二式復座戦闘機『屠龍』について : 屠龍愛好家(01/7/31 11:56)
Re:二式復座戦闘機『屠龍』について : Jack&Betty(01/8/2 21:03)
Re[2]:二式復座戦闘機『屠龍』について : 赤頭(01/8/5 11:08)
Re[3]:二式復座戦闘機『屠龍』について : Jack&Betty(01/8/6 20:58)
Re[4]:二式復座戦闘機『屠龍』について : roht(01/8/9 21:03)
Re:屠龍の武装 : ささき(01/8/10 03:49)
Re[2]:屠龍の武装 : roht(01/8/10 14:18)
Re[5]:二式復座戦闘機『屠龍』について : Jack&Betty(01/8/10 19:27)
Re[6]:二式復座戦闘機『屠龍』について : 土屋二飛曹(01/8/10 23:49)
Re[6]:二式復座戦闘機『屠龍』について : FJ1(01/8/21 01:11)
[投稿者削除] : FJ1(01/8/21 01:33)
Re:二式復座戦闘機『屠龍』について : KI−100(01/8/3 20:57)
Re[2]:二式復座戦闘機『屠龍』について : 屠龍愛好家(01/8/6 13:30)
Re[3]:二式復座戦闘機『屠龍』について : KI−100(01/8/6 23:59)
Re:二式復座戦闘機『屠龍』について : P-kun(01/8/6 18:43)
アメリカ人の見た『屠龍』 : ささき(01/8/10 03:58)


5839 Root [5841] [5842] [5845]
二式復座戦闘機『屠龍』について
屠龍愛好家(01/7/31 11:56)

私、この屠龍という飛行機が好きなんです。双発戦闘機ブームで開発されたが、爆撃機護衛の任務には使えず、結局対爆撃機迎撃や、地上攻撃という本来とは異なる任務についた。しかし、海軍の月光の影に隠れるためかあまりにも存在感が薄く、駄作機扱いされている記述すら見かけます。確かに傑作機というわけではないと思いますが、夜間B−29迎撃や、地上攻撃にも活躍したとも言われます。
しかし、屠龍が活躍する戦記を見たことがありません。本当に活躍したんでしょうか?また、
やはり駄作機なのでしょうか?なにか、こう普段影の薄い屠龍についての熱い議論をお願いしたいのですが。AnsQで書いた方が良いですか?


5841 [5839] [5843]
Re:二式復座戦闘機『屠龍』について
Jack&Betty(01/8/2 21:03)

私も屠龍は好きです。
で屠龍に関する本があったはずだったので部屋中探したのですが(確か朝日ソノラマの本)
見つからなかったので記憶モード&私見で書きます。
>海軍の月光の影に隠れるためかあまりにも存在感が薄く、
どちらも似たり寄ったりですよね。月光が特に際立ったわけではなく、ほとんど同じような
流れで本土防衛機として活路を見出しています。

1、複戦という機種をうまく扱えなかった(戦闘機搭乗員は機動に優れた単戦を望む)
2、速力・高空性能が不足していた。


複戦はあくまでも複戦である。という位置付けをしないものだから、
単戦あがりの搭乗員は
「単戦とは戦えない」「鈍重で使い物にならない」となるが
双軽など爆撃機上がりの登場員は
「さすが戦闘機」「これならいける」
となります。
速力が小かつ機動力に欠ける点が純粋の戦闘機乗りにとっては不満が大きいのはわかります。
また、双発という機種になれていない部分もあると思います。


これが屠龍・月光の一皮剥けなかった一番の要因と思います。
単戦とくらべ格闘力が無いのであれば、どこか他の部分で利点があれば
良いのですが、それが無かった。
米のP38のように一芸に秀でていればよかったのですがね。

ちなみに、100式司偵V斜銃タイプは、最大速力はあったが機動が戦闘機のようには
できず、不評を買っています。

屠龍・月光をみて空力的(力学のことはわかりません。純粋に形を見てなんですが)
にみて劣っていたとは思えません。機体側より発動機に弱点があったと思っています、
その辺りを乗り越えたものがキ96でしょうが、私的にキ83の方が・・。

