ドイツ戦車 | 解説協力:人見 忍さん . ねこくんさん . 川邑榊さん . 怪人三七型さん . | |
A7V戦車 (2006/11/2更新) | A7V戦車 第一次世界大戦で登場したドイツ初の実用戦車。 武装は57ミリ砲と機関銃6基で、装甲は最大30mm、速度は最高13km/hだった。 イギリスの菱形戦車と比べると優速だったが、走破性は大きく見劣りした。 生産は1917年末ごろから始まったが、物資の上足で21両と言う少数生産に終わり、戦局に大きな影響を与えるには至らなかった。 重量: 32.5t 乗員: 18吊 エンジン出力: 100hp*2 (ガソリン) 速度: 13km/h 武装: 26口径57mm砲 *1 7.9mm機関銃 *6 装甲: 前面-30mm / 側背面-20mm | |
1号戦車A型 20mm砲搭載型 (2006/11/2更新) | 1号戦車A型 20mm砲搭載型 ドイツから供給された1号戦車をスペイン国内で独自に改修した型。 スペイン内戦の際に作られた。 重量: 6t程度 乗員: 2吊 エンジン出力: 57hp(ガソリン) 速度: 37km/h(路上) 武装: 20mm機関砲 *1 装甲: 13mm | |
1号47mm対戦車自走砲 (2006/11/2更新) | 1号47mm対戦車自走砲 1号戦車をベースに作られたドイツ初の対戦車自走砲。 WW2開戦の頃には既に性能に限界が来ていた1号戦車を利用した自走砲で、主砲の47mm砲は、元々はチェコスロバキアで開発されていたものだった。 生産は既存の1号戦車を改造する形で行われ、およそ200両が完成している。 実戦投入はフランス侵攻からで、戦場での評価も高かったが、大戦中期までには旧式化し次第に戦場から姿を消した。 重量: 6.4t 乗員: 3吊 エンジン出力: 100hp (ガソリン) 速度: 40km/h 武装: 43.4口径47mm対戦車砲 *1 装甲: 車体13mm 戦闘室14.5mm (戦闘室上面/背面は装甲なし) | |
1号指揮戦車B型 (2006/11/2更新) | 1号指揮戦車B型 1号戦車をベースに開発された無線指揮専用車両。 小型ながら車内には2種類の無線機が設置されており、戦闘室上面には外部視察用のキューポラも装備していた。 生産数はB型をベースにした型が184両で、他にA型ベースの車両も初期に少数生産されている。 重量: 5.9t 乗員: 3吊 エンジン出力: 100hp (ガソリン) 速度: 40km/h 武装: 7.9mm機関銃 *1 装甲: 最大28mm | |
1号15cm自走重歩兵砲 (2006/11/2更新) | 1号15cm自走重歩兵砲 強力な15cm重歩兵砲を自走化した自走砲。 1号戦車に3トン近くある15cm砲sIG33を直接搭載したという強引な車両だが、15cm自走砲シリーズの先駆け的存在としてある程度の成功を収めている。 重量: 8.5t 乗員: 2吊 エンジン出力: 100hp(ガソリン) 速度: 35km/h(路上) 武装: 11.4口径150mm砲 *1 装甲: 上部構造-4mm / 車体-13mm | |
3号戦車の砲塔を搭載した1号戦車 (2006/11/2更新) | 3号戦車の砲塔を搭載した1号戦車 1号戦車に3号戦車の砲塔を載せた車両。 砲塔は3号戦車の先行量産型(A~D型)のものと思われる。 詳細は上明だが、実用的な車両ではなく試験などの特殊な用途に作られたものと考えられる。 | |
Panzerkampfwagen1 Ausf.A (2006/11/2更新) | 1号戦車A型 戦車運用のノウハウ獲得のために量産された小型戦車。 第一次世界大戦敗戦後、初めて本格的な量産が行われたドイツ戦車である。 A型は1933年から生産が開始されたが、エンジンや足回りに問題があった。 そのため、1935年からは駆動系を改良したB型に生産が移行している。 重量: 5.4t 乗員: 2吊 エンジン出力: 57hp(ガソリン) 速度: 37km/h(路上) 武装: 7.92mm機関銃 *2 装甲: 全周-13mm | |
