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    臨時松岡中隊の取材  2002.06.23
1.臨時松岡中隊
戦車7連隊の臨時松岡中隊は47粍戦車砲装備のチハ車、通称97戦車改の最初の部隊である。
宇野少尉は原隊の2連隊から松岡中隊に集められた、後に一緒にまるゆ部隊に配属された福山少尉はや7連隊の隊付になっており、妙な縁であった。最初に編成された47粍砲装備の97式中戦車の中隊であった。装備数は10台であった。この宇野少尉が御健在でお話を伺ったので掲載する。(2002.06.19取材)

パターン半島、コレヒドール島と転戦し戦いが終了すると、戦車7連隊とともに満州鉄嶺に引き上げた。ビルマに行く話があったが、船がなくて諦めた。その後、松岡中隊は解散となり、97改は各中隊に1−2台づつ配属された。
戦車7連隊はその後勃利に行き、戦車2師団が編成された。

2.宇野小隊長の取材
1)97式戦車はなんと呼ばれていたのか?
チハ改と呼んでいたような気がする。

2)戦車の色は?

実はファインモールドの鈴木代表からも同じことを聞かれたのだが、全くと言うほど覚えていない。後から写真を見せてもらって、なるほどこんな感じで塗っていたのかと思った。

3)臨時松岡中隊戦闘詳報
高野氏が持ち帰っている。

4)47粍砲の弾丸
57粍戦車砲の弾丸は撃っても当たるまで何処に飛んでいったか判らなかった。所が47粍戦車砲を撃ったら赤熱して弾道が良く見えた。連隊本部の将校に言ったら、それは初速800メートルは出ているなと言われて、こいつ頭がいいなと思ったのが妙に記憶に残っていた。戦後47粍戦車砲の初速が800メートルである事を確認して感慨深かった。

5)射撃試験の決定と使用したM3の運搬
射撃試験は日本にいるとき既に行うことが決定していた。
司令部?まで宇野少尉が取りに行った。2台とも自走可能であった。