真実を語り継ぐために
戦後60年を経過して、体験者の手記をはじめ作家諸氏による「戦記」の出版や映画の公開は
膨大な数にのぼります。ところが、必ずしも真実のみが記述されているとは限りません。例えば
「宇垣特攻」に関しても、真実は一つなのに、作家諸氏の記述は千差万別です。
では何故このような事態となったのでしょうか。問題は読者や視聴者の関心を集めることのみ
に重点が置かれ、真実を伝えようとする姿勢に欠けている為ではないでしょうか。「特攻隊」の
生き残りとして、当時の状況を後世に残すため、敢えて所見を述べさせて頂きます。失礼の段、
平にご了承ください。
真実を語り継ぐために 目次
2 台湾沖航空戦 (光人社)
3 指揮官たちの特攻 (新潮社)
4 THE WINDS OF GOD (映画・舞台)
5 空母艦攻隊(日本出版社)
6 あゝ青春零戦隊 (光人社)
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