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横中 |
大分解 |
分解中 |
ボルト銘 |
銃身縦 |
米軍がニューギニアで捕獲した2丁の7.7ミリ固定機銃 | 大分解された97式7粍7固定機銃三型改二 | 徹底的に分解された、97式7粍7固定機銃三型改二 | 機関部上面の刻印とボルトの刻印 | 銃身の刻印 |
434の白いプレートが乗っている上側の写真の機銃は横須賀海軍工廠製の毘式7粍7固定機銃三型改二である。436のプレートが乗った写真中(機銃側面)と写真下(機銃上面)の機銃は、日本製鋼所製の97式7粍7固定機銃三型改二である。 | この機銃は昭和17年日本製鋼所で製造された。この機銃はほとんど工具を使用せずに、ここまで分解して整備することが出来た。 | この機銃はリベットさえも切断されて徹底的に調査され、日本の機銃の生産能力が考察された。調査の結果、日本の機銃の製造方法は、昭和17年に至っても手作業が多く、大量生産の考慮に欠けているとされた。また銃身鋼は高級なタングステン鋼が使用されており、やはり戦時量産に対する考慮が欠けていると結論付けられている。 | 左側2枚の写真は機銃の機関部上面に刻印された主銘板である。この銘板から 434の機銃は昭和13年、横須賀海軍工廠で製造された毘式7粍7固定機銃三型改二であり、436の機銃は、昭和17年、日本製鋼所で製造された97式7粍7固定機銃三型改二であることが判る。また、ボルトは2丁とも日本製鋼所製であり、横須賀製の機銃(434)のボルトは、製造時の物が交換されていると推定される。 | 銃身は2丁とも97式7粍7固定機銃用であり、横須賀工廠製の機銃は、製造時の物が交換されていると推定される。またこの事から毘式7粍7固定機銃三型改二と97式7粍7固定機銃三型改二の銃身には互換性があったことも判る。横は横須賀海軍工廠製、日は日本製鋼所製である |