との砲兵的協同動作、射撃指揮、弾薬補充に従事せしむ
命令の下達は 司令部を経由して下すものにして 砲兵の勤務系統に依るものにあらず
集団高級指揮官は 集団直属砲兵を某師団に与え 且 稀に他師団の砲兵をも某師団に与え 或は 砲兵の一部を自ずから控置す 時として 師団砲兵の使用 及 射撃 隣接師団相互の砲兵援助に就き 詳細に規定することあり
又 戦闘動作の進展したる際 諸集団司令部に増加砲兵を配属せらるることあり
集団、軍団、最高級司令部には 本部を有する数名の高級砲兵将校あり 其職務は所属司令部之を規定するものとす
此砲兵将校は通常参謀本部と連繋して左の業務に従事するも 命令権を有せず 唯随所直接に情報を求むることを得るのみ