長々と書いてしまいましたが、屠龍は過渡期の産物であったと思いますが
存在感が薄かった機材とは思いません。第一線で活躍してましたもの。


5843 [5841] [5846]
Re[2]:二式復座戦闘機『屠龍』について
赤頭(01/8/5 11:08)

>jack&bettyさん

> 単戦あがりの搭乗員は
> 「単戦とは戦えない」「鈍重で使い物にならない」となるが
> 双軽など爆撃機上がりの登場員は
> 「さすが戦闘機」「これならいける」
> となります。

お待ちください!爆撃機上がりの戦闘機のりがいたんですか?初耳です。


5846 [5843] [5848]
Re[3]:二式復座戦闘機『屠龍』について
Jack&Betty(01/8/6 20:58)

> お待ちください!爆撃機上がりの戦闘機のりがいたんですか?初耳です。

記憶違いだったかなぁ。。と思って部屋中探しまくってやっと発見しました。
朝日ソノラマ「屠龍」によると
飛行第四十五戦隊は九九双軽から屠龍へ機種改変しています。
やはり単戦→複戦の搭乗員とは対照的な意見が多かったようです。


5848 [5846] [5849] [5853]
Re[4]:二式復座戦闘機『屠龍』について
roht(01/8/9 21:03)

>> お待ちください!爆撃機上がりの戦闘機のりがいたんですか?初耳です。
>
> 飛行第四十五戦隊は九九双軽から屠龍へ機種改変しています。
> やはり単戦→複戦の搭乗員とは対照的な意見が多かったようです。
>
 飛行第四十五戦隊は確かに、九八軽→九九双軽→二式複戦→キ102 と機種改変をしておりますが、この戦隊の二式複戦は、「二式複座戦闘機改(二式複戦改)」 あるいは「二式双発襲撃機(二式双襲)」と呼ばれた襲撃機型でした。昭和19年2月10日比島のクラーク基地に到着しました。
 
 従って、飛行第四十五戦隊は、あくまで軽爆の戦隊とは考えるべきだと思われます。対潜哨戒、対潜警戒、船団援護等も任務としました。
 
 この二式複戦の装備は、はじめは50〜60kg爆弾X4、もしくはタ弾X4、35mm砲(対地、対艦)。のちに、250kg爆弾X2。でした。


5849 [5848] [5851]
Re:屠龍の武装
ささき(01/8/10 03:49)

>  この二式複戦の装備は、はじめは50〜60kg爆弾X4、もしくはタ弾X4、35mm砲(対地、対艦)。のちに、250kg爆弾X2。でした。
僭越ながら「37mm砲」ですね(^^;)。腹部に手動装填の 94 式戦車砲を搭載したタイプと、機首に自動装填のホ 203 機関砲を搭載したタイプがありました。
屠龍の武装はやたらにバリエーションが多く、私も把握しきっていません(^^;)


5851 [5849] なし
Re[2]:屠龍の武装
roht(01/8/10 14:18)


> 僭越ながら「37mm砲」ですね(^^;)。

37mm砲でした。写し間違えました。ささきさん、有難うございます。(歳をとるとボケてきて....堪忍してくださいまし。)


5853 [5848] [5854] [5925] [5927]
Re[5]:二式復座戦闘機『屠龍』について
Jack&Betty(01/8/10 19:27)


>  飛行第四十五戦隊は確かに、九八軽→九九双軽→二式複戦→キ102 と機種改変をしておりますが、この戦隊の二式複戦は、「二式複座戦闘機改(二式複戦改)」 あるいは「二式双発襲撃機(二式双襲)」と呼ばれた襲撃機型でした。昭和19年2月10日比島のクラーク基地に到着しました。
 
>従って、飛行第四十五戦隊は、あくまで軽爆の戦隊とは考えるべきだと思われます。

ありがとうございます。
爆弾搭載量は小だが機動力と速度が上の二式複戦を軽爆部隊で使用した。という要素が強いですね。
その後のキ102も乙型なんでしょうね。

爆撃機上がりの純粋な戦闘機乗りっていないものなんでしょうか?
単発の海軍機になってしまいますが、艦爆乗りなら戦闘機もいけそうな気もするのですが。。


5854 [5853] なし
Re[6]:二式復座戦闘機『屠龍』について
土屋二飛曹(01/8/10 23:49)


