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戦車大好き野郎 2012/8/25
T-55戦車
ソビエト連邦のT-55戦車です。ソビエトで開発された中戦車で戦後第一世代の主力戦車とも分類されます。 史上最も生産台数が多い戦車といわれており、ほぼ同じ形状のT-54も含めると、その数は10万輌を超えるといわれている。1958年に登場し、1970年代後半まで生産された。冷戦時代に国外に供与・輸出された数も多く、未だに多くの国で使用されています。 T-55はT-54を改良したもので、NBC防御用のPAZシステムを標準装備し、エンジンの馬力も向上、クラッチ操作を空気圧で助けるサーボ機構が追加されています。さらにT-55B以降ではアクティブ赤外線暗視装置が標準装備となりました。T-54とT-55は外見は良く似ているが、砲塔上の換気扇カバー(ベンチレータードーム)の有無で簡単に識別できます。
T-55は友好国や衛星国に多数供与されたり、コピーが作られたりなどして旧式化した現代でも途上国などで原型のまま運用されたり、独自に改良、発展されるなど現在でも活躍しています。
データ
全長 9.2m,車体長 6.45m,全幅 3.27m,全高 2.35m,重量 36t,乗員 4名 懸架方式 トーションバー方式 速度 50 km/h(整地),35 km/h(不整地)
主砲 56口径100mmライフル砲 D-10T2S 副武装 12.7mm機関銃 DShKM,7.62mm機関銃 SGMT
装甲 防盾210 mm 砲塔側面110mm 後面60mm 砲塔上面30mm 車体前面上・下部100mm 車体側面上部80mm 車体側面下部20mm 車体上面33mm 底面20mm
エンジン V2-55 12気筒液冷ディーゼル 580 馬力 ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/8/25
T-54戦車(1951年型)
ソビエト連邦のT-54戦車(1951年型)です。T-54は、第二次世界大戦中に開発されたT-44の発展型として設計されました。T-44は先進的な車体設計を持つ一方、T-34-85と同等の85 mm砲しか装備できなかったため、次なるT-54ではT-44をベースに時代に合った100 mm砲を無理なく搭載できることが必要条件とされました。この車輌は当初はT-44Vと呼ばれたが、すぐにT-54に改称されました。
データ
全長 9.00 m,車体長 6.37m,全幅 3.27m,全高 2.40m,重量 35.5t,乗員 4名 懸架方式 トーションバー方式 速度 50 km/h
武装
主砲 D-10T 100mmライフル砲 副武装 7.62mm機関銃 SGMT×2
装甲
砲塔前面最厚部・防盾210 mm 砲塔側面110mm 後面60mm 砲塔上面30mm 車体前面上・下部100mm 車体側面上部80mm 車体側面下部20mm 車体上面 底面20mm
エンジン V-54 ディーゼルエンジン 520hp/2,000rpm ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/9/16
T-62
ソビエトのT-62戦車です。1950年代にソビエトは新世代の戦車砲、及びそれに使用される対戦車砲弾として滑腔砲とAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)の開発を始めそれを搭載する新型戦車の開発に着手しました。新型砲と砲弾の開発は順調に進み、量産中のT-55にこの砲システムを搭載した改良型の開発計画が建てられました。この計画はT-55の設計を行なった設計チームが担当し、1957年に最初の試作車が完成し1961年に当初の計画通り115mm滑腔砲を搭載した試作車が完成し、T-62として量産が開始されました。
T-62は基本的にT-55を発展させたもので、車体が若干大型化し、重量の配分が変わったため転輪のピッチが異なります。また砲塔は完全な新設計です。 この戦車の特徴は滑腔砲を世界で初めて採用したことであり、この砲は装甲貫徹力が高かったが長距離での戦闘を重視しない設計であったため、単純な距離計測能力しか持たない照準器のため1500mを超えると命中率が急激に低下する弱点を持っていましたが、後にレーザー測遠機が搭載され改善されました。敵による発見を防ぎ、被弾率を低くするために全高が低く抑えるというソ連軍のドクトリンを反映した設計になっていますがそのため乗員の居住性が劣悪なことと、砲身の俯角がほとんど取れないという欠点が生じています。
1983年以降、対戦車ミサイルに対するアクティブ防御装置を搭載したり、主砲から発射できるミサイルを使用できるように近代改修された車両も多く存在しています。また多くが輸出され、海外でも改良されたりなどして使用されています。
スペック
全長 9.3m,車体長 6.63m,全幅 3.52m,全高 2.4m,重量 41.5t,乗員 4名
懸架方式 トーションバー
速度 45km/h
主砲 55口径115mmU-5TS(2A20)滑腔砲(搭載砲弾40発)
副武装 12.7mm対空機関銃 DShKM(後期型以降),7.62mm機関銃 PKMT
装甲 砲塔 前面242mm,側面153mm,後面97mm,上面40mm
車体 前面上部102mm,下部102mm,側面上部79mm,下部15mm,上面20mm,底面31mm
エンジン V-55 12気筒水冷ディーゼル 580馬力(463kW) ページのトップへ戻る
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PanzerVor 2012/6/22
