自衛隊こぼれ話
☆採用 ★不採用 ○参考
工事の予定価格は適正なのか
★(2006.12.1)
公共工事の入札で落札価格が、予定価格に近いことが問題にされています。だが、考えて
みると予定価格に近い価格で入札するのは当然の結果だと思います。発注元は工事計画書に
基づいて、材料費や人件費などの直接経費と輸送費などの間接経費を積算し、それに一定の
利益を加算して予定価格を設定します。
入札業者も同様の手順で、入札価格を積算します。 だから、算出された価格が同額でも
不思議ではありません。 入札業者と発注元との積算に違いがあるとすれば、業者が利益を
犠牲にするか、材料の品質を落とすか手を抜く工数を減らす以外にありません。
ところが現実には、予定価格に比較して大巾な低価格で落札しているのです。工事業者が
赤字覚悟で入札するとは考えられません。これは予定価格に問題があるということです。
要するに、発注元の予定価格が適正であれば、たとえ談合があって入札価格が予定価格と
同額であっても、損害はないはずです。
親子の信頼を強めましょう
★(2006.11.02)
「いじめ」を原因とした小中学校児童の自殺が報道されています。我々の子供の頃にも
「いじめ」はありました。また大人の世界にも「いじめ」はあります。しかし、自殺など
聞いたことはありません。
子供は自殺するまえに、なぜ親に相談しなかったのでしょうか。 また、ご両親はなぜ
子供の悩みに気づかなかったのでしょうか。
この原因は現在の家庭生活にあると思います。 テレビを見ながらの食事では、親子の
対話はありません。食事が終わると子供部屋に引き籠ります。これでは同じ家に親が居て
も孤独な生活を送らねばなりません。
兄弟でも居れば子供同士の対話があり、少しは状況が変わるでしょうが、今は一人子が
大半です。
昔はテレビなどなく子供部屋もありません。 だから、家族はお互いに向き合って生活
していました。だから、異常があれば誰かが気づきました。
昔のような生活に戻ることは無理ですが、親が真剣に子供と向き合っていれば、自殺だ
けは防止できたのではないかと思います。
美しい日本語もっと使って
☆(2006.10.02)
9-4、美しい日本語もっと使って
「美しい国へ」を目指して安部内閣が発足致しました。閣僚名簿を見て愕然としました。
それは大臣の肩書に「金融・再チャレンジ」との記載があったからです。
私はカタカナ語のはんらんが政治にまで及んでいるのを懸念して「正しい日本語政治家
に望む」と題して先日「こだま」欄へ投稿致しました。
投稿の末尾を「政治は国民全体のためにあります。 政治家は高齢者を含め国民が理解
できる正しい日本語を使ってほしいと思います」と結んでいます。今度の内閣では大臣の
肩書までがカタカナ文字になりました。
「金融・再挑戦」では、なぜいけないのでしょうか。「金融・再生」や「金融・再出発」
それに「金融・七転八起」など日本語でも十分に表現できるはずです。
検討すれば「再チャレンジ」よりわかりやすい日本語があるはずです。「美しい国へ」
もさることながら「美しい日本語」も忘れないでほしいと思います。
正しい日本語政治家に望む
☆(2006.09.14)
9-5正しい日本語政治家に望む
私は一時期、県職員として県税の賦課徴収事務を担当し、いろいろな業種の方と接触し
ました。各組織に「業界用語」と呼ばれる言葉があることを知りました。
次に航空自衛隊に入隊しました。ここでも数多くの特殊用語が使われ「用語の解」とい
う解説書まで存在しました。これも一種の「業界用語」です。これらの用語は同じ業界で
の意思疎通には欠がせないものです。
困ったことに政治の世界にまで業界用語がまん延しています。例えば「マニフェスト」
に始まり「グランドデザイン」「キャピタルゲイン」「ノーマラゼーション」「アカウン
タビリティー」など数え上げれば際限がありません。
政治は国民全体のためにあります。 政治家は高齢者を含め国民が理解できる、正しい
日本語を使ってほしいと思います。
誤り気になる「僕」の使い方