> 爆撃機上がりの純粋な戦闘機乗りっていないものなんでしょうか?
> 単発の海軍機になってしまいますが、艦爆乗りなら戦闘機もいけそうな気もするのですが。。

門外漢ですが一言。
"純粋な戦闘機乗りのイメージ"がいろいろあると思うのですが、海軍の月光の場合は遠藤幸男中佐が艦攻出身、小野了中尉・工藤重敏少尉をはじめとするほとんどの搭乗員が艦爆出身です。
鵄部隊で有名な321空飛行隊長だった下田大尉も真珠湾攻撃では飛龍の艦爆分隊士でした。
また、単座の戦爆のパイロットも艦爆出身者です。


5925 [5853] なし
Re[6]:二式復座戦闘機『屠龍』について
FJ1(01/8/21 01:11)

> 爆撃機上がりの純粋な戦闘機乗りっていないものなんでしょうか?

かの有名な244戦隊長小林少佐は軽爆乗りからの転向だったと思います。開戦時には四十五戦隊だったかと


5927 [5853] なし
[投稿者削除]
FJ1(01/8/21 01:33)

投稿者によって削除されました。(01/8/21 01:33)


5842 [5839] [5844]
Re:二式復座戦闘機『屠龍』について
KI−100(01/8/3 20:57)

> しかし、屠龍が活躍する戦記を見たことがありません。
光人社NF文庫「B29撃墜記」樫出勇著
朝日ソノラマ文庫「双発戦闘機屠龍」渡辺洋二著


5844 [5842] [5847]
Re[2]:二式復座戦闘機『屠龍』について
屠龍愛好家(01/8/6 13:30)

>> しかし、屠龍が活躍する戦記を見たことがありません。
> 光人社NF文庫「B29撃墜記」樫出勇著
> 朝日ソノラマ文庫「双発戦闘機屠龍」渡辺洋二著
>

ありがとうございます。探してみます。
朝日ソノラマって絶版でしたっけ?


5847 [5844] なし
Re[3]:二式復座戦闘機『屠龍』について
KI−100(01/8/6 23:59)

> 朝日ソノラマって絶版でしたっけ?
文春文庫「死闘の本土上空」渡辺洋二著なら発売されたばかりです。


5845 [5839] [5850]
Re:二式復座戦闘機『屠龍』について
P-kun(01/8/6 18:43)

屠竜は何だかんだいっても対地攻撃機として、
またある時は対爆撃機用として活躍してますよ。
屠竜の相手は隼や鐘馗では撃墜が難しいB24やB17相手です。
役に立たなかったとはこれっぽっちも感じえません。むしろよくやったと誉めてやりたいくらい
活躍しているといえるのではないでしょうか?
その生産機数からいっても、役に立たなかったとは思えないほど生産しています、
朝日ソノラマだけでなく、世傑にもその一端がうかがえると思います。
むしろ少数しか生産されず、屠竜とくらべ速力も小さく、夜戦としかまともに活躍しえなかった
月光と一緒にされると屠竜がかわいそうではないでしょうか?
決して傑作機ではありませんが、凡作機として、飛行特性も悪くなくペイロードも大きい
屠竜はBf110と並んで多用途機として活躍した機体として評価していいと思います。
まあ、裏を返せば屠竜程度の機体でも、変なクセさえなければ
それなりに活躍しえるといった見本でしょう(^^;


5850 [5845] なし
アメリカ人の見た『屠龍』
ささき(01/8/10 03:58)

アメリカの文書で屠龍についての記述を読むと、まず「双発機離れした運動性」を強調しています。次に「日本機にしては防弾が充実している」「対重爆用に大口径砲を搭載したタイプがある」「速度・上昇力は平凡だった」「末期は特攻作戦に使われた」といった記述が続いています。日本で不評だった運動性が高く評価されているのが皮肉ですね。


FlasH BBS Pro v1.41 [Shigeto Nakazawa]