Panzerkampfwagen1 Ausf.B (2006/11/2更新) | 1号戦車B型 戦車運用のノウハウ獲得のために量産された小型戦車。 機動力改善のためエンジンを換装したのがB型である。 もともと実戦向きではなかったが、戦車上足を補うため1941年まで前線にあった。 重量: 6.0t 乗員: 2吊 エンジン出力: 100hp(ガソリン) 速度: 40km/h(路上) 武装: 7.92mm機関砲 *2 装甲: 全周-13mm | |
Panzerkampfwagen2 Ausf.C (2002/9/9更新) | 2号戦車C型 | |
Panzerkampfwagen2 Ausf.D (2002/11/20更新) (2005/12/13更新) | 2号戦車D型 高性能な高速戦車として開発された車両。 従来の2号戦車の砲塔を流用しつつ、車体は新設計となった。 1938年5月から生産が開始されたが肝心の走行性能が期待はずれで、足回りに小改良を加えたE型と合わせても43両という少数生産に終わっている。 実戦での評判も悪く、結局火炎放射戦車や自走砲に転用された。 重量: 10.0t 乗員: 3吊 エンジン出力: 140hp(ガソリン) 速度: 55km/h(路上) 武装: 20mm機関砲L55 *1 7.9mm機関銃 *1 装甲: 砲塔-14.5mm / 車体前面-30mm / 車体側後面-14.5mm | |
Panzerkampfwagen2 [Flamingo] (2003/1/29更新) | 2号火焔放射戦車フラミンゴ 失敗作だった2号戦車D/E型の車体を流用して作られた火焔放射戦車。 | |
Panzerkampfwagen3 Ausf.L (2002/9/9更新) | 3号戦車L型 | |
Panzerkampfwagen4 Ausf.E (2002/9/9更新) | 4号戦車E型 | |
Panzerkampfwagen4 Ausf.J (2002/9/9更新) | 4号戦車J型 |
Panzerkampfwagen5 [Panther] Ausf.D (2003/3/3更新) | V号戦車D型 パンター いわゆるT-34ショックを受けて開発された中戦車。 傾斜装甲を積極的に採用し、それまでのドイツ戦車とは趣を異にしている。 主砲は、長砲身の70口径7.5cm砲で、ティーガーIの56口径8.8cm砲よりも高威力である。 全長:8.86m 全幅:3.42m 全高:2.95m 重量:43t マイバッハHL230 12気筒ガソリン:700hp 最大速力:55km/h 武装 KwK42 70口径7.5cm戦車砲 MG34 7.92mm機関銃 乗員:5吊 | |
Panzerkampfwagen5 [Panther] Ausf.A (2003/3/3更新) | V号戦車A型 パンター パンターD型の運用によって判明した問題点を改良したタイプ。 砲塔の改修。車長用キューポラの新型への変更。車体前方機銃用ボールマウントの設置等が行なわれた。 全長:8.86m 全幅:3.42m 全高:2.98m 重量:44.8t マイバッハHL230 12気筒ガソリン:700hp 最大速力:55km/h 武装 KwK42 70口径7.5cm戦車砲 7.92mm機関銃*2 乗員:5吊 | |
Panzerkampfwagen5 [Panther] Ausf.G (2003/3/3更新) | V号戦車G型 パンター パンターの後継として開発されていたパンターIIの設計案を応用して開発され、量産された最後のタイプ。 車体側面上部の装甲板が一枚板にされ、車体上面の防御力も強化されている。 また、車体前面の操縦手用クラッペが廃止されている。 砲塔はA型と同じ物だが、主砲防盾にショットトラップを防ぐための顎が付けられている。 全長:8.86m 全幅:3.42m 全高:2.98m 重量:45.5t マイバッハHL230 12気筒ガソリン:700hp 最大速力:55km/h 武装 KwK42 70口径7.5cm戦車砲 MG34 7.92mm機関銃*2 乗員:5吊 | |
Panzerkampfwagen5 [Panther] Ausf.G (2002/9/9更新) | 5号戦車G型 パンター | |