T-90
T-90は湾岸戦争で評価がガタ落ちしたソ連製兵器のイメージを挽回するために開発された戦車です。T-72をベースに改良を重ね、T-80戦車の性能へ近づけたられ、1993年からロシア軍へ配備が始まり、約140万ドルと言う価格で性能も良いため、インドやアルジェリアなどへも輸出されています。
概要
全長:9.53m、全高:2.23m、全幅:3.78m、重量:46.5t、乗員:3名 武装
51口径125mm滑腔砲 2A46M-1 12.7mm機関銃、7.62mm機関銃
機関 12気筒液冷ディーゼル 840馬力 ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/6/17
T-80
ソビエト連邦のT-80U戦車です。精鋭部隊を中心に配備されたT-64が期待に反して欠陥が多かったため、これを改良発展した戦車としてT-80が開発されました。そのため、普及型戦車であるT-72とは別に開発された車輌であります。 T-80Uは 防御力向上のために砲塔、サイドスカート、車体前部下面にHEAT弾対策のために金網入ゴム板を追加装備し、爆発反応装甲を新型のコンタークト5に換装してあります。
全長:9.651m 車体長:7m 全高:2.2m 全幅:3.6m 重量:46t
速度:65km(整地)、45km(不整地) 機関:GTD-1250(1250馬力)
武装 ・125mm滑腔砲 2A46 ・12,7mm機関銃 NSVT ・7,62mm機関銃 PKT 乗員:3名 ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/10/21
PT-76水陸両用戦車
旧ソビエトのPT-76水陸両用戦車です。ソ連軍はWW2における戦訓として、円滑な進軍のためには偵察部隊には十分な火力を持った水陸両用戦車が必要なことを導き出しました。地形上、河川や湖沼が多いのに加え、次の主戦場とされた中央ヨーロッパにも大河が多く存在しているからです。これに合わせて終戦直後からいくつかの軽戦車が開発されましたがどれも軍に受け入れられることはありませんでした。 1949年、第100総合科学研究所と陸軍設計局の設計チームに開発命令が出され、前者はオブイェークト740、後者はK-90を提出し、1950年に比較試験が行われ、その結果、オブイェークト740が採用され、翌年8月6日にPT-76(76mm砲を持つ浮航戦車)として制式化されました。 浮航性を持たせるため車体は大きな箱型で、浮航時には先端に浮力と安定性を高めるトリムベーンが展開され、後端左右にあるウォータージェットから水を噴出して推進します。 溶接で円錐状に組み立てられた二人用の砲塔には42口径76.2mm砲が装備されます。浮航性を持たせるため車体全面で11mm、砲塔全面でも17mmの装甲しかありません。 1967年までに1万2000両が生産され、内約2000両がワルシャワ条約機構やベトナムなど、25カ国に供与されました。 使いやすく、信頼性が高いため、車体はZSU-23-4や各種ミサイル、ロケット発射機として流用されました。 スペック 全長 7.63m,車体長 6.91m,全幅 3.14m,全高 2.26m,重量 15.4t 懸架方式 トーションバー方式 速度 44 km/h(整地) 25 km/h(不整地) 10 km/h(水中) 行動距離 260 km(整地) 370 km(外部燃料タンク使用時) 主砲 76.2 mm戦車砲 副武装 7.62 mm機関銃 装甲 6?17 mm エンジン V-6 直列6気筒4ストローク 水冷ディーゼル 240 馬力(179kW) 乗員 3名 ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/9/19
BMP-1歩兵戦闘車
ソビエトのBMP-1歩兵戦闘車です。このBMP-1が登場するまでは敵戦車や敵陣地への攻撃は随伴する戦車が行い、自身は戦場へ兵士を輸送し敵の砲火から歩兵を防護するだけの装甲兵員輸送車とは違い、敵戦車を直接攻撃でき、歩兵を搭乗させたまま戦闘を行うことができるというほかの装甲兵員輸送車に比べて非常に画期的だった本車の登場は西側諸国に「BMPショック」を引き起こしました。この車両は「歩兵戦闘車」という新たなジャンルを生み出すきっかけになりました。
武装は73mm低圧滑腔砲2A42を装備し、最大射程は1000m、少量の装薬で発射された後ロケットブースターで加速される榴弾および装甲貫徹力400mmの対戦車榴弾(HEAT弾)が用いられました。装填は自動で行われ、砲塔バスケットに40発の弾薬を格納します。さらに主砲基部に装備されたレールで9M14マリョートカ(西側コード AT-3 サガー)を発射する事ができます。ミサイルは砲塔に2発、兵員室に2発格納されており砲塔上のハッチから装填できます。9M14の最大射程は500〜3000mです。
さらに放射能で汚染された地域でも行動可能なようになっています。水陸航行も可能です。
多くの国で輸出されたものやコピー生産されたものが使用され、独自の改良型も登場しています。
スペック
全長 6.74m,全幅 2.94m,全高 2.15m,重量 14t  乗員配置:乗員3名+歩兵8名
装甲・武装:装甲 33mm   主武装:73mm低圧滑腔砲2A42  9M14(AT-3サガー)対戦車ミサイル  副武装:PKT7.62mm機関銃 ×1丁  速度:65km/h(整地)  45 km/h(不整地)8 km/h(水上)
エンジン:UTD-20 V型6気筒 液冷ディーゼルエンジン 300 hp/2,000 rpm  懸架・駆動:トーションバー ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/9/19
