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 げんこつ屋  2002.10.11

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店は新宿の飲み屋街の近く、喧噪の中に有る。前回の武蔵の取材の時に見つけて、暖簾の絵やげんこつ屋という名前が気になって食べに来た。げんこつ屋という名前から、家系らーめんのようなコッテリ味を想像していたが、喜多方系のあっさり味であった。
昔懐かしい豚の骨のスープを凝縮したような感じ、郷愁を感じた。

「勢いが有りながら、素朴な暖かさを与え、尖鋭かと見ればしなやかである。」というのが店が配った葉書の口上書きである。

新高円寺、阿佐ヶ谷北口、阿佐ヶ谷南口、渋谷プライム等書ききれない位多くの支店がある。

具は玉子、海苔、焼豚、シナチク、葱であった。豚のスープに喜多方風の平手打麺、どんぶりも下が絞られ背が高く、とにかく何から何まで個性的ならぁめんである。味噌らぁめんは私のきらいな味噌をドンブリの中で溶かす作り方なのだが、感心な事に味噌だけはドンブリに湯を入れて事前にドンブリを温めていた。こういう芸の細かさに私は感激するのです。

幅広の麺は2分間ぐらぐらと煮ていた。油は鳥の脂を使っている。いろいろやってくれるのでもう一回取材に行きたいと思っている。

げんこつらーめん(普通のラーメン ) 730円 
香油らーめん 920円   
わんたんめん 900円 
食券
箸袋の印刷、暖簾の絵も同じだるまさん?