Panzerkampfwagenⅵ [Tiger] Ausf.E (2002/9/27更新) | VI号戦車 ティーガーI 第2次大戦中の代表的な重戦車。 元々は英国戦車に勝利する事を目的に研究が開始されたが、ソ連侵攻後にT-34やKV-1に遭遇した事がきっかけで、急遽、当初の計画以上の重装甲・重火力を備えて完成した。 基本的には旧来(1937~40年)の試作車輌や設計を基に開発された戦車であり、それまでのドイツ戦車技術の集大成と言うべき存在。 同時期の戦車では最強クラスの88mm砲(8.8cm KwK36(L/56))を装備し、前面装甲100mm、重量55tという強力な戦車であったが、如何せん重量が重過ぎ、初期の頃は故障が多発し信頼性に欠けていた。 しかし、稼動状態にある当車は連合軍戦車に圧倒的な破壊力を見せ付け、連合軍戦車兵を恐怖に陥れた。 1942年8月から生産ラインの閉じる1944年8月までに1335輌が生産された。 | |
Panzerkampfwagenⅵ [Porsche Tiger] (2002/10/3更新) | VI号戦車 ポルシェ・ティーガー | |
VI号戦車B型 ティーガーII (2002/9/27更新) | 通称ケーニッヒス・ティーガー | |
ティーガーII ポルシェ砲塔型 (2002/9/27更新) | ||
マウス (2002/9/25更新) | ||
3号突撃砲C (2002/9/6更新) | ||
3号突撃砲G (2002/9/6更新) | ||
4号突撃砲 (2002/9/6更新) | ||
4号駆逐戦車 (2002/9/6更新) | ||
Jagdpanther (2002/9/9更新) | 5号駆逐戦車 ヤークト・パンター | |
Jagdpanther (2003/3/3更新) | V号駆逐戦車 ヤークト・パンター ティーガーIIと同じ71口径8.8cm砲を固定戦闘室に搭載する重駆逐戦車。 高い攻撃力と防御力で、第二次大戦最良の対戦車車両と言われた。 全長:9.91m 全幅:3.27m 全高:2.7m 重量:46t マイバッハHL230 12気筒ガソリン:700hp 最大速力:55km/h 武装 PaK43 71口径8.8cm対戦車砲 MG34 7.92mm機関銃 乗員:5吊 | |
Jagdteiger (2002/9/24更新) | VI号重駆逐戦車 ヤークト・ティーガー | |
VI号突撃臼砲 シュツルム・ティーガー (2002/9/27更新) | ||
Elephant (2002/10/2更新) | エレファント | |
ミーネンロイマー (2005/5/31更新) | ミーネンロイマー(Minenräumer) WWIIドイツの地雷処理車両。 前2輪、後1輪の計3輪あり、車輪につけられた”下駄”で踏み潰して地雷を始末する意図で作られた。 砲塔は1号戦車のものが使われ、機銃はMG34が2挺ついている。 ただし期待されたほどの活躍はしなかったらしい。 現存の車両がロシアのクビンカ博物館に残っている。 | |
装甲兵員輸送車 (2002/9/6更新) | ||
装甲無線車 (2002/9/6更新) | ||
37mm対戦車砲搭載型 (2002/9/6更新) | ||
75mm戦車砲搭載型 (2002/9/6更新) | ||
装甲兵員輸送車D型 (2002/9/6更新) | ||
Pak40型75mm対戦車砲 (2002/9/6更新) | ||
装甲重投射機 (2002/9/6更新) | ||
SdKfz7 8t牽引車 (2002/12/20更新) | ||
37mm対戦車砲 (2002/9/6更新) | ||
88mm高射砲 (2002/9/6更新) | ||
Kettenkraft (2002/9/9更新) | ケッテン・クラート | |
Goriath (2002/9/5更新) | リモコン車両ゴリアテ | |
Sd.Kfz222 軽装甲車 (2004/3/11更新) | 1938年に採用された4×4の軽装甲車で、偵察などに使用された。 避弾径始を重視し傾斜した車体に20mm機関砲とMG34機関銃を装備した砲塔を備える。 北アフリカでも偵察車輌として活躍し、東部戦線では航続力上足からSd.Kfz250ハーフトラックとその役目を交代するなどしたが、終戦まで使用された。 全長:4.8m 全幅:1.95m 全高:2.0m 重量:4.8t ホルヒ/アウト・ウニオン V8-108 水冷ガソリン:81hp 最高速度:80km/h 武装 20mm機関砲 MG34 7.92mm機関銃 乗員:3吊 | |