BMP-2歩兵戦闘車
ソビエトのBMP-2歩兵戦闘車です。BMP-2は歩兵戦闘車の基礎を築いたBMP-1の改良型です。1970年代から開発され1980年頃に配備されはじめ、世界20カ国で使用されています。BMP-1の改良型だけあってBMP-1とよく似ていますが砲塔が大型化し、主砲に2A42 30mm機関砲と半自動有線誘導の9M111(西側コード、AT-4スピゴット)対戦車ミサイルを装備しています。機関砲は発射速度200〜300発/分、500発/分を選択でき、徹甲弾、曳光榴弾、通常榴弾の3種類の弾薬を搭載し、ヘリコプターに攻撃することも可能です。乗員は3名で兵員を7名輸送することができます。最初は水上航行能力はありませんでしたが後に付与されました。
ロシア軍では今後もこの機種を改良、強化をされながら生産、配備されロシアの主力兵員輸送車としての地位を占めていく可能性が高いと言われています。
スペック
全長 6.72m,全幅 3.15m,全高 2.45m,重量 14.3t   乗員数: 乗員3名+歩兵7名   装甲・武装:装甲 33mm  主武装:2A42 30mm機関砲  AT-4/AT-4Bスピゴット対戦車ミサイル  副武装:PKT 7.62mm機関銃  
機動力:速度  65 km/h(整地)  45 km/h(不整地)  7 km/h(水上)エンジン:UTD-20 V型6気筒液冷ディーゼルエンジン 300 hp/2,000 rpm
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戦車大好き野郎 2012/9/30
2S3アカーツィア(アカシア)152mm自走榴弾砲
ソビエトの2S3アカーツィア(アカシア)152mm自走榴弾砲です。2S3は2S1と並ぶソビエト初の本格的な自走榴弾砲です。2S1が機甲部隊に追従し火力支援を行うことを前提に開発されたことに対し2S3はより汎用的な自走砲として開発されました。 2S3はこの種の自走砲としては標準的な性能であり、同世代の西側自走砲と比較しても良好な性能を発揮しましたがM109をはじめとする西側自走砲が長砲身化で射程を延長し、連射速度を向上させ、FCSや通信能力を強化し、高度な砲兵戦闘を行われるようになったためすぐに旧式化しました。そこで後継の2S19ムスタ自走砲が開発されましたが予算不足のため、ロシア軍を始め、輸出された多くの国で現役です。 搭載砲はD-20榴弾砲(25口径152mm)を車載用に改造した2A33榴弾砲(34口径152mm)で車体後部に設置された360度旋回可能な密閉式砲塔に搭載しています。最大射程は約17km、ロケットアシスト弾を使用した場合24kmになります。装填補助装置が搭載されており、発射速度は毎分3発、継続の場合は毎分1発ほどになります。 スペック 全長 8.40m,車体長 7.75m,全幅 3.25m,全高 3.05m,重量 27.5t,乗員 4名 懸架方式 トーションバー方式 速度 60km/h 主砲 2A33榴弾砲(34口径152mm)×1 副武装 7.62mm機関銃PKT×1 装甲 最大20 mm エンジン V-59 4ストロークV型12気筒液冷ディーゼル 520 馬力/2,000 rpm ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/9/15
2S19ムスターS 152mm自走榴弾砲
ロシアの2S19ムスターS 152mm自走榴弾砲です。ムスタは2S1,2S3,2S5の3車種を統合するためにウラル運輸車両工場で開発され1989年から配備が開始されました。T-80戦車の車体を流用し、それに新開発された砲塔を搭載し、エンジンはT-72で使用されているものと同じ型のディーゼルを搭載しています。
主砲は2A65ムスターB榴弾砲を改良した2A64 48口径152mm榴弾砲を搭載し、戦後開発され実用化された全ての152mm砲弾を使用でき、さらにクラスノポールと呼ばれるレーザー誘導砲弾も使用できます。射程は通常弾で約24km、ロケットアシスト弾で36km、クラスノポールで20kmです。砲塔内には50発分の砲弾及び装薬が搭載され自動で装填されます。後部にあるコンベアを利用して車外から給弾し発射することができ、コンベアに要員が砲弾と装薬を載せ、半自動で装填されます。発射速度は車内の物を使用した場合毎分7〜8発、外部給弾の場合は毎分6〜7発になります。
現在、財政難のため配備は遅れています。輸出用に西側の155mm砲を搭載するプランもありますが開発は進まず採用国もありません。
全長 11.917m,全幅 3.584m,全高 2.985m,重量 42.0t,速度 60km/h,乗員 5名
主砲 2A64榴弾砲(48口径152mm)
装甲 15mm
エンジン V-84A 4ストロークV型12気筒多燃料液冷スーパーチャージド・ディーゼル 840馬力/2,000rpm ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/9/9
2K22ツングースカ自走対空砲
旧ソ連の2K22ツングースカ自走対空砲です。ツングースカは前型ZSU-23-4の活躍で自走対空機関砲の有効性が認められた一方、23mm機関砲の破壊力、射程不足、それによるアウトレンジからのミサイル攻撃に対抗できない可能性が出てきたことを受けてツーラ計器技術設計局で1960年代末期から開発がスタートし、1986年から部隊配備が始まりました。
