紙屑買いの57000おまけ
南満洲鉄道株式会社(通称満鉄)の株券を買った。サブタイトルに<紙屑>と書いた通り、今時こんなモノを持っていたとて、<あじあ号>の一等車はおろか、マイクロエースのNゲージすら優待価格で手に入れる事も出来ない。
しかし、この先<株券>なんぞを入手するようなお金が入るアテも無いので、後学のために入手した次第である。
現物はお札のような質感を持っている(透かしもある)。債券であるからアタリマエか(笑)。困った事に10株券なのに一回分の支払いしかなされていない。これでは良くて2株だ。下手をすれば換金しようにも「払い込みがあと4回残ってますねえ」と門前払いされかねない有様である。まさに<紙屑>だ。
しかし、冗談の解る読者諸賢であれば、お一方くらいは、飲み代一回分と引き替えていただけるものと信じている(笑)。
で、例によって「値段の風俗史」を引っ張り出してみると、払い込み済みの100円相当の品物として、120フィルム:87本、ゴールデンバット:1111個、英国生地オーダーメイド背広:1着、自転車:1台、金地金:21グラム
と云う塩梅であった。
ちなみに平成13年に私がこの<紙屑>を古書店で買い求めた時の価格は、ゴールデンバット22個相当である(笑)。
なんでまた、こんな珍妙なモノを手に入れてしまったか、と云えば、株券の下に描かれた<あじあ号>目当てなのである。と云うわけでおまけのおまけとして、<あじあ号>を拡大して終わりとする。