三平 2002.07.28 改訂2
札幌ラーメンの味噌ラーメンはこの店から始まった。
味噌ラーメンは挽肉で焼き肉が入っていない事が多いのも、殆どの味噌ラーメンにもやしが入っているのもこの店の味噌ラーメンのスタイルから始まったものと思われる。ただし三平の味噌ラーメンの味噌自体の味は札幌ラーメンとしてはかなり薄い方である。他の店がどんどん味噌の味を濃くし、北海道で好まれる、どちらかというと信州の白味噌系の味に纏まって行ったものと推定される。炒めたもやしをラーメンの中に初めて入れたのは味の三平と伝えられている。
味噌ラーメン昭和36年「味の三平」の大宮守人氏が考案した。この頃、数人の札ちょん(単身赴任で札幌に来ているにわかチョンガーの人)の客に豚汁を作って振る舞ったところ、「腹も減っているから、麺も入れて」と言われ作ってあげると「こんな旨いラーメンは無い」と大評判だった所から始まったと言いう。
札幌市内で味噌ラーメンが現れたと評判になった時、反対意見も多かった。「ラーメンは醤油味だよ、味噌味なんか」と言う意見である。実は私もその1人、今考えれば赤面の至りである。
お土産ラーメン
味噌2食
醤油2食
計4食分1200円
今では千歳空港で買えるようになった。
お土産ラーメンの裏蓋
味噌ラーメン発祥の地、味の三平。
ここはラーメンに初めてもやしもやしを入れた店でもある。
味の三平は文房具を扱うデパートビルの中にある。
挽肉が多めに入っており、チャーシューは入っていない。
かなり塩っぱい特徴的なラーメンである。