主武装として2A38連装30mm機関砲を搭載しています。2A48は毎分3900から5000発の連射能力を持ち、さらに破壊力も23mm機関砲よりも格段に上昇しており、射程も4000mmまで伸び、軽装甲目標などの陸上目標に対しても高い攻撃力を獲得しました。副武装として9M331地対空ミサイル4連装発射機を2基搭載しています。9M311はテレビカメラによる敵の位置情報を無線で送る無線指令方式を用いており、有効射程は8000mにも及びます。
データ
全長 7.93m,全幅 3.236m,全高 4.021m,乗員数 4名,装甲 10mm
武装
2A38 30mm連装機関砲 9M311(SA-19「グリソン」)対空ミサイル
機動力 速度 65 km/h(整地) エンジン V-46-4 V-12 水冷ディーゼルエンジン 780hp 懸架・駆動 トーションバー
行動距離 500 km ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/8/6
ZSU-23-4
ソビエト軍のZSU-23-4です。ZSUは「自走対空装置」、23は口径が23mm、4は4連装という意味です。ZSU-23-4は世界で初めてレーダーを搭載した自走対空機関砲です。1964年にソビエト軍に採用され、衛星国や友好国へも給与され第3、第4次中東戦争やアフガン侵攻などで活躍し、特にアフガン侵攻では地上掃射も行い、高い破壊力からアフガンゲリラ達に恐れられました。
データ
全長 6.54m,全幅 2.95m,全高 3.8m,乗員数 4名 装甲・武装 装甲 10mm(車体前面)
主武装 AZP-23 23mm4連装機関砲
機動力 速度 44 km/h エンジン V6R ディーゼルエンジン 280 hp ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/8/11
BM-21「グラート」
ソビエト連邦のBM-21「グラート」です。BM-21はソ連が1960年代初頭に開発し、現在コピー品などを含めて世界で最も広く使用されている多連装ロケットランチャーです。
オリジナルはウラル社製のトラックに40本の122mmロケット弾発射チューブをまとめたランチャーを搭載し、わずか20秒で全弾発射し再装填も10分で完了します。ロケット弾は基本的に対人、対非装甲目標用の破砕型弾頭の他に、HEAT弾や地雷散布弾、クラスター弾などが用意されています。
データ
全長 7.35m,全幅 2.40m,全高 3.09m,重量 13.7t(戦闘重量),乗員数 5名
武装
主武装 9P132 40連装122mmロケット弾発射器
機動力
整地速度 75km/h 不整地速度 35km/h エンジン ZIL 315空冷V8ガソリンエンジン180hp ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/12/25
BTR-80装甲兵員輸送車
ソ連のBTR-80装甲兵員輸送車です。ソ連軍ではこの前にBTR-60やBTR-70を使用していましたが、1979年のアフガニスタン侵攻で、出入り口が上面のみのため、乗降中の兵士がムジャヒディンに狙撃されたり、ガソリンエンジンに被弾してたちまち発火し、さらに小型エンジン2基の組み合わせでは荒地での運用が困難などの欠点が次々に露呈し、「燃える車輪付き棺桶」という不名誉なあだ名がつくというさんざんな結果になったため、1984年から後継車両が開発され、1987年にBTR-80としてソ連陸軍の自動車化狙撃師団に配備が開始され、現在でもロシア陸軍の主力兵員輸送車となっており、輸出も積極的に行われています。 本車の特徴は、BTR-70までは120馬力のガソリンエンジン2基搭載されていたのを、260馬力のディーゼルエンジン1基にまとめ、被弾時に発火する可能性の低下、燃費の向上により、出力の向上と信頼性の確保が図られています。
ハッチもBTR-70では逆三角形の小型のもので実用性のなかった側面ハッチは、上部にもハッチを追加して大型化していますが、上と下では開き方が違うため、やや複雑な構造になっています。エンジンが後部に搭載されているため兵員は側面ドアか上部ハッチを用いて乗降しなければなりません。 砲塔にはKPVT 14.5mm機関銃とPKT 7.62mm機関銃を各1丁装備したものが搭載されていますが、高所からの攻撃に対抗するため最大仰角がBTR-70よりも大きくなっています。
スペック
全長 7.65m,全幅 2.90m,全高 2.46m,重量 13.6t 乗員数 3名 乗員配置 乗員3名、歩兵7名 装甲・武装 装甲 不明 主武装 KPVT 14.5mm機関銃 X 1 副武装 PKT 7.62mm機関銃 X 1 機動力 速度 10km/h(水上),整地 90km/h,不整地 60km/h エンジン V-8KamAZ-7403 ディーゼルエンジン 260 hp/2600 rpm 懸架・駆動 8輪駆動 行動距離 600 km 出力重量比 19.1 hp/t ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2012/12/25
BTR-80A
BTR-80Aです。BTR-80Aは歩兵戦闘車としてBTR-80の砲塔を大型化し、2A72 30mm機関砲を外装式に搭載したものです。 ページのトップへ戻る
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戦車大好き野郎 2013/3/19
2S1グヴォズジーカ122mm自走榴弾砲
