直線上に配置

砲身基部

五式中戦車の五式七糎半戦車砲T型は鮮明な写真が一枚も発見されていませんでしたが、茨城県のとある倉庫から五式七糎半戦車砲の研究原簿が発見され、その中に大量の写真が含まれていた事により、砲基部の形状が明らかになりました。

四式中戦車の砲身下部左側には筒状の装置が付いていますが、五式中戦車の五式七糎半戦車砲T型に付いているかどうかは、写真が見つかっていないだけに不明でした。発見された上の写真により付いているのが明らかです。

通常、戦車砲の基部には駐退器と復座器が付いています。駐退器は、発砲衝撃を砲後退中に油圧やバネの緩衝で緩和する装置、復座器は後退した砲を発砲する位置まで戻す装置です。米軍レポートによれば五式七糎半戦車砲の砲身上部の2本は駐退器とあるので下部の装置は復座器と推定しています。
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フレーム
2002.3.24
フレーム
3DCG製作
渡部篤