遂に本物を発見!
久しぶりに(7月24日)コースを変えて歩いて見ました。新発見です。国土交通省が問題にして いる金属片を遂に発見しました。車の接触した痕もあります。サイズも最初発見して撤去したものの、 3倍ちかくあります。しかし、挟まった状況や塗料を見る限り、車の接触が原因とは到底断定し難い ものです。また、これ以外の場所の金属片とは形状その他も異質のものです。 最初(4月下旬)金属片を発見した際、警察に届けました。警察官の話で処理は役所の担当だから 連絡しておくとのことでした。ところが、その後も何の処置もされないので、役所に連絡しました。 その際、他の場所にもある筈だから、点検するように申し入れておきました。そして今度の発見です。 恐らく役所では、危険はないと判断されたのでしょう。確かに裏に歩道があり危険ではありません。 しかし、これだけ全国的にも話題になっている金属片です。私が発見したものは殆ど未処理です。 だから統計には加算されていない筈です。全国で、4萬箇所と言われていますが、恐らく実数はその 数倍の数にのぼると思います。 ★今回は素早い反応でした。今朝(7月29日)見ましたら、金属片は撤去されていました。 さて、他の箇所はどう処置するのでしょう。ガードレールの規格について
私の近所に設置されている、ガードレールには二つのタイプがあります。表から見た場合にボルト の数が6個と7個(写真参照)の違いです。実際はどちらも7本のボルトを使っています。違いは、 支柱に取り付ける方法です。便宜上表面7個をA型、6個をB型として説明します。 写真を見れば分るように、A型はボルトで直接支柱に固定しています。B型では間に山形の鉄板を 挟み、衝撃を緩衝する工夫がされています。恐らくB型の方が新しい規格と思います。また、支柱の 直径もA型が10pに対して、B型は11pと太くなっています。 A型正面。 A型裏面。 A型上部から。 B型正面。 B型裏面。 B型上部から。 次に、ボルトとナットの規格です。写真で説明します。本来ナットをキッチリ締め付けるためには、 ワッシャと呼ぶ金具を挟むのが工事の基本です。しかし、そのため材料費が嵩みます。工事仕様書を 見ないと断言はできませんが、工事費を節約するため、このワッシャを廃止したものと思はれます。 その為には、ボルトの規格を変更する必要があります。 単にワッシャだけ廃止したらどうなるでしょうか。振動でナットが緩み欠落することになります。 問題は規格改正前の、古いボルトがそのまま使用されたのではないでしょうか。これはあくまで憶測 です。緩んだボルトを見ますと、ネジ山がボルトの頭部まで届いていないのがあります。 レールの合わせ目に金属片は、錆具合からみて工事の際にワッシャ無しでキッチリ締めるために、 レールの合わせ目に挟んだものと思います。新しい規格のボルトが供給されるまでの間に施行された 区間が、この問題を起こしていると思われます。 ☆ボルトとナットの関係を説明します。 本来なら、座金にワッシャを噛ませてボルトで締めます。これが工事の基本です。 工事設計書を見ないと断言できませんが、工事費節約のためワッシャを省略したものと思われます。 単にワッシャだけ廃止したらどうなるでしょうか。振動でナットが緩み欠落することになります。 ネジ山がボルトの頭部まで切られていないものが見受けられます。これではキッチリ締まりません。 そこでワッシヤの代りに金属片を噛ませたのではないでしょうか。 ナットが緩んだ箇所を見ますと、座金を嵌めていないものもあります。新しい規格のボルトでも、 座金なしでは完全に締まりません。