ソヴィエト連邦の2S1グヴォズジーカ122mm自走榴弾砲です。グヴォズジーカとはロシア語でカーネーションの意味です。2S1は2S3アカーツィアと並ぶソ連軍初の本格的な自走榴弾砲です。機甲部隊に随伴して迅速に支援火力を与えることを主目的として開発され、水上浮航能力を初めとして高い機動性を持つ反面、高度な射撃統制装置を持たず、主砲も野砲をほぼそのまま搭載したようなものなので、射程、発射速度共に特に注目する点はありません。さらに車内の高さが低く、装填作業が迅速に行えず、大きな仰角が取れないために長距離射撃を行えませんでしたが、信頼性が高く、機甲部隊の支援火力としては十分なものでした。近年ではレーザー誘導式ロケットアシスト弾であるキトロフ2が開発されましたが、高価なため配備が進んでいないようです。開発当時のソ連軍のドクトリンではNBC環境下での作戦能力と夜間行動能力が必須とされており、NBC防護装置と操縦手、車長用に赤外線暗視装置が搭載されています。
ソ連本国意外にも旧ワルシャワ条約機構諸国や中東諸国などに広く輸出され、旧式化が進んでいますが未だに多数の国で現役として運用されています。 スペック
全長 7.26m,全幅 2.85m,全高 2.732m,重量 15.7t 速度 60km/h(路上) 30km/h(路外) 4.5km/h(浮航) 行動距離 500km 主砲 2A31榴弾砲(36口径122mm) 装甲 最大20mm エンジン YaMZ-238 4ストロークV型8気筒 液冷ディーゼル 300馬力/2,100rpm 乗員 4名 ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/1/27更新)
T-18軽戦車1927年型 
T-18軽戦車1927年型ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/1/27更新)
T-18軽戦車1930年型 
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ねこくん
(2003/3/6更新)
T-26軽戦車1931年型 
ヴィッカース6t戦車のライセンス生産品。
左右に並んだ2つの砲塔を持つ。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/3/6更新)
T-26軽戦車1933年型 
ヴィッカース6t戦車の偽物ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/3/6更新)
T-26軽戦車1937年型 
傾斜装甲を取り入れた新型の砲塔を装備した型。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/5/8更新)
T34_1940 
T-34の最初の量産型。(溶接砲塔型)
後のものより砲身が短い76.2mm戦車砲L-11を搭載。ページのトップへ戻る
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kiyochan
(2002/9/9更新)
T34 
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kiyochan
(2002/9/9更新)
T34/85 
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ねこくん
(2006/1/14更新)
T-35重戦車_1933 
5つの砲塔を持つ多砲塔戦車。
重量35tの重戦車として開発が始まり、1933年には量産が開始された。
短砲身の76mm砲を装備する主砲塔の周囲に、45mm砲を搭載する砲塔と機関銃を搭載する銃塔2つずつが設けられていた。
もちろん車両は欠陥の塊だった。
その巨体の割には内部は狭く、緊急時の乗員の脱出にもかなりの無理があった。
駆動系は故障が頻発し重量過大で不整地をろくに走れなかった。
砲塔は互いに邪魔をし合い射界は限定された。
装甲は最大でも30mmに過ぎず、副砲塔に至っては15mmしかなかった。
生産は年間10両前後のペースで行われ、1939年までに61両が完成した。
そしてその後、独ソ戦においてほとんどの車両が失われている。
重量: 50t 乗員:11名  エンジン出力: 500hp(ガソリン) 速度: 30km/h
武装: 16.5口径76mm戦車砲 *1 42口径45mm戦車砲 * 2 7.62mm機関銃 *6
装甲: 主砲塔前周-30mm/ 車体前周-30mmページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/3/6更新)
T-37水陸両用軽戦車
T-27豆戦車の後継として開発された偵察用戦車。イギリスのA4E11水陸両用軽戦車を模倣したT-33をベースに開発された。
1933年から1936年の間に1909両生産され、後継のT-38と共に歩兵部隊などに配備され、独ソ戦の初期の頃まで前線にあった。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/6/11更新)
T-40 軽戦車
T-38軽戦車の後継の水陸両用戦車。
従来の水陸両用戦車シリーズとは異なり、足回りにトーションバーサスペンションを採用するなど近代的な軽戦車だった。
また、簡易化のため水陸両用機能を廃したT-40Sという型も作られた。
生産は1940年末から1942年までで666両が完成したが、武装・装甲ともに貧弱で大した戦力にはならなかった。
重量: 5.5t 乗員: 2名 エンジン出力: 85hp (ガソリン) 速度: 45km/h
武装: 12.7mm機関銃 DShK x1 7.62mm機関銃 x1
装甲: 最大13mm ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/6/11更新)
T-30 軽戦車
独ソ戦初期に開発されたT-40軽戦車の武装強化型
