自衛隊こぼれ話
☆採用 ★不採用 ○参考
引き際を大切にしましょう
★(2008.11.15)
「晩節を汚す」という言葉があります。最近の世相は、この言葉のようにあまりにも
暗い事件ばかりが報道されています。防衛省事務次官の汚職事件に続いて航空幕僚長
の論文事件での更迭。そこえ今度は歌謡界で一世を風靡した大御所が詐欺罪で逮捕さ
れるという事件です。世の中どうなったのでしょう。
「人生引き際が大切」とは古くから言い伝えられた言葉です。 しかし、その実行は
非常に困難です。良い事は何時までも続くものと思いたいのが人情です。幸運に見切
りを付ける決断はなかなか付かないものです。
中には清清しい報道もありました。負け続けて最下位になるまで監督の座に居座る方
もいる中で、2位でありながら「優勝させられなかったので責任を取って辞任する」
と言われたある野球監督の進退です。この報道は一服の清涼剤でした。
皆様も「 引き際 」だけは誤らないように気をつけましょう。
感謝の気持で頂きましょう
★(2008.10.11)
小学校の児童が給食のパンを喉に詰まらせ死亡するという、痛ましい事故が報道されて
います。 われわれが子供の頃には 「ご飯はゆっくり噛んで食べなさい」「音をたてて
お汁を吸っては駄目です」「食べ物は残さず綺麗に食べなさい」などと躾けられました。
その根底にあるものは「食べ物」に対する感謝の気持ちです。「食べ物を粗末にすると
罰が当たる」も、常に聞かされた言葉でした。昔は食料が欠しく、感謝しながら残さに
ず食べていました。
現在は食料品の大部分を外国からの輸入に頼っていながら、「食べ物」に対する感謝の
気持ちなど無くなった感じがします。大食い競争や早食い競争などが公然と行われてい
ます。そのうえ、大量の食べ残しを廃棄するまさに飽食の時代です。
こんな世相こそが今回の事故の背景であると思います。 皆さん昔のように「食べ物」を
粗末にせず、感謝の気持ちで頂きましょう。
悔しさと喜び 交差した所感
☆(2008.8.11)
私は戦争末期、大井基地(静岡県)で「神風特別攻撃隊・八洲隊」に編入され、「出撃待機」
の状態におかれていました。そして、運命の八月十五日を迎えたのです。敗戦の悔しさと、
生きて再び古里の土が踏めるうれしさが交差した複雑な思いでした。
「特攻隊」の生き残りとして、戦没同期生の事績やご遺族のご存念を、後世に残したいと
の願いをこめて、収集した資料と自己の体験をまとめて手記を出版いたしました。また、
ホームペーシ゜も開いています。
「国やぶれ 乱れる御世と なりしとも いつか香なん 靖国のはな」
これは特攻戦死した戦友のご母堂が詠まれたものです。
八月十五日には同期生が集まり、靖国神社に参拝しています。しかし、最近の靖国神社の
話題といえば、 A級戦犯合祀の問題ばかりで「特攻隊」など言葉の端にものぼりません。
彼らの、慰霊顕彰に微力を尽くしてきた私は、悔しい思いをしています。
特攻隊の事績後世に残そう
☆(2008.7.10)
新しい学習指導要領の解説書に、「沖縄戦」や「各地への空襲」「原爆投下」の事例が明記される
ことになりました。
第二次世界大戦の史実を、正しく後世に伝えることは当然のことです。さらに「特攻隊の事績」を
追加していただくことを切に希望する者です。
戦争中は国民から畏敬の念で迎えられた「特攻隊」も戦後は単なる「犬死に」としか評価されなく
なりました。
私は「特攻隊」の生き残りとして悔しい思いをしてきました。そこで「特攻隊」の真実の姿を後世
に伝えるため体験記を出版しました。
また、ホームページやブログでも情報を発信し続けています。しかし、個人の努力には限界があり
ます。願わくば教科書などにも掲載していただき、後世に語り継ぐことになれば、「特攻の英霊」
も浮かばれると思います。
災害の備えに笛の携行有効
☆(2008.5.23)
「地震、雷、火事、おやじ」。昔から怖いものの代表です。その筆頭が地震。今回も中国・四川省
で大きな地震がありました。
瞬時に命を絶たれた方もかあいそうですが、それ以上に悲惨なのは生き埋めです。助けを待つ間の
苦しみは想像に絶するものがあると思います。
「備えあれば憂いなし」のことわざがあります。 われわれは日ごろから災害に対する備えを行う
必要があると思います。
生き埋めになった場合、まず外部に生存を知らせる必要があります。次に、救助隊に対して自分の
位置をを示すことが大切です。そのためには笛を携行するのが有効な手段だと思います。
福岡市のある校区では、お年寄りと小学校の児童に笛を持たせているそうです。災害時だけでなく、
防犯にも役立つはずです。
ジュース一本を節約すれば、入手できる値段です。私も数年前から笛を携行しています。皆さまも
ぜひ笛をお持ちになってください。必ず役立つときがくるはずです。
速度制限60キロ「高速」名のみ
☆(2008.3.19)
福岡都市高速道路を利用することがあります。ところが、高速道路とは名のみで、速度制限は一部
を除いて一般道路と同じ六十キロです。
しかし、この速度制限を守っている車はほとんど見かけません。八十キロまたはそれ以上で走って
います。制限速度の六十キロを守っていると危険さえ感じます。
構造上問題がなければ、制限速度を八十キロに改定するのは可能だと思います。現実にほとんどの
車は、八十キロで走っています。
他の都市高速道路での制限速度は知りませんが、料金を払って「高速道路」に乗り入れれば、一般
道路より速度を上げたいのは人情です。
それが無理なら名称を高速道路でなく「高架道路」か「無信号道路」に改名すべきだと思います。
関係者の皆さんご検討いただければ幸いです。
米軍基地問題知恵を絞って
☆(2008.1.23)
米軍普天間基地の移設に伴い、埋め立て用に大量の海砂を採取する計画があるのが分かり環境破壊
が心配されています。普天間基地移設については、多額の予算を必要とする以外にも、各種の問題
が山積しています。
そこで今回は、発想を転換して新たな提案をいたします。それは、基地の移転ではなくて、住民の
方々移住していただく方法です。
そもそも、基地移設の問題は、騒音や危険性などで、基地付近の住民の方々の不安を解消するのが
目的であったはずです。ならば、困っている住民の方々を国の費用で別の場所に移住していただく
ことで、同じ効果が得られると思います。
場所は返還された読谷飛行場跡地など検討すべきだと思います。国としても、基地移設よりはるか
に安い費用で済むはずです。関係者の皆さん、知恵を絞って問題解決に努力しましょう。
米の代替基地慎重な対応を
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