☆(2006.08.18)
誤り気になる「僕」の使い方
「慣用表現多い誤り」との見出しで、文化庁の日本語調査の結果が報道されました。これと
同じように「僕」の誤用が気になります。
私は昔、甲種飛行予科練習生として海軍に入隊しました。海軍では箸の上げ下ろし(食事作法)
から言葉遣いまで徹底的に教育されました。 練習生は学校の延長で入隊時は「僕」を使って
いました。ところが海軍では「僕」は同僚か部下に使う言葉だから「私」を使うように指導さ
れました。
貴方と私、貴様と俺、君と僕。確かに「私」は上官その他どなたに対しても失礼のない言葉
です。辞書によれば、僕とは「男が同等(以下)の相手に対して使うくだけた自称」とあります。
要するに「僕」は同僚や目下に対して非公開の場で使う言葉です。 テレビなどで、地位の
ある方々が「僕」を堂々と使っています。 自分の無知をさらして、 恥ずかしくないので
しょうか。
特攻隊の事績次世代に語る
☆(2006.08.13)
9-11、特攻隊の事績次世代に語る
八月になると広島や長崎の原爆慰霊行事が報道されます。 だが、「特攻隊」の事績が報道
されることなどなくなりました。
戦争中は畏敬の念で迎えられたた「特攻隊」も、敗戦と同時に「犬死に」としか評価されな
くなりました。数多くの同期生を特攻で亡くし、彼らの慰霊顕彰に微力を注いできた私は悔し
い思いです。
昭和に生まれ、戦乱の昭和を生き抜いた私には戦争を抜きに「己の人生」を語ることはできま
せん。私は生きて終戦を迎えることができました。
「特攻隊」の生き残りとして、戦没同期生の事績を後世に残したいとの願いから、収集した資
料と自己の体験をまとめて、数冊の手記を出版致しました。ホームページを開設して「特攻隊」
の事績を若い世代へ語り継ぐ努力をしています。
毎年八月十五日には生存が集まり、靖国神社に参拝しています。しかし、最近での靖国神社の
話題はA級戦犯であり「特攻隊」など言葉の端にものぼりません。寂しいかぎりです。
少子化の問題憂慮すべきか
☆(2006.07.14)
少子化の問題憂慮すべきか
少子化の問題について所見を述べさせていただきます。日本の人口が減少することが、果たして
憂慮すべき問題でしょうか。私はむしろ喜ばしいことだと思っています。
明治以降の我が国では、人口増加に対応するため、政府主導で移民を行ってきました。それでは
足りずに朝鮮を併合し、「満州国」を建設したのです。
戦後は狭い国土に国民があふれ、乱開発よって国土は荒廃し、生きるための食料さえも自給でき
ない状態が続いています。少子化の傾向は天の啓示だと思います。 中国のように「一人っ子」を
強制している国もあります。
政府は過去の歴史に学び、戦時中のように「生めよ増やせよ」を国策にするのでなく、地球環境
に適合した国土開発と人口政策を推進すべきだと思います。
米の代替基地慎重な対応を
☆(2006.04.29)
米の代替基地慎重な対応を
米軍普天間基地の代替基地として、名護市沖に建設予定の飛行場に疑問があります。それは離陸
専用の滑走路と着陸専用のが区分できるかという疑問です。新しい飛行場に慣熟するため「タッチ
アンドゴー」の訓練を行うのはパイロットの常識です。
仮にこの訓練は自粛してとしても、着陸困難によるやり直しは当然起こります。滑走路に障害物
があるとか、風の影響などで、一回のアプローチで確実に着陸できるとは限りません。
また風向きで離着陸の方向も変わります。これらにどう対処するのでしょうか。なし崩しに住宅
の上を飛ぶのは目に見えています。また米軍が「風の影響で仕方がなかった」といえば、それまで
です。将来に禍根を残さないため、慎重な対応が必要だと思います。
医療の明細書発行について
★(2006.03.31)
官僚の特権が社会ゆがめる・米英兵の暴行徹底究明して
○(2006.02.24)
市町村議員の資質について
★(2006.02.20)
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