航空機用の20mm機関砲を改修し搭載したが、代わりに水上航行機能は廃止されている。
T-30の完成後すぐに新設計のT-60軽戦車が登場したため少数生産に終わった。
重量: 5.5t 乗員: 2名 エンジン出力: 85hp (ガソリン) 速度: 45km/h
武装: 82.4口径20mm砲 TNSh x1 7.62mm機関銃 x1
装甲: 最大15mm ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/3/6更新)
T-50軽戦車 
1940年にT-26の後継として開発された軽戦車。
軽戦車としては優秀であったが高価であった為、63両が生産されただけに留まった。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/06/18更新)
T-60軽戦車
独ソ戦初期に登場した軽戦車。
T-40水陸両用戦車の発展型で水上航行機能を廃止し装甲や武装を強化している。
小型で生産も容易なことから、工場の疎開によりほとんどの戦車の生産が停止していた中で大量生産が行われ、1941年末から1942年初めのドイツ軍への反攻に投入された。
量産は1942年秋まで続き、総生産数はおよそ6000両であった。
重量: 5.8-6.4t 乗員: 2名 エンジン出力: 70hp (ガソリン) 速度: 45km/h
武装: 82.4口径20mm砲 TNSh x1 7.62mm機関銃 x1
装甲: 最大20mm (増加装甲型:最大35mm) ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/6/18更新)
T-60軽戦車 鋼鉄転輪型
資源節約のために転輪を変更した後期生産タイプ。 ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/4/28更新)
KV1_1939 
30.5口径76.2mm戦車砲のL-11を搭載するKV-1の1939年型。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/4/28更新)
KV1_1940 
39口径のF-32を搭載した1940年型。
新型の砲塔が導入され、旧型の砲塔と並行して生産された。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/10/14更新)
KV1_1941 
さらに長砲身で威力の増した41.5口径76.2mm戦車砲ZiS-5を搭載した1941年型。
このころ鋳造砲塔が導入され溶接砲塔と並行して生産された。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/10/14更新)
KV1_1942 
装甲を最大で120mmまで厚くした1942年型。
元々悪い機動力はさらに低下。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/10/17更新)
KV-1S 
装甲を80mmまで薄くし、重量の軽減と機動力の向上を図ったKV-1S。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/10/17更新)
KV-1S-85 
KV-1Sに強引に85mm砲を搭載したKV-1S-85。
狭すぎる事が判明し、試作のみで終った。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/10/14更新)
SU-152 
KV-1Sの車体の上に固定式の戦闘室を設け、そこに152mm砲を搭載したSU-152。
最初のうちはKV-14と呼ばれていたらしい。ページのトップへ戻る
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(2002/10/14更新)
KVT_1942 
KV-T 戦車回収車(1942年型ベース)ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2004/9/24更新)
KV-2先行量産型 
KV-2先行量産型ページのトップへ戻る
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(2004/8/29更新)
KV-2 
KV-2ページのトップへ戻る
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(2005/12/13更新)
SMK 
SMK試作重戦車
T-35の後継として開発された試作多砲塔戦車。
砲塔数は減ったものの、T-35と比べるとまとまったデザインになっており、装甲厚は最大60mmで、足回りにトーションバーを使用するなど大幅な改善がなされた。
試作車は1939年に完成し、同年終わりにはフィンランドで実戦テストを受ることになった。
これには似たような設計の多砲塔戦車T-100と、SMKから派生した単砲塔のKVも参加し、KVは比較的良好な結果を残した一方で、双方の多砲塔戦車はその鈍重さを露呈した。
さらに悪いことにSMKは戦闘中に行動不能に陥り戦場に放棄されてしまう。
結局、多砲塔戦車は両方とも却下され、単砲塔のKVの生産が始まった。
なお、放棄されたSMKは翌年2月に回収され、輸送のため解体後そのままスクラップになっている。
重量: 55.0t 乗員: 7名 エンジン出力: 850hp(ディーゼル) 速度: 35km/h
武装: 30.5口径76mm戦車砲 *1 46口径45mm戦車砲 *1 7.62mm機関銃 *4
