戦争映画における言語 : やまぐ(01/2/19 23:49)
Re:戦争映画における言語 : いおーじま(01/2/20 02:00)
例えば、「大脱走」(ネタバレ有り升) : 雪風2(01/2/20 10:07)
マルチ言語戦争映画 : SHI(01/2/20 12:11)
いずれにせよ、アメリカでは : 雪風2(01/2/20 11:44)
Re:いずれにせよ、アメリカでは : やまぐ(01/2/20 20:20)
Re:戦争映画における言語 : ウマシカオ(01/2/20 14:16)
中国語訛りの日本語(ゴミ) : ささき(01/2/21 04:30)


4839 Root [4843] [4850] [4852] [4858] [4882]
戦争映画における言語
やまぐ(01/2/19 23:49)

先日「ENOLA GAY」という映画を見たのですが、日本兵を演じている役者も英語で話していました。そう言えば「沈黙の鉄橋」という中国映画では日本兵も中国語のセリフを話し、「パンツァー」というドイツ映画ではドイツ兵が英語でのセリフ(訛ってた)でした。リアリティー云々ではなく、味わい深いものとして鑑賞するのがベストなのでしょうか。


4843 [4839] なし
Re:戦争映画における言語
いおーじま(01/2/20 02:00)

>リアリティー云々ではなく、味わい深いものとして鑑賞するのがベストなのでしょうか。
私としては、ジャンヌダルクが英語喋ってたり、ローマ人が英語を喋っているのは確かに違和感を感じますが、そういうものだと割り切ってます。実際、日本でも時代劇の台詞は似たようなものですし。
あっと、話題は現代を舞台にした戦争ものですね。日本のほとんどの実写作品は几帳面に英語を喋る人は英語を喋り字幕がでます。
やっぱり理想論としては、各国人がそれぞれの言語を使っている、ですね。確か洋物戦争映画でそういうのがあったと思いますが名前をど忘れしました。


4850 [4839] [4853]
例えば、「大脱走」(ネタバレ有り升)
雪風2(01/2/20 10:07)

有名な映画ですから、御存知かもしれませんが・・・。

捕虜収容所から脱走した連合軍士官が旅行客を装って列車に乗る
シーンがあります。

連合軍士官は検問官に対して流暢なドイツ語で対応し、上手く
切り抜けて列車に乗り込もうとしたその際に、さり気なく検問官は英語で
“Good luck.”
これを受けた連合軍兵士は反射的に
“Thank you.”
ハッ、と気付いて逃亡を図ろうとしますが・・・

こういった小技もありますね。


4853 [4850] なし
マルチ言語戦争映画
SHI(01/2/20 12:11)

古い映画で恐縮ですが、マルチ言語戦争映画というと、『史上最大の作戦』ではないでしょうか。戦争映画なのに喋っているシーンが非常に多いこの映画では英、米、独、仏の人間はそれぞれの言葉で喋っています。米第82空挺師団のスティール一等兵が降下前に『ボンジュール マドモワゼル』とフランス語でナンパの練習をするシーンは続く凄惨な教会広場への降下シーンと対照的。米第一師団選抜のレンジャーによるオック岬の砲台攻撃でドイツ兵が手を上げて『Bitte Bitte』というのを一瞬で射殺して『Bitteって何だ?』というシーンがありますが、このパターンは、『ライアン二等兵の救出』のオマハ・ビーチにも使われています。また、この『ライアン二等兵の救出』もドイツ兵はドイツ語をしゃべり、蓄音機のエディット・ピアフはフランス語で歌い、アパム伍長は英、仏、独の三カ国を使い分けています。余談ですが、冒頭のノルマンディの米兵墓地のシーンでのライアン家の人々は服装からして典型的な『ヨーロッパにおけるアメリカ人観光客』として描かれています。スピルバーグは結構細かいのです。
マーケット・ガーデン作戦を描いた『遠すぎた橋』でも英語、米語、いろんな訛りのある英語、独語が使われています。この映画のショーン・コネリーは思いっきり故郷のスコットランド訛りを出しているそうです。(彼がイングランドのエリート階級出身であるジェームズ・ボンドを演じた時、ボンドがあんな訛りのある英語を話すわけがない、という批評があった)またこの映画では英語と米語の違いに関するギャグ(顔も知らない友軍に呼びかけるのに、Mr(姓)か、ファーストネームか。米将校が、英軍に呼びかけるときはPleaseをつけろよと部下に言うとか)も出てきました。
逆の設定では、題名忘れましたが、三船敏郎とリー・マービンが太平洋の孤島に漂着してやりあうという映画ではお互いに相手の英語、日本語は全く判らないという設定でしたが、帝国海軍将校が英語を片言も解さないという設定はおかしいという批評もありました


4852 [4839] [4873]
いずれにせよ、アメリカでは
雪風2(01/2/20 11:44)

字幕版だと、極端に客の入りが悪くなるそうです。


4873 [4852] なし
Re:いずれにせよ、アメリカでは
やまぐ(01/2/20 20:20)

おお、そうなんですか。違和感よりも分かりやすさということなんでしょうかねえ。
 まあ外国兵の話す日本語にも味わい深いものがあって、高倉健が出演していた映画(題名忘れました)では、警戒している日本兵に向かって草むらに隠れていたアメリカ兵が「オレタチハテキジャナイヨ」とケント・デリカット風のアクセントで叫び、それを聴いて警戒を解いた日本兵にズドンというシーンがありました。なかなか侮れません。


4858 [4839] なし
Re:戦争映画における言語
ウマシカオ(01/2/20 14:16)

私、「Enola Gay」って見てないからエラそうなこといえないけど、日本兵と米兵が直接カラむシーンがなければ、方便として許していいな。スピルバーグの「1941」みたいに日米の会話が絶妙な味を出しているシーンがあるともう、ちゃんと日本人は日本語しゃべって、怪しい英語をしゃべってもらわにゃあ。「もしもし亀よ」が妙におかしいんですわ。


4882 [4839] なし
中国語訛りの日本語(ゴミ)
ささき(01/2/21 04:30)

VMF-214 を扱ったTVドラマ The Black Sheep の再放送を時々観ているのですが、先日は日本パイロットに珍しく台詞がありました。

「テキーダ!タイヨー、ノナカニ、イルーゾ!(敵だ!太陽の中に居るぞ!)」

この回では酒癖の悪い腕利きの兵装員が営倉に入れられてしまい、機銃のジャムが頻発して零戦(テキサン)に惨敗するという筋だったのですが、損害を出して撤退する F4U を見送りながら日本パイロットは

「ヨカー、ヨカーネ(良か、良かね)」

一体誰が書いた脚本なのか、スタッフの中に一人でも日本人の知り合いは居なかったのか?バカバカしいというか、思わず吹き出してしまいました。


FlasH BBS Pro v1.41 [Shigeto Nakazawa]