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ホ一、ホ三の弾薬  2002.07.10

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ホ一、ホ三の弾薬は「二十ミリ旋回固定機関砲弾薬」として区分された。戦用弾薬としては曳光徹甲弾弾薬筒、榴弾弾薬筒、曳光榴弾弾薬筒、マ二〇一の4種があった。
二十ミリ旋回機関砲はホ一の事であり、二十ミリ固定機関砲はホ三である。


ちなみにホ五の弾薬は、「ホ五」二十ミリ機関砲用弾薬として区分され、二式榴弾弾薬筒、二式曳光榴弾弾薬筒、二式曳光徹甲弾弾薬筒と「二十ミリ旋回固定機関砲弾薬」と同系列の3種類であった。マ二〇一系列はホ五機関砲には無い。


左:「二十ミリ旋回固定機関砲弾薬」の榴弾弾薬筒の図面表題と部品表の部分である。榴弾弾薬筒は4種類の戦用弾薬の中で一番スタンダードな弾薬である。

マ二〇一は、ゴムの外側に厚いジュラルミンで防護したガソリンタンクへの着火用の弾薬で、2ミリのジュラルミンに衝突しても信管は作動せず、単にジュラルミンを貫通する。かつ3ミリ以上のジュラルミンもしくはそれに相当するような構造物に当たった時のみ炸裂する。この時防護タンクには、八十ミリの穴が開き、内部のゴムは焼き切られる、弾丸の焼夷効果が発揮される。
左:榴弾弾薬筒の形状
右:曳光徹甲弾弾薬筒
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