装甲: 砲塔前面-60mm 側後面-30mm / 車体前面-60mm 側面-45mm 後面-30mmページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/2/10更新)
SU-100Y自走砲 
T-100の車体に130mm砲を搭載した自走砲。
ソ・フィン戦争において、ソ連軍はフィンランドに敷かれた防衛線に苦戦していた。
このため、T-100Xと名づけられた130mm砲を搭載する自走砲が計画されることになる。実際に製作された車両では多少の設計変更があり、名称もSU-100Yになった。
SU-100Yは、試作多砲塔戦車T-100の車体上に非常に単純な形状の戦闘室を設け、そこに艦船用の130mm砲B-13を装備するというものだった。
しかし1940年3月の車両の完成時点で、フィンランドとの戦争は終わってしまった。必要性が無くなった本車両はその後試験などに供されていたようであるが、ドイツの侵攻が始まるとモスクワ防衛のため部隊に配備されている。
その後の経緯はよく分かっていないが生き残ったことだけは確かで、現在はクビンカにある戦車博物館に展示されている。
重量: 不明 乗員: 不明 エンジン出力: 850hp(ディーゼル) 速度: 不明
武装: 130mm砲(艦船用) *1
装甲: 不明ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/5/10更新)
SU-122 自走砲 1943年型
ドイツの突撃砲の影響を受けて開発された自走砲。
1942年10月に要求が提示され、同年中に生産が開始されている。
主砲の122mm砲は短砲身で低初速なため対戦車能力が低かったが、非装甲目標に対する攻撃力には優れ、歩兵支援に活躍した。
また、SU-85の登場後は、SU-85の設計を流用した1944年型が生産されている。
重量: 30.9t 乗員: 5名
エンジン出力: 通常400hp 最大500hp (ディーゼル) 速度: 55km/h
武装: 22.7口径122mm車載榴弾砲「M-30S」 *1
装甲: 前面-45mm(40度傾斜) 側面-40-45mm 背面-45mm ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/5/10更新)
SU-85 自走砲 
SU-122に続いて開発されたソ連版突撃砲。
1943年に現れ始めたパンターやティーガー等ドイツの新型戦車に対抗するため、対空砲をベースに開発された85mm砲を搭載していた。
基本的な設計はSU-122とほとんど同じだが、主砲の換装に伴う防盾の小型化のため前面の様子は大きく変わっている。
その他、戦闘室上面のレイアウトの変更も目立つ。
SU-85は1943年8月の生産開始後、ドイツの新型戦車に対する切り札として活躍し、T-34-85の登場した後も1944年末まで生産が続けられ、2654両が完成している。
重量: 29.2t 乗員: 4名
エンジン出力: 通常400hp 最大500hp (ディーゼル) 速度: 47km/h
武装: 51.6口径88mm戦車砲「D-5S」 *1
装甲: 前面-45mm(40度傾斜) 側面-40-45mm 背面-45mmページのトップへ戻る
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ねこくん
(2004/9/25更新)
KV-3 
Object220(KV-3)
KVの車体を転輪1個分延長し、さらに強力な装甲と、85mm戦車砲F-30、850hpのエンジンを搭載した、KVの強化型。
試作車数両が完成したが、独ソ戦が始まったため、開発中止。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/11/17更新)
KV-7ヴァリアント1 
Object227(KV-7) ヴァリアント1
この自走砲は、単純な形状の固定式戦闘室を持っており、一見したところ、普通の自走砲のようであったが、複数の砲を搭載するというかなり怪しい代物であった。
76.2mm砲1門と45mm砲2門を搭載する「ヴァリアント1」と呼ばれる型と76.2mm砲を2門搭載する「ヴァリアント2」と呼ばれる型が作られたが、砲が多ければ強いということではないことは、SMKやT-100の失敗とKVの成功で既に証明されており、さらにはスターリン書記長も多砲身自走砲の有効性を疑問視しており、このような時代遅れな自走砲が採用されることは無かった。ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/11/17更新)
KV-7ヴァリアント2 
Object227(KV-7) ヴァリアント2ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/3/13更新)
KV-13 
Object233(KV-13 試作中戦車)
重戦車と中戦車を統合した中型汎用戦車で、IS重戦車のベースになった試作車。
内部スペースを切り詰めることで車両の構成に必要な装甲板の面積を減らし、その分装甲を厚くすることで、軽量かつ重装甲の車両を目指した。
最初の試作車は1942年春に完成したが、まだ技術的に未熟で不具合が続出した。
その後改良が続けられ、IS重戦車の直前の段階であるObject233とObject234に発展した。
重量: 32t 乗員: 3名 エンジン出力: 600hp(ディーゼル) 速度: 55km/h
武装: 41.5口径76mm戦車砲 *1 7.62mm機関銃 *2
装甲: 砲塔-85mm / 車体前面-120mm 側面-75mmページのトップへ戻る