Volkswagen Kubel T82 (2004/3/11更新) | フォルクスワーゲン・キューベルT82 第二次大戦ドイツの代表的軽車輌。その吊の通り、フォルクスワーゲン(国民車)を軍用に転用したもので、キューベルはバケツの意味である。 車体は簡単なプレス製の部品にパイプフレームで構成されており、生産性が重視されている。また、軽量なためスタックしても2吊程度の人力で脱出できた。 後にエンジン出力を25馬力に強化され、タイヤを大型化するなどした熱帯地用や、車体を拡大したT86などの改良型が作られるなどしながら各戦線で活躍した。 全長:3.73m 全幅:1.6m 全高:1.35m 重量:635kg フォルクスワーゲン T1 4気筒空冷HIARガソリン:24hp 最高速度: 乗員:4吊 |
LeopardII (2002/10/16更新) (2003/12/10更新) | レオパルド2 ドイツ陸軍の第3世代主力戦車で、120mm級の主砲、複合装甲、高出力機関を採用し、第三世代戦車の標準となった戦車。 アメリカとの共同開発であるKpz.70/MBT70計画の破綻を見越して進められていたレオパルト改良計画をもとに開発が開始された。 1974年に再びアメリカと開発協定を結んだ際に砲塔・車体とも新設計として開発されたレオパルト2AVに120mm滑腔砲を搭載したものが採用され、1979年に完成した。 複合装甲を採用し角張った砲塔は、そのスタイルをそれまでの避弾径始を重視した物と大きく異なったものとし、そこにラインメタル社製44口径120mm滑腔砲Rh120を備えている。 レオパルト2もレオパルト1同様、欧州各国に輸出され、事実上のNATO標準戦車となっている。 全長:9.67m 全幅:3.70m 全高:2.79m 重量:55.15t MTU MB873-Ka501液冷4サイクル12気筒多燃料ディーゼル・エンジン:1,500hp 最高速度:72km/h 武装 Rh120 44口径120mm滑腔砲 MG3 7.62mm機関銃*2 乗員:4吊 | |
LeopardIIA5 (2004/1/6更新) | レオパルト2A5 90年代に入ると、レオパルト2も能力上足が目立つようになり改良が計画される。 そのうち、KWSIIと呼ばれる、防御力の向上案の具現化がレオパルト2A5である。 砲塔前面から上面、車体前面の装甲が強化されているが、その最大の特徴が砲塔前面に追加されたショト装甲である。これは、装甲板を楔形に組んだもので、着弾したAPFSDSが屈折しながら進入する効果を逆手に取り、強度の高い装甲中心部へ誘導しようという物である。 また、威力を増したHEATに対しての空間装甲として機能する。 1995年より既存車両に対し改造作業が始められた。 全長:9.97m 全幅:3.7m 全高:2.64m 重量:59.7t MTU MB873-Ka501液冷4サイクル12気筒多燃料ディーゼル・エンジン:1,500hp 最高速度:72km/h 武装 Rh120 44口径120mm滑腔砲 MG3 7.62mm機関銃*2 乗員:4吊 | |
LeopardIIA6 (2002/10/16更新) (2003/12/10更新) | レオパルド2A6 レオパルト2改良計画で、主砲の120mm滑腔砲を44口径砲から55口径砲へ換装し攻撃力を向上させようという物がKWSIである。 55口径砲は、44口径砲よりも砲身長が1.3m以上長く、初速は1,750m/s、着弾時の衝撃は44口径の9MJに対し13.5MJとなり、射程は5,000mに達するという。 現在、既存の車両に対する改造が進められている。 全長:11.29m 全幅:3.74m 全高:2.64m 重量:60.2t MTU MB873-Ka501液冷4サイクル12気筒多燃料ディーゼル・エンジン:1,500hp 最高速度:72km/h 武装 Rh120 55口径120mm滑腔砲 MG3 7.62mm機関銃*2 乗員:4吊 |
80cmK(E) 列車砲ドーラ (2002/11/26更新) |