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    うちびてい?、もとき?? 2002.04.18
1.うちびてい(内火艇)
ないかていと読むのだと思っていました。ある日弟子が「国本さん内火艇って「うちびてい」って読むそうですが、本当ですか?」、私はウッと詰まってしまいました。聞いた事がなかったのです。
「本当?」たまにでは無く、いつも人をかついで楽しむ弟子の話ですから真剣に聞いては後で損をすること再々です。28歳メルダースにうりふたつと自称する弟子ですから、1回では信用してはいけないのです。でも弟子に3回くらい「本当?」と聞いてやっと本人が大真面目であることが判りました。
それから色んな人に聞いてみたましが、「うちびてい」を知っている人はいませんでした。海軍研究の大家、山田太郎氏も知りませんでした。弟子にかつがれたのでしょうか?結論は最後に

2.もとき(主機)
しゅきと読むのだと思っていました。ある日防衛大学1期生の海軍少将(本当は戦後は将補といいます。)から、国本「主機はもときと読むんだぞ知っとるか?」と言われました。海軍のことなら何でも第一人者を自認する私の鼻はへし折れたのでした。

さてなかなか実相はつかめなかったのですが、ついに今日(2002.04.18)明らかになりました。防衛庁戦史室所蔵の「標準海語辞典」にうちびてい:内火艇、ないかていと同意とあり、主機も主機:しゅき、本機械:もときかいと同意とあったからです。珍しい読み方があるものです。