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酒匂135 (2002/11/2更新)
JS-1 
鹵獲したドイツの新型戦車に、従来のKV-1が対抗できないことが明らかとなったため、以前不採用となった試作戦車KV-13をもとに開発された。名前はイォシフ・スターリンの頭文字から取られている(ロシア文字を直訳してIS-1とも表記される)。
76mm砲より強力な85mm砲D-5Tの搭載を予定して設計されたが、開発中に中戦車T34も85mm砲搭載が決まったため、本車にはさらに強力な砲を求められるようになり、JS-1はわずか一両のみの生産に終わった。
先に完成していた砲塔は、KV-1の車体に載せられKV-85として使用されている。ページのトップへ戻る
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酒匂135 (2002/11/3更新)
JS-2m 
新たにJSが搭載すべき砲には、新開発の100mm砲D-10と122mm軍団砲A-19が候補に挙げられた。しかし100mm砲は従来の弾薬体系にない砲弾を使用するため、生産・補給に難があるのに対し、122mm砲は広く使われ砲身の供給も容易であったため、新型JSには122mm砲が選定された。(A-19は隔螺式だったが、量産車にはより操作性の高い鎖栓式のD25-Tが搭載された。)
のちに、KV-13以来の車体正面の切り立った形状が、なだらかな曲線を描くように改良された。また、85mm砲用だった防盾が、より幅広のものに変更され、ペリスコープも新型に置き換わった。この型は、JS-2m(またはJS-2 1944年型)と呼称されている。ページのトップへ戻る
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酒匂135 (2002/11/4更新)
JS-3 
JS-2mの生産と平行して、JS-2の防御力をさらに向上した「キーロヴェッツ1」の試作が開始された。避弾径始を徹底した結果、砲塔はお椀を伏せたような半球形に成形され、車体正面は中央が尖り砲弾を左右へ弾く形状になった。
この特異な砲塔はつづいて開発されるソ連戦車の嚆矢となり、また諸外国の戦車設計にも大きな影響を及ぼしたが、JS-3自体は量産開始当初に機械的故障が頻発し、その威力を発揮できなかった。ページのトップへ戻る
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川邑榊
(2005/4/22更新)
T-72B(Объект-184) 
 T-72(オブイェークト-172)は、125mm滑腔砲と自動装填装置、複合装甲等を盛り込みつつも、T-54/55、T-62といったソビエト戦車の拡大発展型として開発された。
結果として、新規技術を積極的に採用して高性能戦車を目指したものの成功作とは言えなかったT-64に対し、価格と性能のバランスの取れた戦車となり、1971年よりT-55といった旧式戦車を代替するために大量生産された。
また、同盟国および友好国への輸出・供与用として輸出型が開発・生産されると共に、ライセンス生産も行われた。
 T-72は、中東での戦訓や西側戦車の発展に対するための改良が続けられた。
T-72A(オブイェークト-174)では装甲が強化され、ステレオ式測距儀をレーザー測距儀に変更、スモークディスチャージャー、ゴム製サイドスカートの装備がされた。
T-72B(オブイェークト-184)では、西側各国の新型主力戦車に対抗する為、砲腔内発射ミサイルが採用され、砲塔の複合装甲が更に強化されるとともに、爆発反応装甲 コンタクトが装着され防御力の強化がなされた。
 西側各国軍の恐怖の対象となっていたT-72であるが、湾岸戦争において、複合装甲を使用していない、もしくは射撃装置のグレードが劣る輸出型、いわゆるモンキーモデルではあったが、米英の戦車にほぼ一方的に撃破されたことで、その評価を地に落としてしまう。それでも、T-72はライセンス生産も含めた総数で5万両以上が生産されているという。
全長:9.53m 全幅:3.46m 全高:2.226m 重量:44.5t
V-84-1ディーゼル:840hp
最高速度:60km/h
武装
 62口径125mm滑腔砲 D-81TM
 砲発射ミサイル 9M120 スヴィリ(AT-11 スナイパー)
 12.7mm機関銃 NSVT
 7.62mm同軸機銃 PKT
乗員:3名 ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2006/06/18更新)
BM-8-24自走ロケット発射機
82mmロケット弾M-8の発射装置。
8は弾丸の直径が8cmであることを示し、24は24連装型であることを表している。
BM-8には、この他に36連装のBM-8-36や48連装のBM-8-48などの ページのトップへ戻る
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ねこくん
(2002/11/17更新)
BM-13 
BM-13カチューシャロケットページのトップへ戻る
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ねこくん
(2003/1/15更新)
Tsar 
レベデンコ戦闘車 戦車のツァーリ
巨大な車輪で敵の潜む塹壕にのしかかり、頭上から敵を攻撃することを目的に作られた車両。
塹壕戦の必殺兵器として期待されていたらしい。
1917年に設計され、1922年には試作車が完成し、試験も行なわれたらしいが、被弾に弱く実用性にも乏しいと判断され計画は中止になった。ページのトップへ戻る