下松にあった日立製作所笠戸工場は当時、機関車月産１０両、その他車両１０両等を製造していた。
車両の利用はお手の物だったため、前、中、後部に分けて作られたブロックをトロッコ上で組立、工場の海側に置かれたシーソー台で進水レールの上にセットしてそのまま進水させる。この方法によって能力的には月産２０隻が可能となっていたが、陸軍から支給される艤装品の遅延により、月２隻のペースがやっとだった。
日立製作所笠戸工場に於ける○ゆ建造方法−２